わかりあえないことから の商品レビュー
女言葉こそ女性の社会 進出を阻んでるという 著者の主張は、 なるほど、そんな観点 があったかと目から鱗。 言葉づかいの男女差は 世界中にありますが、 日本人は殊更に男女の らしさを言葉づかいに 求めますよね。 特に女性の一歩引いた 感じのそれを、 我が文化の美点である ...
女言葉こそ女性の社会 進出を阻んでるという 著者の主張は、 なるほど、そんな観点 があったかと目から鱗。 言葉づかいの男女差は 世界中にありますが、 日本人は殊更に男女の らしさを言葉づかいに 求めますよね。 特に女性の一歩引いた 感じのそれを、 我が文化の美点である と考えてきました。 が、いまや女性らしく 淑やかに!と、 目くじらを立てる時代 ではないんですよね。 会社では女性の上司が 男性の部下を統率して いく時代。 女なんだからこうある べきというジェンダー バイアスは、 すでに過去のものです。
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一度チャレンジして、途中で返却してしまったけどついに最後まで読めた。所々にほぉ〜ってなる(見聞が広がるような)ことが書いてあり面白かった。対話の基礎体力、それと学びと知性がもたらす美しい時間!
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・ダブルバインド(二重拘束) 二つの矛盾したコマンドが強制されている状態 ・教育の役割 社会の要請に応じて、最低限度の生きるためのスキルを子どもたちに身につけさせて世間に送り出すこと ・喋らない、いないも表現の一つ ・日本語の特性 強調したいものは語頭にもってくる 強弱アクセントによって感情を表現する× ・対話の基礎体力をつける 2人でとことん話し合い結論を出すことが重要なプロセス、意見が変わることは恥ずかしいことではない ・子供と接する時の優れたコミュニケーション 子供のコンテクストを受け止めて、さらに受け止めているよということをシグナルとしてら返してあげることが重要 ・エンパシーとは わかりあえないことを前提にわかりあえる部分を探っていく営み
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当然のことながら演劇がベースにあるし、「答え」のための「手段」が書かれているわけではないのだけど、それを期待してしまっていた自分に気がついてちょっと自省。 「サモワール」の話はそうだよなあと確かに、と思いながら、他者とのあたりまえの違いを偏見でスルーしてしまう日常への気づきのヒン...
当然のことながら演劇がベースにあるし、「答え」のための「手段」が書かれているわけではないのだけど、それを期待してしまっていた自分に気がついてちょっと自省。 「サモワール」の話はそうだよなあと確かに、と思いながら、他者とのあたりまえの違いを偏見でスルーしてしまう日常への気づきのヒントが得られてよかった。
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対話=異なる価値観を擦り合わせていく行為である といった話や、自分と価値観の違う価値観やライフスタイルの違う他者と接触する機会をシャワーを浴びるように増やしていくことが大事という話に特に共感した。 演劇が他者の感情や価値観を理解するのに役立つということが新しい発見だった。
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この本は、身につけるべきコミュニケーションスキルやその教育方法ついて、一般的な論調のおかしさや、筆者が考える本来の形が論じられています。 筆者の考えにはとても納得しました。 ・コミュニケーションスキルは、人格とは関係なく、教育で習得可能なもの。 ・本当に必要なコミュニケーションスキルは、自分とは立場の違う人の気持ちも理解しようと努力し、結論を出さないといけない場面では違う意見同士を調整していくようなスキル。 ・自分とは立場の違う人の気持ちや行動を理解する上で、演劇が役立つ
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演劇という観点からコミュニケーションを捉えており、非常に面白く参考になりました。特に子どもとのコミュニケーションの取り方、言語的弱者に対する考え方は面白いと感じました。 子どもと接するときの優れたコミュニケーションとは、子どものコンテクストを受け止めて、さらに受け止めているとい...
演劇という観点からコミュニケーションを捉えており、非常に面白く参考になりました。特に子どもとのコミュニケーションの取り方、言語的弱者に対する考え方は面白いと感じました。 子どもと接するときの優れたコミュニケーションとは、子どものコンテクストを受け止めて、さらに受け止めているということを返してあげる。 社会的弱者と言語的弱者はほぼ等しい。 また読み返したい。
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劇作家の筆者が演劇という視点からコミュニケーションについて紐解く。 大名著。毎ページ深く頷き、章ごとに天を仰いでしまう。非常に科学的かつ統計学的な鋭い指摘は深く突き刺さった。最後の章だけでも全員読んで欲しい。バイブルが増えた。
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感想 コミュニケーションは一方にのみ問題があるわけではない。わかってはいるが改善は難しい。求められる型は常に変化する。どこに視点を絞るか。
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今(2012年)を生きる人たちのコミニュケーションと学校教育、その中で演劇ができること、 について述べている。 少し理屈っぼく感じる人もいるかもしれないが、読めばスッと頭に入ってくる。 学校の授業が、社会に出てからの毎日につながっていない 「コミニュケーション」って指す言葉の範囲は大きいけれど、その中でも重要なことは何? そんな思いが頭を掠めた経験がある人にはオススメの本かもしれません。 僕にとっては、阿川佐和子さんが言うような、「目からウロコ!」の本でした。
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