サンタクロースは雪のなか の商品レビュー
クリスマスの季節、主人公はサンタクロース捕獲計画を立てている。一方、父は経済的困窮を打開するため、荘を映画撮影に貸し出すことにする。そこで演劇上映の晩、殺人事件が起きる。 話としてはオーソドックスなクローズド・サークルものである。驚きはなかったが、子気味のいいテンポで進み目が離せ...
クリスマスの季節、主人公はサンタクロース捕獲計画を立てている。一方、父は経済的困窮を打開するため、荘を映画撮影に貸し出すことにする。そこで演劇上映の晩、殺人事件が起きる。 話としてはオーソドックスなクローズド・サークルものである。驚きはなかったが、子気味のいいテンポで進み目が離せない。また、クリスマスの感動をくれる展開も実によい。少女探偵の勇気に乾杯!
Posted by
フレーヴィア4作目。 クリスマスのせいなのか、全体的にみんなやさしい。 会話が多いダフィはわかり易いけど フィーリーもやっぱり、おねえちゃんなんだなと。今回フィーリーが感情を出すところがあったから、今後が楽しみ。 おばさまも、最初は怖い人だったはずなのに。 フレーヴィアの化学...
フレーヴィア4作目。 クリスマスのせいなのか、全体的にみんなやさしい。 会話が多いダフィはわかり易いけど フィーリーもやっぱり、おねえちゃんなんだなと。今回フィーリーが感情を出すところがあったから、今後が楽しみ。 おばさまも、最初は怖い人だったはずなのに。 フレーヴィアの化学は、今回あまり表に出てこなかったけれど 全10作になったときいて、今後が楽しみ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱりどうにも冷たいよなぁと思っていた姉達が今作はちょっと違った。 伯母さんと父親も姉達も、そしてフレーヴィアもみんな不器用で"英国人"なんだなぁと言う所だろうか。 早く続きが読みたい。 ネタバレという程でもないかもしれないが… トリモチ仕掛けるだけでも笑ってしまうのに、花火まで仕掛けて挙句落雷で点火&屋根に大穴がツボでした。 フレーヴィアはそれどこじゃなかったわけだけど(苦笑)。
Posted by
科学オタクの11歳の少女フレーヴィアシリー時4作目。 経済的に困窮状態にあるル−ス家は、映画の撮影にその邸宅を貸すこととした。そしてその撮影隊が到着すると、教会の改築のために主演女優のフィリスがルース家でクリスマスチャリティショーを行うこととなった。村民を集めたそのショーは無事に...
科学オタクの11歳の少女フレーヴィアシリー時4作目。 経済的に困窮状態にあるル−ス家は、映画の撮影にその邸宅を貸すこととした。そしてその撮影隊が到着すると、教会の改築のために主演女優のフィリスがルース家でクリスマスチャリティショーを行うこととなった。村民を集めたそのショーは無事に終了したが大雪のために参加者全員が閉じ込められることとなった。その晩、主演女優のフィリスが何者かによって絞殺される。第一発見者となったフレーヴィアはその痛いに不自然さを感じ、サンタクロース捕獲作戦、クリスマス花火打ち上げ計画を行いながらその殺人事件の捜査に乗り出す。 似通った名前が出てくるので、少々人名整理に労力を要す。ただ、フィレーヴィアのオタクっぽさと、暴走は相変わらず。にもかかわらず、本気でサンタクロースを捕らえようとするのが微笑ましい。 彼女の成長が楽しみなシリーズだ。
Posted by
クリスマスのせいか、フレーヴィア含め皆妙に優しい。お姉ちゃんずさえも(笑。 ほんとこれでねぇ、ハリエットが実は生きてました!なオチだったら結構なあれこれが解決するのにね。残念。 ロミオとジュリエットの本のエピソードはせつないな。 2013年には4作目の「Speaking fro...
クリスマスのせいか、フレーヴィア含め皆妙に優しい。お姉ちゃんずさえも(笑。 ほんとこれでねぇ、ハリエットが実は生きてました!なオチだったら結構なあれこれが解決するのにね。残念。 ロミオとジュリエットの本のエピソードはせつないな。 2013年には4作目の「Speaking from among the Bones」が発表されているので、邦訳が楽しみです。 創元社さんがんばって! 当初は全6冊予定だったのが、10冊に伸びたというのも嬉しい情報。 創元社さんがんばっt
Posted by
フレーヴィアのシリーズ4作目。 化学実験大好きな11歳の少女が探偵役。 季節はずれですが、再読。 最初に読んだときは12月だったんだけど~パソコンが壊れていて、アップしそこないました。 村はずれの大きなお屋敷バックショー荘に住む貴族のド・ルース一家。 経済的には困窮していて、...
フレーヴィアのシリーズ4作目。 化学実験大好きな11歳の少女が探偵役。 季節はずれですが、再読。 最初に読んだときは12月だったんだけど~パソコンが壊れていて、アップしそこないました。 村はずれの大きなお屋敷バックショー荘に住む貴族のド・ルース一家。 経済的には困窮していて、今回は映画の撮影に屋敷を貸し出すことに。 雪の日、大所帯の撮影隊が到着、大人のややこしい人間関係を垣間見るフレーヴィア。 大女優フィリス・ワイヴァーンもやってきます。 村の司祭さんの提案で教会のための寄付を募るため、フィリスに有名なシーンを演じてもらうことになりました。 催しを見に村人が集まってきますが、吹雪になって帰れなくなり、村人たちも屋敷に泊まることに。 その夜、事件が‥?! フレーヴィアは三人姉妹の末っ子。 長女のフィーリーは、エリザベス・テイラーにちょっと似ているといわれる17歳。おしゃれとピアノと男の子以外には興味がない。 次女のダフィは本の虫。地味な印象だったけど、実は朗読を始めると美しく見えるという。 フレーヴィアはいたずら好きでいじめられてもやり返すけれど、二人の姉に嫌われていると内心、悩んでいます。 ふと「なぜそんなに嫌いなの」と口に出して聞いたとき、フィーリーの意外な答えは‥ いつもの面々も少しずつ登場しますが、姉妹の関係が一番進むかな?といっても、何が原因なのかはまだわからないんですが。 サンタクロースの実在を証明しようとするフレーヴィアがかわいいけど、そのやり方が煙突に鳥もちを塗るという、これまたフレーヴィアらしい困った方法。 そんなこともどう事件に絡んでくるやら?~お楽しみ☆ 笑って拍手したくなるエンディングです。
Posted by
実験台好き少女フレーヴィアのシリーズ4作目。 今回は逼迫する家計を何とかすべく、映画撮影の舞台にと差し出したバックショー荘で起こった殺人事件が軸となる。 一応閉ざされた雪のお屋敷というクローズド・サークルではあるものの、村中の半分の人間が集まり、警察も易々とやってきてしまう緊迫感...
実験台好き少女フレーヴィアのシリーズ4作目。 今回は逼迫する家計を何とかすべく、映画撮影の舞台にと差し出したバックショー荘で起こった殺人事件が軸となる。 一応閉ざされた雪のお屋敷というクローズド・サークルではあるものの、村中の半分の人間が集まり、警察も易々とやってきてしまう緊迫感のなさ。 ミステリもそれほど複雑なものではなく、むしろ今回はフレーヴィアと家族、使用人、ヒューイット警部補を中心とした人間関係に筆が割かれている。 ので、よりフレーヴィアの子どもらしさとちょっとひねた大人っぽさが分かるようになっている。 それはそれで面白いんだけど、シリーズを通しての面白さでもあり。この先のフレーヴィアとバックショー荘の行く先が気になるところでもある。
Posted by
化学(特に毒物)が大好きなフレーヴィアのシリーズ4作目。 今回の事件は彼女の住むバックショー荘でのいわゆる【クローズド・サークル】もの。 フレーヴィアは今回も鋭い観察眼と知識で犯人を推理していきます。 ちょっと複雑な生い立ちからか、早く大人になりたい(自分では大人のつもりかな)...
化学(特に毒物)が大好きなフレーヴィアのシリーズ4作目。 今回の事件は彼女の住むバックショー荘でのいわゆる【クローズド・サークル】もの。 フレーヴィアは今回も鋭い観察眼と知識で犯人を推理していきます。 ちょっと複雑な生い立ちからか、早く大人になりたい(自分では大人のつもりかな)、でもまだまだ11歳の女の子には大人の都合や人間関係などわからないことも多くて、??となったりしてます。 そこを大人たちの会話から「こんな感じなのかな」と推測してなんとなくわかった気になってみたり...とにかく可愛い。 そして相変わらずドガーは物知りで何でもできる。コノヒトは自分から何も言わないだけで、本当はいつもすべて分かってるんじゃないかな... 11歳の女の子の??ってなる部分をうまくカバーしていると思います。 ミステリとしてすごく優秀というより、女の子の冒険譚として今回も楽しめました。
Posted by
化学好きの少女フレーヴィアの四作目。いよいよ家計が逼迫したド・ルース一家は、館を映画撮影のために貸すことに。到着した映画撮影班に司祭がちょっとしたチャリティ公演を依頼したためクリスマス目前のバックショ一荘に村中の住人が大集合したのですが大雪のためみんな身動きとれず急遽泊まることに...
化学好きの少女フレーヴィアの四作目。いよいよ家計が逼迫したド・ルース一家は、館を映画撮影のために貸すことに。到着した映画撮影班に司祭がちょっとしたチャリティ公演を依頼したためクリスマス目前のバックショ一荘に村中の住人が大集合したのですが大雪のためみんな身動きとれず急遽泊まることに。その夜事件が起きて、、、。ドガーを始めフェリシティおばさんは相変わらず謎めいていて格好良し。11歳のフレーヴィアにはまだわからないこともありつつ、いじわるな姉フィーリーとダフィも人物像に奥行きがでてきて今後が楽しみです。よそ行きっぽいドラマチックな事件の顛末よりも、フレーヴィアのサンタクロース捕獲作戦やヒューイット警部補とのやりとりの方が楽しかった。
Posted by
- 1