黄色い水着の謎 の商品レビュー
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あー、読んでしまった。もったいない。 クワコーはやっぱり、素晴らしい。 期待を裏切らない、向上心のなさ。 意欲はあるが、それはザリガニ獲りに向けられ、 「すてきな奥さん」顔負けの節約術。 でも、それでも、安物でも酒は飲む。 困った時は、文芸部員を頼る。 たらちね大は学力が低いと言いつつも 絶対、なんとかしてくれる、と思ってる感じが 溢れてるなぁ。。。 いいなぁ、いいなぁ。 職業が准教授だなんて、なにかの間違いだったかと 思わずにはいられない。 でも、准教授なんだよねー。 子どもにもバカにされ、というより 子どもにもビビっちゃう。 器のちっさい、肝っ玉のちっさい、 もう、愛すべきクワコー。 今の職場を逃したら、 もうほんとに潰しきかないよ。。 毎回彼が、職を失わなくてよかったと、ホッとする。 ガンバレ、、クワコー。 いっけん、イケメンに見えると思えた前作であったが、 今となっては、挙動不審なおじさんにしか見えなくなってきた。 そして、ますます、逞しくて冴えてる ジンジンに代表される部員達。 こういうのが、生きる力ってやつかしらね。 もしも、今、あなが何かに悩んでいたら、 是非、読んでみよう。
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「ネタバレをやると、推理作家協会に消されちゃうんだよね」「キタカタケンゾーが殺しにくるんだって」「恐ーい」 相変わらず妙にテンポのよい文章でなんか頭がたらちね大の愕然レベルになりそうでしたが、癖になる…。
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クワコ―シリーズ第二弾。 たとえ小説であっても、ダメな子が出てくるとイラッとしがちなんだけれど、クワコ―は許せるっていうか、むしろ大好き。 お小遣いとかオヤツとか、あげたくなっちゃうよ。
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愛すべきダメ人間クワコーのダメっぷりが、このシリーズ第2作でもいかんなく発揮されてます。クワコー大好き!
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クワコーシリーズ第2弾。 文芸部の夏合宿で女子部員の水着が盗まれた表題作と、期末テストの答案を紛失してしまう「期末テストの怪」の中編2つが収録されている。 相変わらずのダメっぷりを発揮して嘆き節と開き直りを繰り返すクワコーは、僻地の大学でいじましいながらもそれなりに小さな幸せを得...
クワコーシリーズ第2弾。 文芸部の夏合宿で女子部員の水着が盗まれた表題作と、期末テストの答案を紛失してしまう「期末テストの怪」の中編2つが収録されている。 相変わらずのダメっぷりを発揮して嘆き節と開き直りを繰り返すクワコーは、僻地の大学でいじましいながらもそれなりに小さな幸せを得て生きている。明らかに准教授としてそれはどうなのと思う人物だが、この自虐的な心理描写がなかなか楽しい。 クワコーをバカにしつつもピンチになると助けてくれる文芸部の面々も個性爆発。ただ、謎をとくホームレス女子大生ジンジンの出番は前作より少ない。彼女が登場すると謎を解いて話が終わってしまうからだろうが、ちょっと寂しいかも。 下らないと思いつつもニヤニヤしながら読んでしまう変なシリーズだが、前作より慣れたのかだんだん好きになってきた。
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クワコー第二段! 思わず一気読みv(。・ω・。)イェイ♪ 相変わらず小さ〜い准教授だなぁ(o^o^o) 自虐的だし、立場低いし。これがかえって周りにプラスなのかも。 いろんな意味でスタイリッシュでした☆ 【評価軸】 低 0〜10 高 1期待感(帯や背表紙、前評判)10 2キャラクター(登場人物の性格、キャラの立ち具合)10 3設定・コンセプト(舞台や軸となる設定)8 4インパクト(全体を通じたメッセージ性や衝撃度)9 5独創性(作者らしさや他との比較)10 6新しさ(類似したものがないか)10 7意外性(開始と結末の落差、奇抜さ)7 8読みやすさ(文章としての読みやすさ)7 9美術性(表紙や作品の美的センス、情景)10 10総合点(作品全体の出来映え)10 総評価(1〜10の平均点÷2)9.1÷2=4.5 ★★★★★
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