演じられたタイムトラベル の商品レビュー
土橋真二郎さん初読み『演じられたタイムトラベル』の概要と感想になります。 概要です。 気づいた時には見知らぬ天井の下で俺は寝ていた。ここは病院か? 監禁された7人の元サークルメンバーは、未完のゾンビゲームを完成させるプレイヤーとしてデスゲームに参加する。過去を塗り替えることは許...
土橋真二郎さん初読み『演じられたタイムトラベル』の概要と感想になります。 概要です。 気づいた時には見知らぬ天井の下で俺は寝ていた。ここは病院か? 監禁された7人の元サークルメンバーは、未完のゾンビゲームを完成させるプレイヤーとしてデスゲームに参加する。過去を塗り替えることは許されず、生き残るエンディングを目指して断片的なシナリオを補完していく。 感想です。 12年前の作品ですが近年話題となった『方舟』や『屍人荘の殺人』に似た要素があり、直近で読了した竜泉家シリーズにも近い面白さを感じました。土橋真二郎さんは初読み作家さんですが、他のデスゲーム作品も読んでみたいなと楽しみが増えて嬉しい限りです♪
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何者かによって強制的に閉鎖空間へと拉致された人々。 オープニングはミステリーやホラー小説でもよくある状況設定だ。 何故自分たちは拉致されたのか? 何故このメンバーだったのか? 拉致した目的は何か? 考える間もなく朝倉たちはゲームに強制的に参加することになる。 些細なミスも死へとつ...
何者かによって強制的に閉鎖空間へと拉致された人々。 オープニングはミステリーやホラー小説でもよくある状況設定だ。 何故自分たちは拉致されたのか? 何故このメンバーだったのか? 拉致した目的は何か? 考える間もなく朝倉たちはゲームに強制的に参加することになる。 些細なミスも死へとつながる。 朝倉は理不尽なゲームをこなしながらも、主催した人間の意図を考え続ける。 ゲームそのものはルールにのっとりフェアに進行されるのでは?と結論づけた朝倉が最後に下したあるひとつの判断。 それは、例えていうなら予期せぬ事故に遭遇した人間が選ぶ緊急避難ともいえるものだったのだろう。 ゲームの構成、設定、基本的なルールはよく考えられている。 攻略の鍵となるある事実を見つけ出すために、そのあたりは手を抜くことなく構築する必要があったのだろう。 ゲームが佳境を迎える後半部分。 平面上で行なわれているゲームにも関わらず、階層型のゲームとして認識しなければならないため、とてもわかりにくかった。 その点だけが少し残念だった。
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本著者の「殺戮ゲームの館」「生贄のジレンマ」に続くシリーズ3作目。 シリーズと言っても各作品の独立性は高く、共通しているのは、 このデスゲームの胴元と思しき存在の影のみ。 今作のポイントは、デスゲーム企画者(胴元ではない)と、 デスゲームに巻き込まれたメンバーに共通点を持たせることで、 デスゲームの謎解きというレイヤーに加え、何故巻き込まれたのか?という 謎解きも加わり、物語の構成に厚みが出ているところ。 惜しむらくは、デスゲームがかなり複雑な内容となっており、 挿絵があっても、理解がなかなか難しいところ。 登場人物には、一つのフロア(平面上)が各フロアを示すスペースに 区切られ、それを立体構造として振る舞うよう求められたり、 連続しない時間軸を演じるルールなど、かなりの想像力が求められる。 全部読み解くと凝った作りに感心させられるが、難易度は高めか。 最後は各人が凶器を持たされる、文字通りのデスゲームになるので、 緊迫感はなかなかの内容です。
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自分を犠牲にしてでも 他人の事を優先する ことを、強要する。 土橋さんの書く本 よくワンパターンにならないなって 思う。 面白いしね。 リアルだから、自分だったら… って、考えちゃう…
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【あいつむぎ2013年10月陳列】2013.10.22 推薦者:ジュジュ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-334.html)
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密室、死の恐怖、人間関係崩壊 過去の作品同様にやってる本質は同じ ただ、架空のゾンビゲームを想像力で補ってするという演出なので、ゲームの条件というか説明がちょっとめんどくさい 殺戮館で人狼をモチーフにしたように、シンプルなルールならいいんだろうけど、今回は地図やら時間軸やらエレ...
密室、死の恐怖、人間関係崩壊 過去の作品同様にやってる本質は同じ ただ、架空のゾンビゲームを想像力で補ってするという演出なので、ゲームの条件というか説明がちょっとめんどくさい 殺戮館で人狼をモチーフにしたように、シンプルなルールならいいんだろうけど、今回は地図やら時間軸やらエレベータやらも入り混じっているので理解するのがなかなか難しい あと、今までは「なんでこんな舞台が設定されたのか?」という疑問がぶん投げっぱなしで終わってたけど、今回はその説明とかエピローグをちょっと頑張ってたのは評価できる ただ、かえってチープな印象を受けてしまった感もある 裏の組織の存在が明らかになる日がいつかくるんですかね?
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主人公の朝倉は目覚めると知らない場所に閉じ込められていて、首にはワイヤーが巻かれていた。 この世界は自分らが制作したゲームの世界で、矛盾を起こせば死につながる。 土橋さんの好きな脱出ゲームもので、自分は「殺戮ゲームの館」と「楽園島からの脱出」に続く3作目。 もともと土橋さんの文...
主人公の朝倉は目覚めると知らない場所に閉じ込められていて、首にはワイヤーが巻かれていた。 この世界は自分らが制作したゲームの世界で、矛盾を起こせば死につながる。 土橋さんの好きな脱出ゲームもので、自分は「殺戮ゲームの館」と「楽園島からの脱出」に続く3作目。 もともと土橋さんの文章は癖があって、若干くどいが、世界設定がシンプルなので読んでいて苦にならなかったけど、今回はちょっとダメだった。 閉じ込められるという非現実的な出来事にゾンビやらタイムトラベルやらというさらに非現実的な空間にいれたのでゴチャゴチャ。 脱出の条件もちょっとわからなくて途中で時間が空くと前でどうだったかと忘れてしまう。
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クローズドサークル×ゾンビ×タイムトラベルもの(ただし後者2つは架空) 密室に集団が連れてこられ、命をかけたゲームをやらされるよくある展開。ベタでいいんですよ……ってことかな。 タイムトラベルと方眼の部屋、カード等のアイテムからか主人公たちの置かれた状況がうまく頭に描けない所がい...
クローズドサークル×ゾンビ×タイムトラベルもの(ただし後者2つは架空) 密室に集団が連れてこられ、命をかけたゲームをやらされるよくある展開。ベタでいいんですよ……ってことかな。 タイムトラベルと方眼の部屋、カード等のアイテムからか主人公たちの置かれた状況がうまく頭に描けない所がいくつかあった(特に終盤) 読み終えた感じはいつもの土橋真二郎……あれ?エピローグが割としっかりしてる? って感じだった。 映像化とかしたら部屋真っ暗だし、床のマスにそって歩いてるだけだし、ほとんど同じ部屋だし……低予算ですみそう。映像生えしないだろうけど。
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基本的には同じスタイルの「生贄のジレンマ」「殺戮ゲームの館」は好きだったのだが、本作はイマイチ。 タイムリープの時間軸を理解するのがややこしく、また、現実の風景に置き換えると、結局何もない空間で「そこにあるつもり」で演じてるだけなんだよなー、と思うと、結構無理があるように思えて来...
基本的には同じスタイルの「生贄のジレンマ」「殺戮ゲームの館」は好きだったのだが、本作はイマイチ。 タイムリープの時間軸を理解するのがややこしく、また、現実の風景に置き換えると、結局何もない空間で「そこにあるつもり」で演じてるだけなんだよなー、と思うと、結構無理があるように思えて来る。
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うーん。こういう話きらいじゃないんだけど、設定がややこしくて、読むのが疲れてしまった。 密室から脱出する話ってのは面白そうと思ったんですが、私には合わないはなしだったのかなぁ
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