ルサンチマン(新装版)(上) の商品レビュー

花沢健吾(著者)

2023/08/13

初連載長編、２００４年／想定２０１５年。花沢の労働経験が反映された印刷勤務の坂本タクロー３０歳は若禿げでデブ。年金ぐらしの両親と同居、居室は二階の六畳／なけなしの貯金数十万円をはたいて秋葉原で買い出し、四方の柱にカメラを取り付けヴァーチャル・リアリティ恋愛ゲーム開始／カネが無いので無人島と掘っ立て小屋しか用意できない、そこに美少女＝月子は待つ／同時進行の時間、「昼間、何もないので退屈」共有タウン（巨大サーバー）に参入すると月子は何かを思い出し「私には会いたい人がいる」皮肉にも坂本に輪をかけたデブのブサイク

2014/05/01

最初は仮想現実とリアル世界とのギャップに笑かしてもらったが、だんだんストーリーに奥行きが出てきて人間ドラマも成立している。
この分量で完結するのが惜しかった。
もっと長編で読みたいと思った作品だ。

2013/11/11

VRMMOでの人工知能との恋愛もの…になるのかな？　現実側のキャラのう容姿や生活のぱっとしなさに対するゲーム側の平均レベルの高さのギャップがすごい。

2013/05/19

こうなるっしょ、きっと、少なからず。こうなっているべさ。

人類の感情のデータベースを集約して、学習能力くっつけて、処理速度めちゃめちゃ向上させたら、理論的にはきっと、可能だと、素人でも思ってしまう。

2013/02/17

世間での評価が高いようなので購入。

いやー、これは、こっそりとしか読めない。読んでいる事を認める事、すなわち、自分がもてないという事を認める事、そんな感じになっちゃう。
友達には勧めずらいわー(^_^;)
そこを乗り越えれば、近未来、人の現実逃避との戦い、といったテーマを楽しめる。
いい作品だけど、ある意味、AVを見るよりもリスク高いかもしれない（笑）

でも、じんわりといい作品です。

2012/11/06

　新装版ということで購入。やっぱ花沢健吾はひどいくらいに日陰者の描写がうまい。こんな世界あったらそらぁ浸りたくなるよねぇ。たくろーが最終的にどんな行動するか楽しみ

2012/11/05

『今日俺は現実の女を諦める』
そう宣言した、彼女いない暦年齢の30歳男。

その男が行き着いたのは仮想世界での恋愛。

一歩を踏み出せず、最後には諦めてしまう、非モテのルサンチマンに陥った男に明日はあるのか？