誰もやめない会社 の商品レビュー
今はアナログ・デバイセズに統合されたリニアテクノロジーの歴史や社風、企業文化がよくわかる一冊。アナログとデジタルの概念についてもわかりやすく書かれている。社員や代理店、顧客企業などリニアテクノロジーのステークホルダーが読むと、親近感が高まると思う。
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シニア・エンジニアが活きる無敵のマネジメント http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/198050.html
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【ココメモポイント】 ・古い商品を新しい商品と入れ替えることはしない 数を見込める市場からは撤退する 世間では少ないほうがいいと言われる在庫は潤沢に持つ P.4 ・売上高 14億8千ドル 営業 7億6700万ドル 営業利益率50%超え P.19 ・デジタルでなく、...
【ココメモポイント】 ・古い商品を新しい商品と入れ替えることはしない 数を見込める市場からは撤退する 世間では少ないほうがいいと言われる在庫は潤沢に持つ P.4 ・売上高 14億8千ドル 営業 7億6700万ドル 営業利益率50%超え P.19 ・デジタルでなく、アナログに注力 コンシューマー製品市場には注力しない シニア・エンジニアの経験と指導こそが会社の財産 P.30 ・どれだけ技術が進んでも、それを利用する人とのインターフェースは アナログにせざるをえない なぜなら人はアナログな情報のほうが理解しやすいからだ P.60 ・価格は、製品の価値に基づいて決めるべきだ P.91 ・デジタル家電の事業が厳しいのは、価格競争が厳しいからだ。ではなぜ価格競争が厳しくなるかと言えば、土俵に上がれるプレイヤーが多いからだ P.104 ・ダイ・バンクシステム 半導体の製造プロセスを完了したチップ(Die)をウェハーの形で、常に4〜6ヶ月分、在庫として保有する P.135 ・電池監視ICの市場拡大に期待 P.152
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デジタルの波が押し寄せていた時代、ナショセミから独立し、アナログIC会社「リニアテクノロジー」を立ち上げた創始者の言葉。「自然界の情報はアナログでできている。世界はアナログでできている。」が印象的な1冊です。真実を見抜き、「人と同じ道は歩まない。他人がやっているからと言って自分も...
デジタルの波が押し寄せていた時代、ナショセミから独立し、アナログIC会社「リニアテクノロジー」を立ち上げた創始者の言葉。「自然界の情報はアナログでできている。世界はアナログでできている。」が印象的な1冊です。真実を見抜き、「人と同じ道は歩まない。他人がやっているからと言って自分もやるような安きに流れることはしない」逆張りの経営(アナログIC・コンシューマーはやらない・シニアエンジニアの指導力に価値を置く)を徹底取材した本です。
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タイトルからは、もしや独自の人事制度を持つ会社の話かと思いきや、ちゃんと定年はあるし、採用活動もやってる。ただしこの会社は自社にサブタイトルを持っている。リニアテノロジー社ーHOME OF GURUSーだ。 集積回路業界が次々とデジタル化路線を採りだした1981年、オワコンにな...
タイトルからは、もしや独自の人事制度を持つ会社の話かと思いきや、ちゃんと定年はあるし、採用活動もやってる。ただしこの会社は自社にサブタイトルを持っている。リニアテノロジー社ーHOME OF GURUSーだ。 集積回路業界が次々とデジタル化路線を採りだした1981年、オワコンになってしまうかに見えたアナログIC界のカリスマ技術者達が、いや違うと。アナログ愛の沽券にかけて、天才スワンソンCEOを筆頭に設立したのが「神がかり技術者達の家」リニアテクノロジー社だ。掲載写真をみても確かに神がかってる。机の散らかり方が宮崎駿の絵的だ。 2011年度の営業利益率が40%、過去10年の営業利益率平均が36.8%(因みにクアルコムで30%前後)という驚異的な成績の背景には、 自分たちの強みを正確に把握し、数の論理に流されることなく愚直を貫いたスタイルにあると言わざるを得ない。演繹にいっても、ブルーオーシャンに泳ぎ着くのに必要なのは、特性にあった泳ぎ方と、何がブルーオーシャンたり得るかを知ってることといえる。
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タイトルだけで買った人は公開しそうですが、面白い本です。 普段なかなかアナログICをフォーカスすることがないのですが、アナログICのリーディング・カンパニーのリニアテクノロジーにフォーカスしたのが本書。 第5章の「ダイ・バンク システム」が面白い。半導体の前工程の終わったダ...
タイトルだけで買った人は公開しそうですが、面白い本です。 普段なかなかアナログICをフォーカスすることがないのですが、アナログICのリーディング・カンパニーのリニアテクノロジーにフォーカスしたのが本書。 第5章の「ダイ・バンク システム」が面白い。半導体の前工程の終わったダイ(die) 4~6か月分程度在庫しておいて、災害などで工場が停止した場合、4週間程度の後工程を経て市場に投入するというもの。 エネルギー・ハーベスティングが次に注力しているというのは納得。
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※このレビューにはネタバレを含みます
営業利益率約40%を10年連続で達成している リニアテクノロジー(半導体メーカ)の書物。 【キーワード】 終身雇用、アナログ、 コンシューマーには注力しない、 ウェーハで常に4~6ヶ月分の在庫、 前工程、後工程の生産拠点は各2ヶ所以上、 顧客が1社でもいる限りディスコン(製造中止)しない、 経験豊かなシニアエンジニアが主役 エネルギー・ハーベスティング
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