秘密 -トップ・シークレット-(12) の商品レビュー
どうか もう もう そろそろ あなたも 自分を 赦してあげて下さい(p.16)[内容]なんとかかんとか終わり、世界は大変なことに/薪の処遇はどうなる? ノーベル賞?/アメリカに赴任した薪、大変なことを/青木と雪子はどうなる? 思いがけない結果に[感想]ふう…やっと終わった。まあ、...
どうか もう もう そろそろ あなたも 自分を 赦してあげて下さい(p.16)[内容]なんとかかんとか終わり、世界は大変なことに/薪の処遇はどうなる? ノーベル賞?/アメリカに赴任した薪、大変なことを/青木と雪子はどうなる? 思いがけない結果に[感想]ふう…やっと終わった。まあ、悲惨すぎはしない終わり方でホッとしました。 ■簡単な単語集 【青木】第九の捜査員。第一巻時点で新人。青木の目を通した薪の物語と言える。三好雪子に惹かれてゆく。 【天地菜々子】第九の新人。オカルト好き?霊が見えるらしい。 【今井】第九のメンバー。 【上野良臣/うえの・よしおみ】貝沼事件当時の元第九メンバー。享年二十八歳。 【宇野】第九のメンバー。空気読めず出世できないタイプ。 【MRIスキャナー】脳から映像を取り出す装置。 【岡部】第九のメンバー。叩き上げっぽく見えるが、やっぱりエリート。 【カニバリズム事件】2057年の事件。薪が一人で捜査しその後命を狙われるようになった。根室沖地震で崩壊した病院跡から救出された少年が死の直前語ったのは他の患者の遺体を食べて生き延びたというものだった。 【倉辻和歌子】青木の姉。 【小池】第九のメンバー。 【鈴木克洋】かつて薪の相棒だったが、精神を病んで薪を襲い、撃ち殺される。貝沼事件当時のメンバー。享年三十三歳。 【曽我】第九メンバー。 【第九】科学警察研究所法医第九研究室。凶悪犯罪被害者の脳に残された映像をMRIスキャナーで取り出し捜査の役に立てる。プライバシーの問題など反発も大きく、研究機関の位置付け。 【滝沢幹生/たきざわ・みきお】貝沼事件当時三十四歳の元第九メンバー(形の上では今でも在籍しており休暇中扱い)。精神に障害をきたし現在長期入院中。その後第九に復帰してきた。 【露口絹子】一家惨殺事件唯一の生き残り。21歳の美女。 【露口浩一】家族を惨殺し、全員の脳を潰した。死刑になった。 【豊村政典】貝沼事件当時の元第九メンバー。享年二十六歳。 【薪剛/まき・つよし】第九のトップ、室長。警視正。小柄で女性にも見える美形。 【三好雪子】死体の横で眠れる監察医。女・薪とも呼ばれるキツい人。薪もなかなか頭が上がらない。鈴木の恋人だったもよう。青木は彼女に惹かれていく。 【山本賢司】第九に配属された新人。元検事。
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皆、最後まで薪さんに振り回されっぱなし。 そして、最後は1年足らずで、物凄い技術の躍進を遂げるのであった… 死後に自分の脳を見られるのは勘弁。
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連載開始当時(笑)から数年読まず、まんがParkで見かけたので懐かしくなり、読破。 リアルタイムで読んでおけばよかったか(笑)。でも当時は殆どの漫画を手放してしまってので、仕方ないな。 さて、お話が面白いのはさておき、最終話まで読むと、「大団円」のように思える。皆それぞれの場所を見つけたというか。 でも、この著者の特徴かと思うけど、リアリストというか、「どうにならない」、もしくは「もののあはれ」的なテーマは常に背景に流れ…っていうか、そういうものがあるからこの方の作品は魅力的。 と、長くなってしまった。 つまり、最終回のあの表現は、私の勘違いでなければ、まさにMRIの絵を表現する手法が使われており(一気読みしたので詳細には検証してないが)、つまり、彼の脳は将来的にMRIにかけられるような状況になってしまうと考えられるのではないだろうか。 この点について、ネットで検索してみたが、最終回から年月が経っているせいか、または私のただのトンチンカンな推理のせいか、同じような意見は見当たらなかったので、 自分用(あとで検証用)にメモしておく。 そして、将来悲劇が待っているような暗示があるからこそ、この大団円は物悲しく、しかし美しいものになったと思う。 さすがです。
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だから抱いてやれ青木… 「竜ね眠る星」で清水先生ファンになって早幾年。ずっとギリギリの線で描いて来られたよねー、と思ってたけど、なんか秘密でとうとう踏み越えた感が…
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全ての謎が明らかになる最終巻。 ラストで、絶対1巻の最初のエピソード出ると思ったけどやはりありました。 が、細切れに読んでいたので、いろいろ細かい部分を忘れてしまい、かと言って1巻から読み返すのは相当ハードモードなので……。 とりあえず次は、SEASON 0を読もうと思う。
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決定的な表現はないのに、関係性も変わっていないのに切なくて泣けた。 青木はちゃんと手紙書けたのかな…。 2人の人生がどこかで交わるといいな。
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一挙に12巻読了。 ややっ!何これ!面白い! MRIを使って死者の脳から記憶を5年前まであぶり出す…って設定からして傑作の予感。 連続殺人鬼の脳なんか見ちゃったら 心が壊れちゃうよね。 7巻が一番よかったかな。 実際の拉致問題を彷彿とさせる内容で、ずっしり重たかったけど、薪の...
一挙に12巻読了。 ややっ!何これ!面白い! MRIを使って死者の脳から記憶を5年前まであぶり出す…って設定からして傑作の予感。 連続殺人鬼の脳なんか見ちゃったら 心が壊れちゃうよね。 7巻が一番よかったかな。 実際の拉致問題を彷彿とさせる内容で、ずっしり重たかったけど、薪の怒りがひしひしと伝わってきて あの巻からラストまでずーーっと盛り上がりっぱなしだった。(私が) まぁでもあれだ。 何と言っても薪と青木の関係だよね!?皆が気になるのは! 「朝 必ずこの人が『第九』にいてさえくれたら」とか 「この人の下でずっと ずっと一緒に仕事ができたら」 ……なんて青木は薪に全幅の信頼を置いているわけですが 一生のうち一度でいいからそんな上司に出会いたい。 好きとかよりもっと深い、なんていうかこう 信頼と絆で固く結ばれている「共に闘う同志」みたいな。 あと個人的には、岡部さんがいい味出してて好きです。
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1~12巻一気読み。10時間くらい?さすが、三浦しをんオススメだけある。まず超絵がきれい。薪さん、超かっちょいい。ていうか美人。こういう美形部門の顔が似てて、区別がつかない。あの交番勤務の制服を着たとこなんか、もうキュンキュンくる。こういう少女漫画チックな絵のマンガを久々に読んだからな。ほんと、残虐な事件は起こる。自分の見たものが他人に見られたら。秘密。まさに。薪と青木の関係だけじゃなくて、岡部さんとか、第九のメンバーみんな好きだ。ちょっとくすっとできるやり取りもいい。これでみんな東大・京大レベルのキャリアだとは。子どもの頃の自分たちを助けてくれなかった学生に復讐をする話。最後に4億を超える損害賠償を求められたという文章が切ない。正義はどこにあるのか。性的虐待を受けた被害者が、今度は加害者となる。責められるべきは誰なのか。感動して泣くってのは少なかったけど、非常に好きなテーマだ。続編も読みたい。でも最寄のゲオには置いてない。。。
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最終巻。 まあもう、前日譚の1巻が出てます。 最終巻は、今までの後処理の巻。 事件は起こらずに、まぁ、答え合わせ的な感じです。 これも、本当は11巻からこんなに間を開けずに読むべきなのですが。うーん、どうしても、後の巻になるほど読む間隔があいてしまう問題は、なんとかしないとい...
最終巻。 まあもう、前日譚の1巻が出てます。 最終巻は、今までの後処理の巻。 事件は起こらずに、まぁ、答え合わせ的な感じです。 これも、本当は11巻からこんなに間を開けずに読むべきなのですが。うーん、どうしても、後の巻になるほど読む間隔があいてしまう問題は、なんとかしないといけないなぁと思います。 しかし、この人たち、年を取らないのか? たしか、清水 玲子って、けっこう容赦無しにキャラクターに年を取らすことができた人だと思ったのだけど。 続編があるから、年取ったイメージをつけたくなかったのかな。
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