握る男 の商品レビュー
スマホをチャイナにしましたw ってな事で、原宏一の『握る男』 バブル時代に鮨職人を目指す小僧達の流れからの、ゲソの鮨も握るがキン〇マも握って利用出来る人間は利用し、切り捨てる人間は切り捨ててのし上がって行くお話。 バブリー感一杯じゃけど、その先に見える人生観と言うか、人の...
スマホをチャイナにしましたw ってな事で、原宏一の『握る男』 バブル時代に鮨職人を目指す小僧達の流れからの、ゲソの鮨も握るがキン〇マも握って利用出来る人間は利用し、切り捨てる人間は切り捨ててのし上がって行くお話。 バブリー感一杯じゃけど、その先に見える人生観と言うか、人の根っことはw 単純に面白い♪ 原さんの食の表現はええね。 2017年44冊目
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なかなか面白かったです。ゲソの成り上がり方は少しチープでしたが、タイトルの「握る男」とはまさにゲソのことであり、寿司を握ることとキンタマを握ることの二重の意味があるのではないかと思いました。
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寿司屋を皮切りに、キンタマの掴みかたを熟知した人たらしな男と、気弱な普通の男が勢い良く成り上がる話。天才を支えるには、隣に普通の人が必要なんだと思う。ラストはもう一盛り上がり欲しかった。
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ひとりの男の成り上がりの人生を見せられた ゲソは頭の回転が早く人の心を掴むのもうまい 人たらし。驚く手法で人の心を掴んで離さない キンタマを掴むとは面白い言葉 掴まれた人は忠誠を誓うしかない すしざんまいのおじさんが浮かんだけど成り上がるにはそれ相当の強さが必要なんだな ゲソにはそれでも頭の上がらない人はいる 女ってこわい 金森もゲソもお互いなくてはならない存在だった
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人の弱みを握って這い上がっていく 手段を選ばずトップを目指していく 凄い手段だ〜嫌な奴〜って思ったけど、ゲソの背景知ってなるほど、と思った
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一介の鮨職人から、外食産業を牛耳る存在にのし上がっていく”ゲソ”と呼ばれる男と、番頭として彼を支えてきた主人公、金森がいかに昭和の時代を生き、人・金・権力を手にしてきたか、金森目線で振り返る話。 金森がゲソの表も裏も知り恐れながらも、ゲソに従い、ゲソに認められたいと思う、ゲソの人たらし・不思議な魅力。 目的のためなら手段を選ばないゲソの抱える心の闇、野心は怖くもあるが、昭和の時代に富や権力を勝ち取った人には実際にこういう人もいたんだろうと思う。 人・金・権力を得て、「総帥」となったゲソが心の奥で本当は何を感じていたのか、金森との最後の会話が興味深い。 「ヤッさん」「佳代シリーズ」と比べるとハードなストーリーで、なかなか無い鮨職人×ギラギラの社会派ストーリーは、一読に値する。外食産業界の乗っ取り、卸売業界の仕組みの話も一般消費者には目新しい。 ボリュームがあって、読むのに少し時間がかかったけど、読んで良かった。
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2016.9.19 文庫が出てるのを見て、もっとポップな感じかと思って読んでみたら全然!予想とは違ったけどテンポよく読めた。 成り上がっていくスピード感、スマホどころか携帯さえ全員が持っていなかった時代での会社の成長、いつの時代もあるであろう男女の中。人の弱みを握り、使い、裏切り...
2016.9.19 文庫が出てるのを見て、もっとポップな感じかと思って読んでみたら全然!予想とは違ったけどテンポよく読めた。 成り上がっていくスピード感、スマホどころか携帯さえ全員が持っていなかった時代での会社の成長、いつの時代もあるであろう男女の中。人の弱みを握り、使い、裏切り者はどこまでも追い詰める。幸せとは?成功とは?考えてしまった。やっぱり女性には男性にない怖さがあるなあと思いつつ。 余韻の残る小説やった。
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握る男。 握るのは、鮨そして人の弱み。 天下を目指しながら壊れていく姿は、まるで晩年の豊臣秀吉のように見えてしまう。 終盤、「つかさ鮨」で親方とおかみさんとの再会は、胸に来るものがあった。
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寿司屋の弟子時代からの後輩と寿司屋を乗っ取り、その後外食産業、食品産業に影響するほど大きな複合企業を作る社会派フィクション。 寿司屋時代の話は面白かったが、企業作りの話になってくると軽さが鼻につくようになってしまった。スピード感は有るが内容は軽くなってしまったのは残念。一代でのし...
寿司屋の弟子時代からの後輩と寿司屋を乗っ取り、その後外食産業、食品産業に影響するほど大きな複合企業を作る社会派フィクション。 寿司屋時代の話は面白かったが、企業作りの話になってくると軽さが鼻につくようになってしまった。スピード感は有るが内容は軽くなってしまったのは残念。一代でのし上がり、周りの人間を駒としか見ないような企業。まあ有りそうな話しかなとは思う。ITバブルの時なんか本当に良くあった話しな感じ。全体的には面白いが、物悲しい読書感。
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+++ 「この国のキンタマは“食”なんすから」そうのたまい、一介の鮨職人から、外食産業の帝王に成り上がった男・徳武光一郎が自殺。長年「番頭」として彼に尽くしてきた金森は、刑務所でその報を知る。人、金、権力。全てをその手に握った「食王」に、一体何が起こったのか。 +++ 冒頭で、...
+++ 「この国のキンタマは“食”なんすから」そうのたまい、一介の鮨職人から、外食産業の帝王に成り上がった男・徳武光一郎が自殺。長年「番頭」として彼に尽くしてきた金森は、刑務所でその報を知る。人、金、権力。全てをその手に握った「食王」に、一体何が起こったのか。 +++ 冒頭で、徳武光一郎(通称ゲソ)の自殺が知らされ、その後、そこに至るまでの一部始終が語られる。語るのは、ゲソの腹心・金森であり、ゲソの死の知らせを聞いたのは刑務所である。一体彼らはどんな関係で、なにがあったのか。読者の興味はいやが上にも増すのである。ゲソは、謎の多い少年だったが、人当たりが良く、才覚もあって、同じ寿司屋の修行の身であり先輩である金森を瞬く間に追い越して、取り立てられるようになる。誰にでも愛想の良いゲソだが、裏の顔は大きすぎる野望のためには手段を選ばない非道さも秘めている。いつの間にか金森はゲソに着いていかざるを得ない状況になり、二人で日本の職を牛耳るという野望を実現すべく行動を起こすのである。ゲソのやり口に憤りながらも、どこまで上り詰めるかに興味を惹かれ、ラストに向かって、ありがちな罠に陥るゲソを複雑な思いで眺めることになった。本店の親方の堅実さが唯一ほっとさせてくれる救いで、あとは、もどかしくやるせない思いで満たされる一冊である。
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