本屋さんで待ちあわせ の商品レビュー
す、すごいですしをんさん!! BLばっかりじゃないのは知ってたけど、どういう風に本を選んでいるのかが気になる…。 もちろん、「仕事として」、新聞や雑誌に書いた書評もたくさんあるのだが。それにしても。 彼女こそが、読書道の求道者である。
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先日刊行の『お友だちからお願いします』と対になるようなこの本ですが、内容は別なので特に問題は無いです。でも2冊の表紙絵の人物関係を見比べるとニヤニヤできます。 前作も思っていたけど、この2冊の小口から表紙までの抉り具合が深すぎて、前半ちょっと持ちづらいのは自分だけですか。そうです...
先日刊行の『お友だちからお願いします』と対になるようなこの本ですが、内容は別なので特に問題は無いです。でも2冊の表紙絵の人物関係を見比べるとニヤニヤできます。 前作も思っていたけど、この2冊の小口から表紙までの抉り具合が深すぎて、前半ちょっと持ちづらいのは自分だけですか。そうですか。 『お友だち〜』は日常エッセイ。『本屋さん〜』は書評エッセイ。書評本を読む度に、あらゆるジャンルの本を読んでいる人はすごいなぁというか、それでこその読書家というのだろうなぁと思うのですが、どうしても自分で読むものは偏りが生じるし、果てしない本の世界でいつもと違った本を手に取るというのはなかなか勇気がいるので、基本的な趣味嗜好が近い人の書評本というのはとっても興味があるしありがたいしワクワクする。 三浦しをんの場合、通常の書評本と違うのは、書き方がそれぞれ違う所のが面白い。日常エッセイの勢いのままに、くだけた文体でパッションをぶつけられる事もあれば、冷静に分析したことを淡々と書く事もあれば、突然叙情的な小説の一節かと思うような表現をする事もある。 この本は普通に1冊の本を取り上げているものが多数ではあるけれど、作家自体を取り上げているものもあるし、『東海道四谷怪談』については1章まるごと考察している。小説に限らず漫画もBLもあるし、いろいろと飽きない。 とにかくどれもこれも気になる。『クラシックCDの名盤』の引用紹介文は面白すぎるし、「なにかひとつのことに取り憑かれた人間の話が好き」というのは自分もです。「萩尾望都の年齢不詳感」というのもよくわかる。この「年齢不詳感(ファン層の幅広さも含めて)」を持つ漫画家は何人か上げられると思うが、そういった漫画家が現存するという事にあらためて幸せを感じる。真面目に美しく紹介された『女王国の城』の方があまり伝わってこない気もするが(苦笑)、宮沢賢治の短歌も気になるし、『明鏡ことわざ成句使い方辞典』なんて言われなきゃ絶対この面白さに辿り着く事なんてなさそうだ。『山月記』は教科書で誰しも気に留める作品の1つだと思うけれど、やはりあなどれん中島敦。近代作家の手紙というのは結構面白くて、中島敦のも確か神奈川近代文学館で見て微笑ましく思った記憶がある(違ったらすみません)。気にはなっているものの個人的に当たり外れが激しそうだなという作家陣も、「じゃあまずはここに載っているものでも読んでみようかな」と思う。 BL小説版の書評本も出してくれないかなぁと常々思っているのだけれど、それに限らず三浦しをんの書評本は今後も刊行されると嬉しいなぁ。
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三浦しをんさんの書評集『本屋さんで待ち合わせ』を読了しました。 同社から出た日常エッセイ『お友だちからお願いします』と対になっていて、タイトル、帯、帯紐が赤青で統一されてて素敵です。 LGBTマーケットを取り上げた入江敦彦さんの新書『ゲイ•マネーが英国経済を支える!?』が紹介され...
三浦しをんさんの書評集『本屋さんで待ち合わせ』を読了しました。 同社から出た日常エッセイ『お友だちからお願いします』と対になっていて、タイトル、帯、帯紐が赤青で統一されてて素敵です。 LGBTマーケットを取り上げた入江敦彦さんの新書『ゲイ•マネーが英国経済を支える!?』が紹介されていました。
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