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残り火 の商品レビュー

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10件のお客様レビュー

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2023/12/08

読むのがやめられず、一気読みでした。小杉健治さん最近は時代物が多くなっているようですが、この作品は定番の法廷ミステリーでした。やはり法廷物を書かせたら天下一品ですね。熟年の恋愛感情もおり込みながらハラハラドキドキの展開です。妻を亡くした弁護士の再起をかけた法廷での弁護がいいですね...

読むのがやめられず、一気読みでした。小杉健治さん最近は時代物が多くなっているようですが、この作品は定番の法廷ミステリーでした。やはり法廷物を書かせたら天下一品ですね。熟年の恋愛感情もおり込みながらハラハラドキドキの展開です。妻を亡くした弁護士の再起をかけた法廷での弁護がいいですね。ええ〜この人が犯人と思わず声に出してしまいそうなドンデン返し、犯人になってほしくないと思って読んでいましたね。傑作、傑作です絶対読む価値ありです。ほんとうに考えさせる凄い作品でした。

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2018/10/09

法廷ミステリー。連続殺人事件の被告、冤罪事件後に自殺した息子と被告を重ね助けたいと願う依頼人と弁護士。オチを予測せずに読み進めていたのでラストに驚愕。最近小説ばかり読んでて読書で頭使ってないな。

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2015/12/01

伊東四朗主演のテレビドラマを鑑賞。主演の伊東さんをはじめ、山中崇さん、渡辺いっけいさんも好演。山中崇さんの法廷シーンは心に残りました。 ストーリーも論理的破綻をさせず、視聴者に最後まで結末を予想させない良い構成でした。

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2015/08/30

2015.08.27 冤罪によって息子を亡くし、妻と別れた男が母親に親切にしてくれた息子と同世代の男性の冤罪を息子の冤罪を取り払ってくれた弁護士とともに晴らしていく。結末はなんと•••。久しぶりの小杉健治の本、面白かった!

Posted byブクログ

2014/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【残り火】 小杉健治さん 痴漢の冤罪により職も恋人も失い、絶望のあまり自ら命を絶った孝之。孝之の父・孝久は息子の死後、妻とも別れ、老いた母と二人っきりの生活を営んでいた。彼は残りの人生を母の介護と、息子の人生を手記にまとめる作業ため早期退職を決めた。 彼が相浦純也と始めて会ったのは、母が買い物途中に怪我をし、純也が母を背負い自宅まで連れてきてくれた時であった。その純也が連続通り魔殺人事件の犯人として逮捕された。 状況証拠は極めて純也に不利だが、純也の無罪を信じて疑わない孝久は、息子の孝之の痴漢冤罪の無罪を勝ち取ってくれた水木弁護士に純也の弁護を依頼することを考える。水木弁護士の事務所を訪れた孝久は水木弁護士が妻に先立たれ、失意のあまり法曹界から退いている事実を知る。しかし、純也の無罪を晴らせるのは水木意外には居ないと考える孝久は何度も水木弁護士の自宅を訪ね、ついに水木弁護士に過去のつらい出来事から現在の冤罪問題へと目を向けさせるコトに成功する。水木は純也と接見し、純也の無罪を確信するが、自らを弁護する水木にさえも打ち明けられない秘密が純也にはありそのコトが純也を弁護する上で大きな障害となっていた。 ☆ 久しぶりの小杉さん。最後で大どんでん返し。。 特に「泣ける」という物語ではありませんでしたが、面白い物語でした。 また、「父からの手紙」のような感動できる作品を読んでみたいなぁ。。

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2013/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトル「残り火」は水木邦夫弁護士の再起を表して意味深い。真犯人は意外な人物であるが、それより連続殺人事件の被告人が口を閉ざして隠す秘密の方が驚きである。

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2013/04/03

冤罪による苦痛から息子を自殺で亡くしてしまった男と 最愛の妻を病気で亡くしてしまって厭世している弁護士が ある青年の冤罪事件を扱うことにより法廷で再生してゆくストーリー。 新聞記事を読み続けるように淡々とストーリは進み なおかつ、新たな疑問を孕み始める。 根底にある連続通り魔...

冤罪による苦痛から息子を自殺で亡くしてしまった男と 最愛の妻を病気で亡くしてしまって厭世している弁護士が ある青年の冤罪事件を扱うことにより法廷で再生してゆくストーリー。 新聞記事を読み続けるように淡々とストーリは進み なおかつ、新たな疑問を孕み始める。 根底にある連続通り魔事件がどうからんでくるのか、 読者は最後になって息をのむ展開に驚かされることでしょう。 法廷劇としては物足りない部分もありますし、 人物の視点が代わるという読みにくさもありましたが、 ミステリーとしては納得のいく内容でした。

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2013/02/26

自分の息子と境遇が似てるからといって、そこまでする!?!!っていうのが、ずーっと付きまとっていたが、ラストを読んで、そうか なるほどと思ったが、共感は全くできず。

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2013/01/14

法廷ミステリ。とある通り魔事件で逮捕された青年が冤罪であると信じる主人公と、弁護士の戦いの物語。妻を亡くして心を病んだ弁護士が自分の中の「残り火」に気づいて立ち直っていくさまは印象的です。 法廷でのやりとりは実にかっこよくて、面白いのだけれど。まさかこんな秘密が隠されていただなん...

法廷ミステリ。とある通り魔事件で逮捕された青年が冤罪であると信じる主人公と、弁護士の戦いの物語。妻を亡くして心を病んだ弁護士が自分の中の「残り火」に気づいて立ち直っていくさまは印象的です。 法廷でのやりとりは実にかっこよくて、面白いのだけれど。まさかこんな秘密が隠されていただなんて……! これには驚きでした。

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2012/11/27

法の元において無実を証明することが必ずしも正義だとは限らない、ということか。 罪を裁くことの難しさと感じる。 人を裁くのは法であるとしても、その判断をくだすのは、やはり人であって。そこに私情を入れるべきではないと、わかってはいるけれど、それでもなお、裁いて欲しくない、と思う罪もあ...

法の元において無実を証明することが必ずしも正義だとは限らない、ということか。 罪を裁くことの難しさと感じる。 人を裁くのは法であるとしても、その判断をくだすのは、やはり人であって。そこに私情を入れるべきではないと、わかってはいるけれど、それでもなお、裁いて欲しくない、と思う罪もあったりするわけで。 しかし、最後、驚いた。

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