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チンパンジーはなぜヒトにならなかったのか の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2020/03/18

ALMOST CHIMPANZEE http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000185940

Posted byブクログ

2013/11/12

700万年前に共通祖先から分岐したヒトと類人猿。この二つの種間の共通点・類似点はどこにあるのか。 『サイエンス』の記者である著者の取材による、チンパージー研究の歴史と未来。 遺伝子的にはたったパーセントの差だが、我々ヒトとチンパージーをはじめとする類人猿の間には大きな隔たりが...

700万年前に共通祖先から分岐したヒトと類人猿。この二つの種間の共通点・類似点はどこにあるのか。 『サイエンス』の記者である著者の取材による、チンパージー研究の歴史と未来。 遺伝子的にはたったパーセントの差だが、我々ヒトとチンパージーをはじめとする類人猿の間には大きな隔たりが存在する。この差を決定しているものを科学的に解明しているのどと思い読んだのだけれど、結局よくわからないまま・・・。様々な説は提示されていたものの、明確な答えは提示されていなかった。この分厚さはこれまでのチンパージー研究の歴史だったらしい。 人類に近いという為に、エイズをはじめとする色々な研究にも使われてきたチンパージー。心情的な面は別として、全否定は出来ないなぁ。動物の種類によって差をつける気にはなれないし、これらの研究がなければ現在の医療をはじめとする様々な発展はなかったろうから。とは言え、人工的なキメラ(ヒトとチンパンジーさえ)を創ろうとする実験は流石に嫌悪感を感じた。 この本を読んで初めて知った事実・・・チンパンジーは泳げない。

Posted byブクログ

2013/05/13

一般向けに分かりやすくこの方面の研究の現在地を教えてくれる良心的な書籍 なぜ人はチンパンジーとほぼ同じでありながら決定的な差がついたのか、結論として出すには留保がつきますが、幾つかの回答が提示されています

Posted byブクログ

2012/11/04

 本書は、「サル学」という学問の領域の「チンパンジーとヒト」との最先端の考察をアメリカのジャーナリストがわかりやすく解説したものである。  「DNA」の解析から「チンパンジー」が「サル」よりも「ヒト」に限りなく近いことは、これまで多くの学者が指摘していたところだが、本書では、その...

 本書は、「サル学」という学問の領域の「チンパンジーとヒト」との最先端の考察をアメリカのジャーナリストがわかりやすく解説したものである。  「DNA」の解析から「チンパンジー」が「サル」よりも「ヒト」に限りなく近いことは、これまで多くの学者が指摘していたところだが、本書では、その詳細な考察を「血」「脳」「身体」と分けて461ページの大著に展開している。  「チンパンジー」と「ヒト」とが今まで思われてきたよりもずっと近いことの詳細な内容と、その近さをよく調べると「言葉のルビコン」といわれるような決定的な違いがある事までわかる段階になっていることや、「ヒト」がどのようにして生まれたのかという考察のひとつの「おばあちゃん仮説」が有力になっていることなどは興味深く読めた。  新聞等ではこれらの知見はごく一部が簡単に紹介されるだけだから、本書のような全体系(?)を知ることができることは興味深いが、本書はちょっと読みにくいとも思えた。  本書の内容が一般書にしては限りなく専門書に近いせいかもしれないし、翻訳書のせいかもしれないが、内容・文体が生硬とも思える点はちょっと残念。

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2012/10/21

興味深いテーマについて、膨大な実験をもとに分かりやすく書かれている。ただし、新たな生命体系を作り出す類のくだりについては少しイヤな気持ちになった。

Posted byブクログ

2012/10/14

第1章 進化のツリー 第2章 ふたつがひとつに 第3章 病気と健康 第4章 伝染病の猛威 第5章 しゃべる類人猿 第6章 言葉をつかさどる遺伝子 第7章 心のギャップ 第8章 頭と頭をつき合わせて 第9章 歩いて進め 第10章 肉欲の話 第11章 チンパンジーの生きる道 第12章...

第1章 進化のツリー 第2章 ふたつがひとつに 第3章 病気と健康 第4章 伝染病の猛威 第5章 しゃべる類人猿 第6章 言葉をつかさどる遺伝子 第7章 心のギャップ 第8章 頭と頭をつき合わせて 第9章 歩いて進め 第10章 肉欲の話 第11章 チンパンジーの生きる道 第12章 野生児として

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