ユダの覚醒(下) の商品レビュー
相変わらずこのシリーズは場面がさくさく変わって、スムーズに進む。無理がある設定ではあるが、歴史の謎解きや科学のうんちくは面白い。続きを読んでしまいそうだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジェームズ・ロリンズによるシグマフォースシリーズ第3弾の下巻。 いよいよ二手に分かれていたギルド、シグマフォースの面々がひとつの場所に合流する。それがなんとカンボジアのアンコール遺跡群。 確かに、これまでも人類が辿り着くことのなかった密林等を切り開くことで人間に感染することのなかったウィルスが新種となって人間に感染するようになった例は枚挙にいとまがないが、まさかそれとマルコ・ポーロの旅、アンコール遺跡群をつなげてくるとは、してやられたという感じ。しかも、数年前に訪れたことのある遺跡群が物語の中で生き生きと描かれ、非常に重要な要素を与えられているとなると読み手としては格別の思いがある。 それはさておいても、結末までいったいどうなるのかとハラハラしながら読み進んだ。ペインターが絶妙なタイミングで現れるあたりはまさにアメリカ映画チックであり、ご都合主義と呼ばれても仕方ないが、まあそれはご愛敬というものだろう。 それにしても、どうして作者は人の良いモンクだけにこうも過酷な運命を与えるのだろうか、、、、
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シリーズに共通していますが、実化学とトンデモのバランスが良い感じ。 毎度のことながら、かなり深いところまで調査されておられるのにびっくり。少々強引なこじつけはありますが、化学に疎い日本の書き手にはない展開法が気にいってます。 登場人物間の絡みが多くなってきているので、ストーリー...
シリーズに共通していますが、実化学とトンデモのバランスが良い感じ。 毎度のことながら、かなり深いところまで調査されておられるのにびっくり。少々強引なこじつけはありますが、化学に疎い日本の書き手にはない展開法が気にいってます。 登場人物間の絡みが多くなってきているので、ストーリーテンポが1作目2作目に比べ遅くなったかも。 シリーズモノのとして仕方がないのかもしれませんが。。
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ユダの菌株 恐ろしい病変を引き起こす菌。感染が世界規模に広がる前に治療薬を手に入れることができるのか。ドキドキの展開でしたね。治療薬を手に入れる手立てに意表を突かれました。 感染力の強い菌が現れたら、あっという間に世界中に広がるという怖い時代なんですね。そしてまだまだ新しい病気を...
ユダの菌株 恐ろしい病変を引き起こす菌。感染が世界規模に広がる前に治療薬を手に入れることができるのか。ドキドキの展開でしたね。治療薬を手に入れる手立てに意表を突かれました。 感染力の強い菌が現れたら、あっという間に世界中に広がるという怖い時代なんですね。そしてまだまだ新しい病気を引き起こす菌がいる可能性があるということに恐怖を感じます。 リサ達を救うために行動したモンクが生きているといいなと思いました。
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歴史・科学・アクションの融合作。作品中の歴史・科学技術には、実際にあるものも多く含まれているそうで、読んでいてワクワクする。 4作目は2013年に翻訳されるということで、今から次回作が楽しみ。 ダン・ブラウンが好きな方にはお薦めです。
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