ユダの覚醒(下) の商品レビュー
マルコ・ポーロと猛毒を吹き出すバクテリア。 発症者の人喰いの掘り下げが少なくて物足りなかった。 謎解きも割とやさしく、知識がなくても(私でもわかった)とけるレベルだったのも残念。アクションや生死ギリギリのスリリングさはいつも通り楽しめました。
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シリーズ0を慌てて差し込んで読破したあと、連続で本編?シリーズに戻って読んだ。 驚くほど、テンポが上がっている。 訳者後書きに依れば本編はシーリズの中で転換期との事だが、確かに頷ける。展開にもたつきを感じさせないスピード感やシリーズとしての登場人物たちの入れかえ等…そして、次作に...
シリーズ0を慌てて差し込んで読破したあと、連続で本編?シリーズに戻って読んだ。 驚くほど、テンポが上がっている。 訳者後書きに依れば本編はシーリズの中で転換期との事だが、確かに頷ける。展開にもたつきを感じさせないスピード感やシリーズとしての登場人物たちの入れかえ等…そして、次作に繋がる「続く」の提示。 作者はアメリカ人であるため、共有する社会意識が多いとは思いにくいが、同世代であることを強く感じる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シグマフォース隊員が敵テロリスト集団からの脱出と、マルコ・ポーロと疫病のピースがいよいよつながる下巻。 歴史、科学的におかしな事を言わずにここまでのフィクションを作り出すのはスゴい。 最後は駆け足過ぎたかな? ただ面白いなーと思ったのは ヒトゲノムのうちでアクティブ化されているのは僅か3%であり、残りの97%はジャンクコードらしい。 そこに未知の可能性が秘められているのか、もしくは未知の脅威への予防策が秘められているのか というところ
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ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ第3弾。 ユダの菌株という封印された細菌によって、バイオハザードの恐怖にさらされた世界、っていう設定。 アクションの連続で楽しく読めますね。 最後にカンボジアのバイヨンが出てきます。 大学時代1994年に訪れた場所で、感慨深い。 ...
ジェームズ・ロリンズのシグマフォースシリーズ第3弾。 ユダの菌株という封印された細菌によって、バイオハザードの恐怖にさらされた世界、っていう設定。 アクションの連続で楽しく読めますね。 最後にカンボジアのバイヨンが出てきます。 大学時代1994年に訪れた場所で、感慨深い。 その年はUNTACによる選挙で新政権ができた1993年の翌年。 まだクメール・ルージュの残党がうようよしている時に、その拠点に近い北部に行っていたのだから、今から考えると後先考えない馬鹿野郎そのものですね。 しかも、当時の彼女が付いていきたいとせがむのを断れず、あんな危険地帯に連れていき、案の定戦闘に巻き込まれてしまう始末。シェムリアップの街が夜中にクメール・ルージュ残党の急襲に会い、ホテルで叩き起こされたまま朝まで裏山の草むらで過ごしたことは忘れられない思い出だにゃー。 ほとんど観光客がいないなか、彼女をホンダカブの後ろに乗せてカンボジアの田んぼを見ながらバイヨンまで行きました。このバイヨン、その2年前の1992年に世界遺産登録されたばかりで、当時はまだユニセフによる修復前。鬱蒼としたジャングルの中にポツンと佇むバイヨンは、遺跡の石積みの間から木々が生えている状態。人面の巨石や芸術的なレリーフがジャングルの中にある違和感に圧倒されたものです。 おっと、本著と全く関係の無い話になってしまいました。 バイヨンが謎の鍵になっていて、面白く読みました。
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シグマフォースシリーズ、3作目。 マルコポーロの「東方見聞録」で語られなかった空白の期間を、「ユダの菌株」という未知の疫病と絡ませて解き明かす。 「東方見聞録」に秘められた歴史的ミステリ、天使の文字やアンコールワットに隠された歴史暗号に、バクテリアや疫病に関する自然科学的要素...
シグマフォースシリーズ、3作目。 マルコポーロの「東方見聞録」で語られなかった空白の期間を、「ユダの菌株」という未知の疫病と絡ませて解き明かす。 「東方見聞録」に秘められた歴史的ミステリ、天使の文字やアンコールワットに隠された歴史暗号に、バクテリアや疫病に関する自然科学的要素が加わって、今作も盛りだくさん。興味が尽きず、面白く読めた。最終的に、非科学的というか、神秘的な方向で結末を収めてしまうのはウーン、、、という気もするが、まぁ、生命の誕生自体、神秘的なところがあるのは否定できないし、、、、無理矢理納得せざるを得ないかな。 主人公のグレイはもちろん、周りの人物も魅力的なキャラが出揃ってきて、ますます面白くなってきた。皆が皆、魅力的で、誰に入れ込んでいいのか悩むくらい。そして、モンクにセイチャン!!この二人のそれぞれの行方が気になりすぎて、次作を読むのが待ち遠しくて仕方ないデス。
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アクション映画みたいに最初から山場の連続だったけど、何故か前作ほどのめりこめなかった。 グレイと敵対していた筈のセイチャンの告白や、死んだと思ったあの人が生きているかも?的な思わせぶりなラストで、次回作もたぶん読むでしょう。
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シグマシリーズ3作目。相変わらず最後までテンポよく進んで面白い。モンクは?セイチャンは?次回作に期待。
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2014年6月25日読了。 このシリーズは…なんだかいつも尻すぼみ。 今回も、風呂敷広げるだけ広げておいて、最後は未知の人が関与できない力のせいに片づけちゃった。 マルコポーロになぜの感染症…どうなる世界!何なの歴史の謎???っていい感じで膨らんでたんだけどな。 しかも小説の...
2014年6月25日読了。 このシリーズは…なんだかいつも尻すぼみ。 今回も、風呂敷広げるだけ広げておいて、最後は未知の人が関与できない力のせいに片づけちゃった。 マルコポーロになぜの感染症…どうなる世界!何なの歴史の謎???っていい感じで膨らんでたんだけどな。 しかも小説の中とはいえ、アンコールワット遺跡群の中でも特に有名なバイヨン遺跡は破壊…どうすんの??? でも、そのうちまた続き読んじゃいそうですが。
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シグマフォースシリーズ第三弾 現代の南太平洋で発生したなぞの疫病をヴェネチアへの帰途でマルコポーロ船団を襲った悲劇を検証することで明らかにしていく。ユダの菌株を利用し世界を支配しようと目論む闇の集団ギルドvsシグマの構図。今回はギルドの工作員セイチャンがグレイに手を貸し、歴史的側...
シグマフォースシリーズ第三弾 現代の南太平洋で発生したなぞの疫病をヴェネチアへの帰途でマルコポーロ船団を襲った悲劇を検証することで明らかにしていく。ユダの菌株を利用し世界を支配しようと目論む闇の集団ギルドvsシグマの構図。今回はギルドの工作員セイチャンがグレイに手を貸し、歴史的側面からマルコポーロの秘密を探る。またもう一方でクリスマス島での疫病調査に派遣されたリサとモンクはギルドの科学チームに船を乗っ取られてしまう。疫病のメカニズムに迫ったリサとマルコポーロの謎を追跡したグレイはアンコールトムのバイヨン寺院に辿り着くが…。グレイの両親がギルドに拉致されたことで動きがとれなくなったグレイと患者や仲間を人質にとられペインターに援助を求められなったリサ。ついにはモンクが、自ら命を投げ打ってリサとスーザンをライダーに託すのだが、物語の最後でモンクの生存を予感させる描写がでてくる。そして、セイチャンの衝撃発言は本当なのか、次回以降に請うご期待。テンポも良くマギの聖骨より面白かった。でも疫病の発生と拡散については映画で似たようなのあったとた思う。
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Σシリーズ第三作目。今作のテーマは世界の脅威になりうる感染病。作を重ねる毎に面白くなってきた印象。毎回この著者の作品は、事実と著者の想像の境目が分からなくなるくらい展開が巧妙。マルコポーロに関わる話も興味深い。何より気になるのが、モンクどうなったのっていうこと。次作が楽しみである...
Σシリーズ第三作目。今作のテーマは世界の脅威になりうる感染病。作を重ねる毎に面白くなってきた印象。毎回この著者の作品は、事実と著者の想像の境目が分からなくなるくらい展開が巧妙。マルコポーロに関わる話も興味深い。何より気になるのが、モンクどうなったのっていうこと。次作が楽しみである。
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