剣と紅 の商品レビュー
2024/08/26 著者の上流階級が好きやから読んだ。毛色が違いすぎる。法律が無い世の中で明日には足元から覆されるかもしれない日々を生きた香の話。戦乱の話でここまで女の話になる本は少ないのでは。 普通に処刑された死人の化粧をさせるのは酷すぎる。 秀吉が一晩で城を建てたという話が...
2024/08/26 著者の上流階級が好きやから読んだ。毛色が違いすぎる。法律が無い世の中で明日には足元から覆されるかもしれない日々を生きた香の話。戦乱の話でここまで女の話になる本は少ないのでは。 普通に処刑された死人の化粧をさせるのは酷すぎる。 秀吉が一晩で城を建てたという話がでてきて、へうげものででてきたやつやってニヤリ。
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井伊直虎の話とも知らず読み始めた。そういえば大河ドラマで取り上げられたっけ。歴史ものは得意ではないと思いながら読んでいたが、途中役職名などわからぬところは軽く飛ばしながらなんとか読めた。 こうも簡単に人は死ぬのだろうか。戦乱の時代は想像できなくらい激しい。自ら命を絶つものの思いも...
井伊直虎の話とも知らず読み始めた。そういえば大河ドラマで取り上げられたっけ。歴史ものは得意ではないと思いながら読んでいたが、途中役職名などわからぬところは軽く飛ばしながらなんとか読めた。 こうも簡単に人は死ぬのだろうか。戦乱の時代は想像できなくらい激しい。自ら命を絶つものの思いも、現在とは全く違うものだろう。
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話題だったのでミーハー的に。たくさんの積読をおしのけて。 面白い。 主人公とは別の、女たちの戦いがうまく描かれていて面白い。 武田信玄の残虐性が描かれているのも驚きだった。
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2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主人公で、 徳川四天王のひとり「井伊直政」の養母にして、 女地頭として井伊家を守った「井伊直虎」の一代記です。 直虎そのものは、とても興味深ぃ人物ではありましたが…、 千里眼の持ち主、といぅ設定は、歴史小説的には?でして、 まぁ...
2017年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の主人公で、 徳川四天王のひとり「井伊直政」の養母にして、 女地頭として井伊家を守った「井伊直虎」の一代記です。 直虎そのものは、とても興味深ぃ人物ではありましたが…、 千里眼の持ち主、といぅ設定は、歴史小説的には?でして、 まぁ、史料の少なさを鑑みると、致し方なぃのかな~とも。 エピソードも、時代背景も考えると、面白ぃと思いますが、 作風なのか、緊迫感や緊張感は、伝わってこなかったです。 それでも、歴史の隙間が埋められていく感触は、よかった。 なので、正直なとこ、活躍した時代的にも、知名度的にも、 大河ドラマの主役として、1年間、持つんだろぅか…?? とも感じましたが…、本作品は、面白かったですよ。
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2017年NHK大河ドラマの原作本。家の存続・繁栄のために、戦国のおなごが、剣を持たずに、敵に立ち向かう様子を描く。
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ストーリーは可もなく不可もなく、感情より史実をメインに書いた感じの作品。 登場人物の名前がごっちゃになり、役職で呼ぶと誰かわからなくなり、読むのに苦労した。
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戦国の時代、自らの家を守るために女だてらに地頭になった「井伊直虎」の生涯を描いた物語です。 女性作家だからかどうか、直虎=香の目線・心情が汲み取りやすく、その彼女の動きとともに物語が自然に、あるいは衝撃的に展開していき、戦国時代に疎くても、物語として興味深く読めました。 男が...
戦国の時代、自らの家を守るために女だてらに地頭になった「井伊直虎」の生涯を描いた物語です。 女性作家だからかどうか、直虎=香の目線・心情が汲み取りやすく、その彼女の動きとともに物語が自然に、あるいは衝撃的に展開していき、戦国時代に疎くても、物語として興味深く読めました。 男が圧倒的な権威を誇り、それがゆえに残酷な運命に翻弄されもしながら、女たちもまた、それぞれのかたちで戦っていることが鮮やかに描かれていて、痛烈に印象を残します。婚姻というものが策略であり絆でありよすがでもあった、その意味を知り尽くしている女のいきざまはとても力強く感じました。 香はそんな結婚や出産といったことはまったく経験せずに、けれど女としてできる最大限のことをしていきます。他の女たちとはまた違うやり方で。どこまでもストイックな生き方に読めますが、この世ならざるものが見え、それとつねに戦って生きていた彼女には、その生き方しかありえなかったのでしょうね… 化粧、紅をつかう場面の使い方がとても引き立っていたのも印象的でした。縁のある男に死の導きを紅をほどこすことで与えるという場面は、不謹慎かもしれませんが、どこか官能的にすら感じられてぞくりとしました。
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井伊直政の義母、次郎法師直虎を回想の形で語るのだが、戦国時代を舞台にしているのに男たちよりも女たちが生き生きと描かれている。途中まではどんな結末なのか、期待して読んでいたのだが終盤の説明調が少し長すぎて残念だ。 小野政次が憎めない悪党を好演していた。 なぜか遠征王シリーズ(?)ミ...
井伊直政の義母、次郎法師直虎を回想の形で語るのだが、戦国時代を舞台にしているのに男たちよりも女たちが生き生きと描かれている。途中まではどんな結末なのか、期待して読んでいたのだが終盤の説明調が少し長すぎて残念だ。 小野政次が憎めない悪党を好演していた。 なぜか遠征王シリーズ(?)ミルザを思い出した。
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高殿作品の初めての時代劇。 あまり日本史に詳しくないので、登場人物の相関図を作りながら読みましたw 戦国の乱世を生き抜く香の姿が切なくも勇ましい。個人的には小野政次の生き方が狡猾で揺るぎなく清々しくて好き。 供養シーンで紅を指す、政次と香の関係が純粋だった。 ただ史実を進め...
高殿作品の初めての時代劇。 あまり日本史に詳しくないので、登場人物の相関図を作りながら読みましたw 戦国の乱世を生き抜く香の姿が切なくも勇ましい。個人的には小野政次の生き方が狡猾で揺るぎなく清々しくて好き。 供養シーンで紅を指す、政次と香の関係が純粋だった。 ただ史実を進める話が主だっているので、もっと主人公たちの喜怒哀楽に焦点を当てられたら更に良かったかな。
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戦国時代「徳川四天王」と呼ばれた井伊直政の養母で女地頭と呼ばれた一人の女性の物語です。 この頃の女性は男性の言いなりなのでは?と思われがちですが、とてもたくましい女性も存在しました!史実に沿った作品らしいのでオススメです。
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