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ぼくたちの骨 の商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2017/04/19

タイトルと題材に惹かれて読んだ。骨、骨格、動物が好きだから。 読了後の物足りなさが否めない。 結局なにがメインで、なにが言いたかったんだろう…という感じ。 剥製に関して書いた本は少ないからその点は凄く良いなと思うけれど、青春ドラマ的な要素が勝っているから社会科見学のよう…。 主...

タイトルと題材に惹かれて読んだ。骨、骨格、動物が好きだから。 読了後の物足りなさが否めない。 結局なにがメインで、なにが言いたかったんだろう…という感じ。 剥製に関して書いた本は少ないからその点は凄く良いなと思うけれど、青春ドラマ的な要素が勝っているから社会科見学のよう…。 主人公が剥製師なら面白いのに…と思わずにはいられなかった。 青春ものとしても、まっすぐに思春期の懊悩を描いた方が惹かれるかも…。 青春と剥製という組み合わせや興味を持つきっかけは面白いけど、どっちも中途半端ならそれぞれ別々に読みたかった…。

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2017/04/01

中学3年生の千里は、故障のため陸上部を休みがち。友人の春人に誘われて始めた新聞部の活動で、不格好なチーターの剥製と出会う。魅力的な人物描写(学芸員さんも出てくる)や青春の光のようなものが眩しい。YAでもいいかも。

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2016/09/03
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足の痛みで陸上の練習を休んでいるときに顧問の先生の接し方が、自分の考えを押し付けすぎて嫌だった。剥製に興味を持ったことがなかったので、題材として面白かった。

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2016/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

剥製ってつくるの失敗するとそんな無残なことになるんだーっと思う。 生きているものと死んでいるもの。 死んでいるものを触りたくない、と思うのは確かになんでだろう? なんか全く違う存在になってる感じがするのかなあ? 以前なぜか駐車場に鳥が死んでたんで、仕方なく移動させたことがあるんだが、 あの時のずっしりとした重みが今でも忘れられない。

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2015/10/27

怪我のため陸上部の練習に参加したくてもできない千里。幼馴染に新聞部に勧誘されたことから、取材で動物の剥製と出会い、その出会いを通じて自分の怪我とも向き合っていけるようになっていく過程が胸に響いた。 骨と筋肉の関係や動物園と博物館のつながりなど興味惹かれ、面白かった。これから剥製や...

怪我のため陸上部の練習に参加したくてもできない千里。幼馴染に新聞部に勧誘されたことから、取材で動物の剥製と出会い、その出会いを通じて自分の怪我とも向き合っていけるようになっていく過程が胸に響いた。 骨と筋肉の関係や動物園と博物館のつながりなど興味惹かれ、面白かった。これから剥製や動物の骨を見るとき、見方が変わりそう。 メタボチーターがどうなるのかぜひ読んでみたいけど、続編出るのかな?出てほしい。

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2015/10/20

走るのが好きな安中千里。 けれど足底筋膜炎(扁平足)のため、足の痛みが取れず、走ることはドクターストップがかかっている。 元気がない千里に、幼馴染の小木春人が、新聞部に入らないかと勧誘してきた。 手はじめに、もうすぐ休館する地元の小さな動物園・あがたの森動物園を取材しに行かないか...

走るのが好きな安中千里。 けれど足底筋膜炎(扁平足)のため、足の痛みが取れず、走ることはドクターストップがかかっている。 元気がない千里に、幼馴染の小木春人が、新聞部に入らないかと勧誘してきた。 手はじめに、もうすぐ休館する地元の小さな動物園・あがたの森動物園を取材しに行かないか、と。 新聞部に興味はなかったが、思い出の場所でもあるあがたの森動物園に行った千里たち。 森の中にある小さな小屋にある、動物の剥製を見た。 千里が心惹かれたのはチーター。本来はもっとスマートなはずなのに、なぜか太っていて、痛みが激しいそれは、地球で一番速く走る動物とは思えない姿をしていた。 走ることが好きなのに、走れない。 千里はそのチーターのことを、もっと知りたいと思い・・・。 剥製って、あまり意識したことのない存在だった。けれど、その生きていたものの証がそこにある。 まだ物語が続きそうな、それは千里がこの先どうするのかとも思わせるラスト。

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2015/03/09
  • ネタバレ

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足の痛みのために陸上部の活動に出られない主人公・安中千里が、新聞部の幼馴染に連れられて訪れた廃園間近の動物園。その敷地内の古ぼけた建物の中に、二人はひどく不格好なチーターの剝製を見つけて… 作者は児童文学の賞を取っている人ですが、文の纏まりがきれいなので大人も違和感なく読めると思います。ラストが物足りなかったというレビューが多いですが、個人的にはあれが物語の続きに想像が膨らむいい落とし所だと感じました。ただ個々人の関係の描写は少し薄かったかな。その辺りは児童文学ということで、何卒。

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2014/11/18

扁平足が原因の故障で陸上部を休んでいる千里。扁平足仲間という仲間意識がわく。千里は廃園の決まった動物園で出会ったチーターの剥製に興味を持ち、剥製について調べていくことになる。 初めて知る剥製についての話に興味をそそられた。中学生が主人公としては珍しいと思うけど、面白かった。

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2013/06/26
  • ネタバレ

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剥製、骨がテーマの小説とは珍しいと思いました。 中学生の部活の話なので、私より娘向けの話かもしれません。 でも面白くて読みやすかったです。もう少し掘り下げて欲しい点もありましたけれど。 足底筋膜炎のため、陸上部をしばらく休んでいる千里を、春人が新聞部に誘う。 取材のため、休園予定の動物園に一緒に行き、不恰好なチーターの剥製を見つける。 チーターの剥製がどうして不恰好なのか、直せるのか、 剥製を作る意味、修理をする人、骨についてなど取材をしていく。 それと並行して自分の足の治療や自分自身にも向き合っていく。 …けれど、 陸上部に復帰できそう、新聞部も掛け持ち チーターの剥製の修理や調査などもまだまだ、 ちょっと半端かな?というところで終了。 続編も出たら読みたいと思います。

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2013/03/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

扁平足が原因で足を故障し、陸上部を休んでいる主人公(千里は中学生の女の子)が、休園間際の小さな動物園で見つけた、不格好なチーターの剥製から興味を広げていく話。 ストーリーは淡々としていて、大きな事件が起こったり劇的な結末を迎えたりはしないが、伏線のつながりが楽しい。 人の骨や筋肉のこと、中学生の女の子らしい心の機微、剥製のこと、千里に時々届け物をする猫のこと、ありがちな父・母像・・・大人にも心地よく興味を抱かせる。 続編があってもいい感じ…千里のその後や、いろいろなものがどうなっていったのか知りたいなぁ。

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