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バカを治す の商品レビュー

3.2

19件のお客様レビュー

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2023/10/20

適菜氏の歯に衣着せぬ記述は,自分自身の反省につながるように感じるので,適菜作品を固め読みしたが,その時期の事例について考察されていること以外はかなり重複している。これは「新しさがない」という言い方もできるが,保守からすれば当たり前ということになる。 本書は適菜作品の中でも入門的...

適菜氏の歯に衣着せぬ記述は,自分自身の反省につながるように感じるので,適菜作品を固め読みしたが,その時期の事例について考察されていること以外はかなり重複している。これは「新しさがない」という言い方もできるが,保守からすれば当たり前ということになる。 本書は適菜作品の中でも入門的な書き方になっていると思う。 ***** 「ただの風景画じゃないか」と思うかもしれないし、ピンとこないかもしれない。でもゲーテがその絵を良いと言ったなら、「その絵を良いと思えない自分のほうがおかしいのではないか」ととりあえず疑ってみる。  そして、「その絵は良いのだ」と決めつける。  良いと思わない自分の目が腐っていると決めつけるわけです。  バカは基本的に自尊心が高く、自分の判断に自信をもっています。だから、それをやめればいい。  その訓練が「ゲーテになる」ということです。  たとえば小学生に現代音楽を聴かせても、あまり面白がらないと思う。メインストリームの知識がないと面白くないジャンルはあります。  それと同じであって、自分の現在の立ち位置に固執しないことです。「もしかしたら自分はバカなんじゃないか?」と考える。そのことにより、はじめて見えてくるものもあります。(p.31)

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2015/10/23

やっぱ面白い。 新奇なオリジナルよりも、古典をパクるべし。 バカと関わらなくなってから人生が面白くなってきた。

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2015/06/01

言い回しも痛快だが、良き古典をパクると堂々と書いてあるのも痛快。結局、人間自体はそんなに進化していないわけで、周りの機械がものすごくなったからと言え、動物としての人間はそんなに変わらない。

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2015/02/01

自分が感覚的に思っていることを文章にしてくれている人がいて、とても嬉しくなりました。薄くて人を小バカにしているような書き方をしていますが、私にとっては本当にひざがいたくなるぐらいひざを叩きまくりました。古典からの引用が多くこじつけているような感覚もありますが、自らの仕事を古典をパ...

自分が感覚的に思っていることを文章にしてくれている人がいて、とても嬉しくなりました。薄くて人を小バカにしているような書き方をしていますが、私にとっては本当にひざがいたくなるぐらいひざを叩きまくりました。古典からの引用が多くこじつけているような感覚もありますが、自らの仕事を古典をパクると自信を持って言う態度に痛快さを感じました。薄い新書ですが、私にとっては線をたくさんひきたくなる本です。

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2014/10/15

なんとなく予想はしていたけど、穏やかじゃないなぁこのひとは。 このひとのいっていることがどこまでほんとうなのか、どこまで正しいのかわからないです。 とりあえず、ひとにものを伝えるときの態度ではない。

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2014/04/29

新しい切り口を提案してくれる一冊。より本を読みたいと思うようになったし、自分の考え方を再考するきっかけを与えてくれる本でした。

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2014/04/21

言論の自由の名のもとに、人々が自分の未熟な、ばからしい言論を大声で主張する世の中は、自分の言論に対するつつしみ深さというものが忘れられた世の中である。(三島由紀夫)

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2014/03/24

B層論の著者が偉人の言葉を引用しながら現代社会を斬ります。 高校野球、AKB、橋下徹など独自の視点からの考察は中毒になります。 知らない間にバカになってませんか バカにつける特効薬かも?しれません。

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2014/03/23

これも興味深く読めました。反発も相当ありそうですが、それと、この新書のシリーズ自体が言うところの「B層」をターゲットにしてそうな感じもしますが、102〜103頁などにこの本を読む価値を見出しました。

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2014/03/06

正直、この筆者の言い回しはまぁ好きではなかったw 二言目には、ニーチェだのゲーテだなんだの過去の偉大なる先人たちのフレーズを持ってきて、彼らは~~~ ・・・で?と思ってしまった笑 B層だなんだと言っているが、果たして筆者自身はどの立場からものを論じているのか。。あぁ、とっても独...

正直、この筆者の言い回しはまぁ好きではなかったw 二言目には、ニーチェだのゲーテだなんだの過去の偉大なる先人たちのフレーズを持ってきて、彼らは~~~ ・・・で?と思ってしまった笑 B層だなんだと言っているが、果たして筆者自身はどの立場からものを論じているのか。。あぁ、とっても独りよがりにもその斜め上をいくぐらいのすごい極端ではある意見を持っているんだなーと感じた。 この人と立場が違いすぎるからなんだか、”哲学者”というものが理解できなさすぎるからなんだか、途中で読むのが面倒になり気味だったww ただ、スパッと頭に入って来たし、あぁナルホドと共感できたのは ・P.45 本は一回で読み切ること ・P.122 裁判員制度らへんのくだり ・P.154 「美人」のくだり らへんだろうか。あとは・・・ムズカシかった笑 ”問題作!”と言われればそうなのかもしれない。。。

Posted byブクログ