僕たちはガンダムのジムである の商品レビュー

常見陽平【著】

2014/04/16

私達サラリーマンはガンダムではなく、量産型のジムである。共感できる部分が多かった。ジムだからと言っても悲観することなく、ジムはジムなりに期待された仕事をやり遂げよう。

2014/02/23

なかなか本質を着いていると思った。
多くの人間、特に中途半端な成功体験がある人間にとって、自分がガンダムではなくジムであるということを受け入れるのは、かなり辛いことである。

自分自身、ガンダムとまではいかなくとも、ジムではないナニカと思っていた。
ジムであると気付いたのは、本書がいうような勘違いによる転職と分かりやすい失敗を経験したからである。

ただ、自分がジムであると自覚したからこそ見えてくることもたくさんあるし、それを前提としたキャリア設計・人生の戦略というものもある。

世の中の90%くらいの人は理解していて良い考え方と思う。

2013/12/21

ビジネスパーソンの大多数は「普通の」人であって、独立して凄い会社を立ち上げられるわけでもないし、ノマドと称して自由っぽい働き方が出来る訳でも無い。
でも、そんな普通の人が会社を動かし、社会を動かす存在なのだ、決して少数のカリスマが世界を握っているのではない、という常見氏の仕事に対する見方がエッセンスとして凝縮されている。
（ジョブズがいくら閃いたって、実際にアクションするのは社員たちだ。）

他にも著作はあるのだが、この本が最も根源的なテーマを扱っている様に思え、一番読み応えのある本だと思う。
逆に言うと、他の著作はこの本のエッセンスから波及した枝葉的なトピックが多いので、この本を読んだらあとは参考程度に、という感じか。

ヘンに「意識高い系」を意識して、「自分は普通の枠から飛び出さなければいけない！」などと脅迫的に思い込まされた結果、自己啓発に取り組んだりするくらいなら、一歩引いて冷静に淡々と普通であることを肯定的に受け止め、やれる範囲でやる事をやる、そんな感覚がいいのだろう。

就職前に読めたらよかったと思う一冊でもある。

2015/05/27

基本的には、現状にある程度満足して生きようという、著差の考えをガンダムのモビルスーツに例えてまとめた内容です。

過酷な時代を生き抜くために優秀な人＝「ガンダム」になろうと無理はしていないか？
我々のほとんどは、ガンダムにはなれない。
普通の人＝「量産型ジム」なのだ。

社会の現状、教育などジム人材が育つ環境、ジムとしてどう生きるかの戦略という３章構成で書かれています。

基本的には、我々は過度に不安にさせられているだけで、今のままでも十分であり、そんなに頑張る必要はないという内容です。

ただ個人的には疑問を感じます。
普通の人でもそれなりの努力、勉強は必要だと思うし、著者自身もやっていることが書かれています。
にもかかわらず、今のままでも十分では？
というのは少し無責任な感じです。

本を出版しているだけでも、著者は普通の人ではないですしね。

キャッチーなタイトルのため、最期は無理やりジムを出しています。(笑)
まぁ、楽しく読めれば・・・というところです。

2013/12/16

ガンダム世代の著者が、ガンダムのような主役級になれないその他大勢のビジネスマンがどのように働いていけばよいのか述べた本。

2013/12/10

　ヒーローなしでも世の中は動いているのにもてはやされるのはヒーローばかり、薄々感づいていてもそれを否定できずに丸め込まれて社畜のように働かせられるこの国のその他大勢、その心の中には自分がヒーロー、自分がアムロでありガンダムであると信じ込んでいるそのギャップが面白い。

　だからといって今現在の国のあり方すべてに対して異論をはさむのもどこか間違っている気がする学校だって会社だって存在価値は大いにあるし、その存在を否定して国が成り立つとも思えない。

　世の中の悪に自分の考えをプラスすることができるその力が本当のガンダムとなるべきそこを勘違いすることにより無用の対立が生まれそして争いへと発展していく。本当の力とは本当の正義とはそれを教える、いや自ら掴み取るのが人という存在のあり方だと思う。

2013/10/21

僕たちはガンダム(ヒーロー)ではなく、ジム(普通)なんだと唱ったキャリア論の本。ズバズバと厳しさを説いています。着実に現実を見てキャリアを考えられるかを教えてくれます。

2013/10/13

40過ぎてもやっぱりガンダムがいい。自分でもジムだとわかっているが。。。
そうじゃないとモチベーションが維持できない。
でも、ガンダムを意識していたら、うつ病になっちゃう！

2013/09/30

就活中、某企業の説明会で常見さんがゲストでトークを拝聴し、また就活本も読みとても参考になる話が多かったので、就活が終わった今、また常見さんの本を読みたいなと思い、読みました。これから社会人になる人、現在働いている人にもオススメの本だと思いました。ストレートでズバッと伝えたいことを書く常見さんの文章は、本当に心に響きます。ガンダムから引用しているので、ガンダムを見たことがない私でも苦にならずに読めるのかと心配していましたが、全く問題ありませんでした(*^_^*)

2013/08/25

「世の中は普通の人で動いている」

　私たちはガンダムのように希少性があり目立つ存在ではなく、簡便なデザインで描かれ頻繁に倒されるその他大勢のジムなんです。
　ジムなんだから大した努力なんていらなくて平々凡々と適当に仕事していていいってわけじゃなく、今の会社は軋み劣化し安全じゃなくなってきているから、ジムだって生き延びるために必死に戦わないといけないのです。