中の人などいない@NHK広報のツイートはなぜユルい? の商品レビュー
ツイートはゆるめでも、しっかりとしたものがあるからこそ膨大な数のフォロワー数になったのかなぁと。いないことになっている中の人の葛藤が読めて面白かった。あと、所々に書かれてるページ数横の顔文字が可愛い。
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NHK広報の公式Twitterアカウント NHK_PRがどのような考えから形作られていったかという経緯、311東日本大震災での対応など、Twitterを介して利用者とつながるという事の意味を、楽しく伝えてくれる。今となっては、少し懐かしい感じもするが。
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PRさんのツイートはゆるくてツッコミどころ満載で好き。嫌味と悪口が大好きな人から攻撃されてると嫌な世の中だなぁと思う。顔が見えないからって何を言ってもいいと思ってる人間が多い。それでもめげないPRさんの考えを覗き見たかった。えぇ人やねぇ。中の人はいないけど。頑張れPRさん
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ゆるさが評判のNHKのPRツイッターの中の…なにかが書いた本。 本になっても真面目な内容でも文体と雰囲気はやっぱりゆるい。 そのゆるさは意図して作られたものであったらしい。 キャラを作るという表面的な話じゃなくて、ゆるさを貫く決意の上に築かれた、強くしなやかな芯のあるゆるさ。 ...
ゆるさが評判のNHKのPRツイッターの中の…なにかが書いた本。 本になっても真面目な内容でも文体と雰囲気はやっぱりゆるい。 そのゆるさは意図して作られたものであったらしい。 キャラを作るという表面的な話じゃなくて、ゆるさを貫く決意の上に築かれた、強くしなやかな芯のあるゆるさ。 NHK_PRの仕事は宣伝ではなく広報。 番組を知らせるのではなく、視聴者と知り合うためにネットを使う。 薄っぺらい上っ面なんか吹き飛んでしまうような有事の際には、人の中身が見えやすくなってしまう。 東日本大震災の時、NHKは自局の放送をネットに流すことを事後承諾で許可した。 公式に許可される前にツイッターの担当者が独断で「ここでNHKの情報を見られます」という情報を流したことが話題になったけれど、あれはこの人だったらしい。 その時の話が、誇りではなく、迷いや恐れの経験として語られる。 さらに、その後の「ゆるいツイートをする」という決断も。 異論を許さないあの怖い怖い空気の中で、「この空気を読んではいけない」と、安心できるゆるい空気をみずから創りだす。 それはどれだけ勇気のいることだろう。 ネットでは興味のある情報だけを効率的に集めることができるから、大量の情報によって逆に視野が狭まってしまうことがある。 ある一点だけを見ると、世界中全部が「はやぶさ」のことを考えているように見えるけれど、実は他の場所ではみんながサッカーのことを考えているように見えるなんてこともある。 多分ネットに接しない人は今日の夕飯の献立や明日のデートに着ていく服を考えていたりする。 優勢に見える大きな声が「本当」だとは限らない。 そんなネットや情報の性質を頭に刻んで、大きく見える声に流されないように注意して、拾わなきゃいけない声を拾い、発するべき情報を発信していく。 この本は、ゆるく楽しいエッセイでありながら、ネットリテラシーの話であり仕事の話であり哲学や信念の話でもある。 ツイッターだからというだけじゃなくて、まっとうさに「はるかぜちゃんのしっぽ(ω) 」http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4778312694を思い出した。
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ゆるいツイート担当のNHKPRのひとの本。 あのゆるさも綿密に構想されて成り立ってるんだなぁーと。 計算して、ではなく、キャラクター設定であったり、立位置であったり、 いわゆる中のひとが一生懸命頑張っているのが好感。 中のひとの成長を見守る気分で読み進めた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
PR1号さんのエッセイ、といっていいのだろうか。 アカウントたちあげから運営の中でのいくつかの出来事が 書かれている。 ほぼ日で取り上げられていたのを見て読みたくなった。 PRさんのツイッターと同じ雰囲気でゆるく、さくさく読める内容。 冒頭から、セミナーに参加したら自分のツイートが取り上げられ わかったようなことを言ってPRさんの意図とは全く違うことを 事実として話す講師のことが書かれていて面白かった。 本人に講演してもらったり、インタビューをしたりすればいいのに 勝手に自分で分析してわかった気になって、 それをお金をとって一般人に語るセミナー。ありがちだと思う。 これに似たことはもうひとつ、IT戦略で売り込みに来た人が はじめから3000人のフォロワーのついたアカウント云々 というシーン。ここもなかなかに痛快だった。 そのときPRさんのフォロワーさんは10万人を越えていたわけだから。 amazonのレビューを読むと、この本の中にもちらほら出てくるような NHKだから国営だから、イメージが云々、俺らの金で云々 と批判する人たちがいたようだが 多分そういう人たちは、メンションだろうと本だろうと、読んでいないし 読む気もないし批判しているのだろうなと思う。 私個人は、所謂軟式アカウントが非常に好きでいくつかフォローしている。 リフォローもメンションもせず、ただ宣伝だけをツイートする企業アカウントなど フォローしてもつまらないと思っている。 NHKさんやニッセンのスミスさん、ハンズさんなど 真面目な応対も勿論しつつ、個性のある、人柄が見えるツイートが良いと思う。 なぜなら、ツールがネットなだけで、人と人とのかかわり合いであることに 変わりはないからだ。 自分がもし企業アカウントを運営するとしたら、同じように軟式でやると思う。 ただ、言葉で言うほと簡単なことではない。 楽しいことばかりではないはずだ。 ほんの少ししか書かれていないけれど、所謂炎上に対して ひとりで対応しなければならないことは非常な苦痛だと思う。 外野は平気で批判したり否定したり、意図をすげ替えて取り上げたりするが 本当にただ一人の人が真摯に対応していただけなんだと 改めて思う。 PRさんが、フォロワーは友達、そして家族になっていきたいと書いていて はるかぜちゃんも、親戚だと言っていたことを思い出した。 それは、穏便に済ませたかったら、今日はいい天気ですね~とか 今日の番組はこれですよ、とかつぶやいているだけの方がいいに決まっている。 炎上もしないだろう。宣伝だけ一方的に発信すればいい。 だが、PRさんは発信はもう局として番組でしているから、 受信するべきだと考えた。すごいことだと思う。 きちんとしたご自分の考えに裏打ちされているからだろう。 覚悟が凄まじい。いつも毅然とした態度や切り込み方に驚く。 東日本大震災当時、TLでも実際に見ていたが 裏事情というかPRさん個人の視点で語られている章のところは 泣きながら読んでしまった。 何も出来ないという苦悩、それでもなにかしなければという思い。 メンションで助けてくれなど言われたら、それが事実かどうか関係なく 色々とくるものだあっただろうと思う。 クビを覚悟でUstのURLをRTしたとき、それに対する批判への回答 日常に戻ろうというツイート、当時TLで見ていた。泣いた。 あの時の公式アカウントさんたちの連携ぶりは本当にすごかった。 ハンズさんも、自分のお店の商品でもなく売上にもならないことを つぶやいていた。 自分の信念を貫き通し発言を続けることは難しい。 出る杭は打たれる。NHKさんは、NHKの企業公式アカウントという背景が 余計に目立ったし、叩いて良い対象だと思われやすくもあったと思う。 何も変わらなかったようにおっしゃっていたけれど 自分はNHKのイメージが変わった。良い方に変わったし それで十分企業公式アカウントとしての責務は果たしていると思う。 万人に受け入れられなくても、多くの人に喜んでもらえるなら それで良いのだと思う。 中の人などいない、について まとめ方が随分綺麗にまとめられていて、思わず にやりとしてしまった。 非常に良い内容だったと思う。
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ツイッターアカウントNHK_PRの立ち上がりから、東日本大震災に直面するまでがユーモラスに、そして誠実に書かれている。少々、いいこちゃん過ぎる文体が気になるが、読み物としては普通に面白い。もう少し表紙のデザインは何とかならなかったのかという気がする。3.11当日の緊迫感が伝わって...
ツイッターアカウントNHK_PRの立ち上がりから、東日本大震災に直面するまでがユーモラスに、そして誠実に書かれている。少々、いいこちゃん過ぎる文体が気になるが、読み物としては普通に面白い。もう少し表紙のデザインは何とかならなかったのかという気がする。3.11当日の緊迫感が伝わってきた。10万人のフォロワーを抱えるプレッシャーは相当なものだっただろう。
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図書館で借りた。さらっと読めた。1号さんは脚本や絵コンテも書くらしくそれぞれの章での話の構成がうまい。3.11の描写のところは読むのが辛かった。 本の中であったツイログはこれ >> NHK広報局@NHK_PR - Twilog → http://twilog.org/NHK_PR...
図書館で借りた。さらっと読めた。1号さんは脚本や絵コンテも書くらしくそれぞれの章での話の構成がうまい。3.11の描写のところは読むのが辛かった。 本の中であったツイログはこれ >> NHK広報局@NHK_PR - Twilog → http://twilog.org/NHK_PR 3.11のツイログ >> NHK広報局@NHK_PR /2011年03月11日 - Twilog → http://twilog.org/NHK_PR/date-110311
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いつも面白いツイートで笑わせてくれて、 ひどいクレームにはアンフォロー勧めたりしてるの見て、たくましいけど良いのかなぁ、って思ったり。 けど、対応ひとつにしてもすごく考えて気を使ってたり、 フォロワーとして見てただけだけど、震災のこととか。 こちら側が思ったり想像したより遥かに...
いつも面白いツイートで笑わせてくれて、 ひどいクレームにはアンフォロー勧めたりしてるの見て、たくましいけど良いのかなぁ、って思ったり。 けど、対応ひとつにしてもすごく考えて気を使ってたり、 フォロワーとして見てただけだけど、震災のこととか。 こちら側が思ったり想像したより遥かにたくさん悩んだり、時には苦しんだりして届けられたものなんだなぁ、って。 PRさん大好き(笑)
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