1,800円以上の注文で送料無料

「ネットの自由」VS.著作権 の商品レビュー

4.3

25件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    4

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2016/10/23

今、審議中のTPPについて知財方面から解説した書。 著作権の解説から、日本の状況(といっても2012年の著作だけど変わっていない気がする)をわかりやすく示している。 TPPがアメリカの仕組みの国際化だということがよくわかる。日本はこれを受け入れてよいものか、もっと論議が盛りあっが...

今、審議中のTPPについて知財方面から解説した書。 著作権の解説から、日本の状況(といっても2012年の著作だけど変わっていない気がする)をわかりやすく示している。 TPPがアメリカの仕組みの国際化だということがよくわかる。日本はこれを受け入れてよいものか、もっと論議が盛りあっがてよい。

Posted byブクログ

2015/06/23

TPPという黒船を仮定することで現状がくっきりと描写されてよく理解できる。しかし著作権はそろそろ根本からやり直したほうが便利。コピー機だのカメラだのが身近に普及しすぎてやすやすと著作権侵害してしまう。

Posted byブクログ

2015/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

オンラインショップで購入。 知財部の仕事に直接関係は無いものの興味のある題材でさくさく読めそうという事で購入しました。 実際、文章も読みやすくこういった本にありがちな自分語りの嫌な部分もなく、興味深く読みつついくつか為になる部分もありました。

Posted byブクログ

2014/11/11

TPPについてはいろいろなところで取り上げられているが,著作権に関することもこれだけ縛られることは初めて知った. 一般的にはほとんど知られていないのではないだろうか. SOPA,PIPAについても表面だけでは分からないことがたくさんあることを知った. 著作権問題を論ずるには...

TPPについてはいろいろなところで取り上げられているが,著作権に関することもこれだけ縛られることは初めて知った. 一般的にはほとんど知られていないのではないだろうか. SOPA,PIPAについても表面だけでは分からないことがたくさんあることを知った. 著作権問題を論ずるには押さえておくことが必須の一冊だろう.

Posted byブクログ

2014/02/03

一般レヴェルではなかなか報道のなされない、知財分野におけるTPP問題についての概説。TPPで米国が主導する著作権強化やその背景等を分かりやすく解説している。個人的には、現在の日本のコンテンツ業界における二次創作を取り込んだ盛り上がりは維持していくべき(著作権者の利益は守られるべき...

一般レヴェルではなかなか報道のなされない、知財分野におけるTPP問題についての概説。TPPで米国が主導する著作権強化やその背景等を分かりやすく解説している。個人的には、現在の日本のコンテンツ業界における二次創作を取り込んだ盛り上がりは維持していくべき(著作権者の利益は守られるべきではあるが、ファンの純粋な「好き」という心情をベースに成立している場に非親告罪という概念を強引に持ち込むのは「無粋」と思う)であると感じており、そのために日本における「最適な知財バランス」の実現に向けた交渉がなされる事を切に願う。

Posted byブクログ

2013/06/13

キーワードだけはよく聞く「TPP交渉」。前政権から政権交代しても、外交交渉の重要事項としてクローズアップされています。ところが要素が余りにも多岐にわたっているため、ワシもそうですが「で、結局TPPって何?」という疑問符は多くの人が持っているところかと思います。 で、本書。そのT...

キーワードだけはよく聞く「TPP交渉」。前政権から政権交代しても、外交交渉の重要事項としてクローズアップされています。ところが要素が余りにも多岐にわたっているため、ワシもそうですが「で、結局TPPって何?」という疑問符は多くの人が持っているところかと思います。 で、本書。そのTPPの中では要素のひとつに過ぎませんが、とても大きな意味を持つひとつである「著作権の(加盟国)標準化」について、ひとつひとつを丁寧に、日本の実情と世界の実例を踏まえて解説されていて、ワシ自身、かなりの部分でTPPの著作権分野への理解が深まりました。 表題にもありますが、TPPで提示される著作権は、過渡期でもあるネット社会と「どのようなバランスを取るか」が計られています。そしてそこはどうしても、従来の産業を重視した構造にならざるを得ません。 でも、ネットって実際「ただのインフラ」なんですよね。それ故に、従来の発想から離れた、このインフラを踏まえた制度設計が大切。果たしてTPPはそれを実現できるのか……というと、この本を読んだ上でのワシの理解は、それは難しいんだろうな、ということ。 何にせよ、そこまで(ある程度ですが)きちんと考えられ、意見を持てるようになる、という意味でも、本書は良質の教科書です。

Posted byブクログ

2013/06/16

TPPはやはり恐ろしい・・・ 知財の分野でどのようなルールがつくられるのか・・・ そのあたりの事情を知るにはよい著作だと思う。

Posted byブクログ

2013/06/27

国際条約と著作権。 同著者の「~何か」「~世紀」と比べて,より限られた論点にフォーカスした感じ。 自分の感想がまとまらないので,,,とりあえず他の人の書評をご紹介。 FJneo1994氏 「企業法務戦士の雑感」 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/...

国際条約と著作権。 同著者の「~何か」「~世紀」と比べて,より限られた論点にフォーカスした感じ。 自分の感想がまとまらないので,,,とりあえず他の人の書評をご紹介。 FJneo1994氏 「企業法務戦士の雑感」 http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20130224/1361987368 ta26氏「風観羽 情報空間を羽のように舞い本質を観る 」 http://d.hatena.ne.jp/ta26/20121104

Posted byブクログ

2013/03/21

本書のテーマは大きく3つに分かれている。 ひとつは、アメリカがTPPによって目指している知的財産戦略がどういったもので、日本にどういう影響を与えうるかという解説。TPPは自由な貿易を唱っている一方で、知財については強力な権利設定がされていて、かならずしも流通を促すものではないこと...

本書のテーマは大きく3つに分かれている。 ひとつは、アメリカがTPPによって目指している知的財産戦略がどういったもので、日本にどういう影響を与えうるかという解説。TPPは自由な貿易を唱っている一方で、知財については強力な権利設定がされていて、かならずしも流通を促すものではないことが指摘されている。 ふたつめは、そもそもの知財ルールの在り方について。国内で個別にルールを決めるべきか、条約によって国際的なルールを作るべきか、というのは難しい問題だけれど、自分の行動がどの国の法律によって規制されるか不透明な現状は、規制する側の態度によって大きく変動してしまう可能性ので好ましくないとは思う。 3つめは著作物によるビジネスについて。現状のコンテンツ提供企業とユーザーとの対立構造について、社会学的な指摘がされている。今後、どういう流れになるのかわからないけれど、流通しにくくすることによって収益を得るモデルを成立させるには、強力なプラットフォームとセットでなければ難しいと思われる。

Posted byブクログ

2013/03/03

福井弁護士の著作権新書シリーズ第3弾。時流を踏まえてSOPAやACTAといった話題からTPPの知財条項へと話題は移る。 現代の著作権法のトピックをもれなく押さえた解説もさることながら、ネットの世界のビジネスモデルの未来像まで、「コンテンツ」&それにかかわる権利という切り...

福井弁護士の著作権新書シリーズ第3弾。時流を踏まえてSOPAやACTAといった話題からTPPの知財条項へと話題は移る。 現代の著作権法のトピックをもれなく押さえた解説もさることながら、ネットの世界のビジネスモデルの未来像まで、「コンテンツ」&それにかかわる権利という切り口から、くまなくカバーされており、著者の強い情熱を感じることができる。 なお、巻末にはTPP知財条項の抄訳が収録。

Posted byブクログ