なぜ大企業が突然つぶれるのか の商品レビュー
日本の大企業が苦戦している原因を述べた本。著者は「複雑系」という言葉をキーとして説明しているが、社会は常に複雑であって変化していると思うので、特に、今になって状況が変わって社会が複雑になったという著者の考えとは違うが、言いたいことは伝わってきた。特別なことを言っているわけではなく...
日本の大企業が苦戦している原因を述べた本。著者は「複雑系」という言葉をキーとして説明しているが、社会は常に複雑であって変化していると思うので、特に、今になって状況が変わって社会が複雑になったという著者の考えとは違うが、言いたいことは伝わってきた。特別なことを言っているわけではなく、得るものは少なかった。 「日本企業が間違っているのは、「仕事のシーンと、休暇のシーンを完全に分離させてしまう」こと。たとえば、社員が休暇中に何かのアイデアをひらめき、すぐに別の社員に連絡を取りたい場合も、自宅から会社のメールソフトにアクセスできない、というケースだ。これでは逆に、社員の自由な活動を会社が妨げてしまう」No.1330 「複雑系社会では過去の事例を熟知しても、「そういうことがあった」という事実を知るだけに過ぎない。そこから自分の人生を切り拓くヒントはほとんど出てこない。未来は誰も経験したことがない。そこに切り込むには、自分の頭で考え、最善だと思われる道を選択しなければならない」No.1338 「私は新入社員のころ、「誰がリーダーをやってもうまくいくのが、いい組織の条件だ」と聞かされて仰天したことがある。当時はほんとうにそうしたコンセンサスがあったのだ」No.1489 「(現代社会からかけ離れたルール)「教室の天井は3m以上にする」という規制。なんとそれが決められたのは明治時代。そのルールは、2004年に埼玉県の草加市が問題提起するまで、およそ120年にわたって手付かずのまま残っていた」No.1629 「安定を求めて公務員になりたい、という人が増えれば増えるほど、その社会は活力を失い、前進しなくなってしまう」No.1649 「複雑系社会では、日々激変する環境に対応できる「多様な人材」が必要である。平均点主義をとるいまの教育制度は、そうした人材の輩出に、不向きだと言わざるを得ない」No.1875
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自分用キーワード 大原農園(ネット直売をしている) アラブの春 複雑系 体にフィットするソファ 雁の群れ ステルスマーケティング(簡単に見破られる) 外部経済性 ポジティブ・フィードバック アンブレラ経営 ガラパゴス化 エルピーダの破綻 リンクトイン 労働者健康状態調査 「石の上...
自分用キーワード 大原農園(ネット直売をしている) アラブの春 複雑系 体にフィットするソファ 雁の群れ ステルスマーケティング(簡単に見破られる) 外部経済性 ポジティブ・フィードバック アンブレラ経営 ガラパゴス化 エルピーダの破綻 リンクトイン 労働者健康状態調査 「石の上にも三ヶ月」 前例主義 「上司の中には自らの存在感を維持する為に、部下のアイデアに文句を言うこと自体を目的にしている者もいる(略)。一通り欠点だけをあげつらい、代案を出さない上司は最悪だ」 新潟市(待機児童が極めて少ない) 都営地下鉄・東京メトロ一元化(猪瀬直樹氏によって実現)
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イマイチだった。どこかで聞いたような内容だった。ただ本当にやるべきことがわからない人が、とりあえず始めるには語学とプログラミングがお勧めということは参考になった。
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iモードの生みの親である夏野氏の著書。多角的、且つ的確に企業や経営の趨勢を分析。著者の視点には多々関心させられる。 が内容に対して本のタイトルにやや違和感あり。
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ITにより社会は複雑系の社会へ一変した。日本企業は複雑性への対応ができていない。 複雑系のキーワードは創発、自己組織化、外部経済性、外部脳。 創発の例:三人寄れば文殊の知恵 自己組織化の例:Googleの検索結果 外部経済性の例:アップルのAPI公開 外部脳の例:SNSでユーザー...
ITにより社会は複雑系の社会へ一変した。日本企業は複雑性への対応ができていない。 複雑系のキーワードは創発、自己組織化、外部経済性、外部脳。 創発の例:三人寄れば文殊の知恵 自己組織化の例:Googleの検索結果 外部経済性の例:アップルのAPI公開 外部脳の例:SNSでユーザーの声を取り込み製品開発を行う 自己組織化の動きを予想しながら手を打って製品開発を行う SNS時代は自分の人生観、社会観、政治観をしっかり持ち発信することが新しい人脈の構築法になる 知識を記憶する能力より、目先の課題に対して自分なりの答えを出す能力が求められている
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・複雑系は、創発、自己組織化、外部経済性、デファクトスタンダード、ポジティブフィードバック(二段ロケット)。 ・fb、楽天、グリーも最初は閉じていた。 ・ITはツール。火縄銃を三段打ちで使う ・ロジカルシンキングは考えの整理だけ。現状打破するにはいろんな人の話を聞いて自分の幅を広...
・複雑系は、創発、自己組織化、外部経済性、デファクトスタンダード、ポジティブフィードバック(二段ロケット)。 ・fb、楽天、グリーも最初は閉じていた。 ・ITはツール。火縄銃を三段打ちで使う ・ロジカルシンキングは考えの整理だけ。現状打破するにはいろんな人の話を聞いて自分の幅を広げること。 ・チャンピオンに根回しは聞かない。一目置かれることが大事 (リーダーに必要なこと) 1.議論をつくすほど結論はでない、決断すること 2.ディテールをしる 3.一次ソース 4.哲学 ・部下に任せ言い訳させない
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世の中は複雑系である、ということについて様々な観点から語られている。 やはりITを使いこなすということの重要性は高いと思う。特に上の世代。 新しい技術を受け入れる気がないような人は上に立つべきではないと思う。 またこれまでの詰め込み型の教育ではなく、ITを活用して自ら考えること...
世の中は複雑系である、ということについて様々な観点から語られている。 やはりITを使いこなすということの重要性は高いと思う。特に上の世代。 新しい技術を受け入れる気がないような人は上に立つべきではないと思う。 またこれまでの詰め込み型の教育ではなく、ITを活用して自ら考えることが出来る人物を作る教育というのは必須だと思う。
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いつもの夏野さん節だった。夏野さんのTwitterをフォローしていたりしている人にとっては新鮮みは薄いかもしれない。 話が発散してて一つの本としてはまとめ方、綴り方があまりうまくない気もした。
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読了.本当に読んでよかったと思う一冊.前々から思ってたけど,夏野剛氏は思考回路や価値観に非常に近いものを感じる.だからこの一冊も普段の考えを代わりに明文化してくれたみたいで有難くすら感じた.内容は「IT革命後の現代社会をどう生きるべきか」と言った話題で,日頃からそういう社会に曝さ...
読了.本当に読んでよかったと思う一冊.前々から思ってたけど,夏野剛氏は思考回路や価値観に非常に近いものを感じる.だからこの一冊も普段の考えを代わりに明文化してくれたみたいで有難くすら感じた.内容は「IT革命後の現代社会をどう生きるべきか」と言った話題で,日頃からそういう社会に曝されてる人にとっては,ありきたりな話題ばかりかもしれない.でも,あまり馴染みのないひとには目から鱗だらけなんじゃないかと思う.本来,こういった話題は,教育課程でだれもが一度は思案しなくちゃならないくらいの重要なものだと思うけど,残念ながらこういった社会観をもってる教育関係者は少ないんじゃないだろうか.これからの子供たちでは,こういった社会変化に曝されている親をもつかどうかで,大きな教育格差が生まれるように思う.あまりIT革命とかを身近に感じていない僕ら世代の仲間にこそ,読んでもらいたい一冊です. “おわりに”を読んで気づいたけど,僕や夏野氏の思考や価値観の原点は,SFものに心を奪われた人生を送っていることによって形成されているものなのかも知れない.
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タイトルはちょっと内容と合っていませんが、要は企業だけでなく社会全般が現在は「複雑系」になっていて、それに対応できない組織、個人は生き残れないというもの。 これまで夏野氏は幾度も「複雑系」をキーワードにビジネス提言をされてきたようですが、本書の「複雑系」の解説はわかりやすかった...
タイトルはちょっと内容と合っていませんが、要は企業だけでなく社会全般が現在は「複雑系」になっていて、それに対応できない組織、個人は生き残れないというもの。 これまで夏野氏は幾度も「複雑系」をキーワードにビジネス提言をされてきたようですが、本書の「複雑系」の解説はわかりやすかったです。 「複雑系」の反対は「閉じた系」。つまり内向きで前例に捉われた組織や個人は、現在の猛烈なスピードで変化する予測不可能な社会に適応できないということ。では「複雑系」な組織や個人とは何かといえば、外に向けて開かれていて、数多くの新しい出会いと発見の中から互いに刺激しあって新しい発想を生み出すこと。また、それらが数多く集まって、社会全体に当初は予期しなかったインパクトをもたらすこと。そしてこのサイクルが繰り返すこと。(ポジティブフィードバック)といったところが主旨でしょうか。 雑誌の連載をまとめた本だから仕方ないでしょうが、後半の社会変革提言は、ちょっといかにもあとから付け足した感じもします。前半は「複雑系」について、新書らしく簡潔にまとめてあって、そこには気づきと好感を得られた一冊でした。
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