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クロク、ヌレ! の商品レビュー

3.1

25件のお客様レビュー

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2023/07/30

いつもの作風と違ってコミカルでサクサク読める、とても好きな作品だった。 登場人物は全員おかしい人ばっか、話の進み方もなるほどって感じ、フジコのイメージとは全然違う作品だった。 真里幸子さんの小説は、ちゃんと解決して完結するし、読んだ後に納得がいくから好き。

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2022/04/12

ちょうど原田マハさんのリボルバーを読んだ後だったので、 なんだかゴッホとゴーギャンの関係性みたいだなぁー って思ったよー。 あと、ゴッホの弟のテオもねー。 無名の画家だった義兄の絵を集める母親。 その義兄には、有名な作家との交流があったようで…。 有名な作家は、謎の死を遂げて…...

ちょうど原田マハさんのリボルバーを読んだ後だったので、 なんだかゴッホとゴーギャンの関係性みたいだなぁー って思ったよー。 あと、ゴッホの弟のテオもねー。 無名の画家だった義兄の絵を集める母親。 その義兄には、有名な作家との交流があったようで…。 有名な作家は、謎の死を遂げて…。 真梨幸子さんの複雑に絡み合う感じというよりは、 淡々と話が進んでいくように感じちゃったなー。

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2021/09/06

小説家ジョー・コモリと売れない画家岩代彰夫の死に関わる物語。コモリの死をきっかけに、彰夫の遺族や真相を探る人達の想い・思惑が絡み合う中、2人の過去が徐々に… ストーリーや語りが斬新で面白いのですが、真梨さんにしてはパンチが弱いかな?と。

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2021/01/17

うーん、真梨さんの小説は比較的タイプだったんだけど、これは全体的にパッとしないし、なんだろう‥、浅い感じがしてしまった。

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2019/11/19

彰子の母、久仁枝は売れない画家だった亡き義兄の遺作を集めるために日本中を駆け回る。 義兄が生きている時には、嫌悪感を露にし、仲が良い訳ではなかったので、彰子には不可解で仕方ない。 ただ、父と伯父は仲が良すぎるというか、幼い頃に両親を亡くし自分を大学にまで通わせてくれたという兄を、...

彰子の母、久仁枝は売れない画家だった亡き義兄の遺作を集めるために日本中を駆け回る。 義兄が生きている時には、嫌悪感を露にし、仲が良い訳ではなかったので、彰子には不可解で仕方ない。 ただ、父と伯父は仲が良すぎるというか、幼い頃に両親を亡くし自分を大学にまで通わせてくれたという兄を、今度は自分が養って行かなければと思っていたようだ。 そんな売れない画家だった伯父と最近自殺したという有名な作家が親しかったという話が持ち上がり、妙な展開に。 真梨さんの女性特有のドロドロ感は少し薄めだけど、男性同士の微妙な関係もあって、わりと面白かった。 2019.11.18

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2019/09/20

プールでなくなった作家。広告代理店の枯れた女史と売れっ子コピーライター。語り手の視点の移り変わりに翻弄されつつ一気読みだがイヤ度は低め。

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2017/02/01

2016年、7冊目は昨年も良く読み、年始にまとめ買いしてきた真梨幸子。 家電メーカーの派遣社員、岩代彰子、彼女の母・久仁枝は、久仁枝の意思で、伯父であるアマチュア画家、岩代彰夫の遺品を探している。一方、世界的流行作家、ジョー・コモリの死をきっかけに、広告代理店の深田喜代美、プラ...

2016年、7冊目は昨年も良く読み、年始にまとめ買いしてきた真梨幸子。 家電メーカーの派遣社員、岩代彰子、彼女の母・久仁枝は、久仁枝の意思で、伯父であるアマチュア画家、岩代彰夫の遺品を探している。一方、世界的流行作家、ジョー・コモリの死をきっかけに、広告代理店の深田喜代美、プランナーの嶋元ミチルは彼の空白の一年を追いかけるようになる。そこに関係していたのは、岩代彰夫であった。 四人の女性の視点を中心に、そして、もう一つ、イントロダクションで登場する、語りべ的◯◯の俯瞰的視点が絡み、物語は展開していく。 今作は、他の、真梨幸子流イヤミスとは、一味違う。真梨幸子が描く、女性特有の粘着質のドロリとした部分はあるものの、作品全体としての印象、読後感はソレ程重いモノではない。この辺が評価の分かれ目。個人的には、ストーリー展開のドライブ感、読者を引き付ける力は健在も、オチが少し弱いし、語りべ的◯◯が馴染めないという部分で、可もなく、不可もなくってトコロ。評価は★★★☆☆。 もちろん、タイトルの『クロク、ヌレ!』はローリング・ストーンズの曲からだし、ブライアン・ジョーンズの死も味付け的に使われている。ただ、それだけで手を出すコト、この作品だけで作家を判断するコト、それは避けていただきたいかな。

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2015/09/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

有名な作家の死と無名画家との関係を自分達の出世の道具とした2人の貪欲な女性の話。 ああ、あの人が犯人だったのね。

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2015/04/19

今まで読んだ真梨幸子の作品の中では一番ユーモラスではないかと思った。独特の人物描写はさすが。ただ物語の内容がいまいちピンと来なかった。ストーンズの曲、paint in blackの引用のされ方にも無理があったような気がする。

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2015/01/25

 無名画家の人生を広告企画のために暴いていく、有名人との意外な接点や、不可解な殺人事件など・・・周囲のキャラクタが際立つ、著者がお得意のちょっとあぶない人達が登場する、壊れかけた人たちの扱いが上手い。

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