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空想読解 なるほど、村上春樹 の商品レビュー

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2013/02/06

村上にとって、日本の近代社会とは効率を求めて、1つの価値観、1つの視点から人間を整列させるような社会であり、その1つの価値観に合わない人間は排除されてしまうような社会。 目に見えるものが本当のものとは限りません。ぼくの的はぼく自身のぼくでもあります。ぼくの中に非ぼくがいます。

Posted byブクログ

2012/12/01

「人は旭川で恋なんてするものかしら?」 この台詞は村上春樹のベストセラー作品「ノルウェイの森」からきた言葉である。自分の故郷であるため思わず「ドキッ」としてしまったが、村上春樹独特の「喩え」ということを割り切ればそうでもないのだが、それを真に受ける人であればいきり立ち、「もう村上...

「人は旭川で恋なんてするものかしら?」 この台詞は村上春樹のベストセラー作品「ノルウェイの森」からきた言葉である。自分の故郷であるため思わず「ドキッ」としてしまったが、村上春樹独特の「喩え」ということを割り切ればそうでもないのだが、それを真に受ける人であればいきり立ち、「もう村上春樹なんて読まない!」と叫ぶ人もいるだろう。 ともあれ、独特の喩えを使い、物語を紡ぐ村上春樹の世界に見入られた人は少なくない。それが数々のベストセラーを生みだし、栄誉を得続けているのは変えようのない事実である。 その村上春樹から生み出される「旭川」や「高松」をはじめとした「喩え」の謎について、自らの「空想」と舞台まで赴いての「取材」、さらには「歴史」をもとに解き明かしている、いわゆる「ガイド本」といえる一冊である。

Posted byブクログ