数学受験術指南 の商品レビュー
このつかみどころの無い感じが、いいかも。大学受験に役立つかというと、其れ程でも無いと思える。というか、役に立たないかも。ただ、大学教授ってこういう人なんだな、こう言う人が大学の教授になるのかな?など、読み物としておもろかった。
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自分を知ること、自分なりの方法を見つけること、数学の勉強というより、生き方を語っている。客観視すること、答案は採点者に伝わるように、というのは、社会に出てからも役立つことになる。数学の勉強を通じて、そういったことを身に着けられるのだと思った。私自身、高校当時は数学が苦手で、放棄し...
自分を知ること、自分なりの方法を見つけること、数学の勉強というより、生き方を語っている。客観視すること、答案は採点者に伝わるように、というのは、社会に出てからも役立つことになる。数学の勉強を通じて、そういったことを身に着けられるのだと思った。私自身、高校当時は数学が苦手で、放棄してしまったことが悔やまれる。
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森さんのちょっとぶっ飛んだ感じが面白い。分からないものに、どう対応するか、という点は数学だけでなく様々な面から身につけたいし、身につけられるように子どもを育てたい。
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平成22年に逝去された数学者、森毅による書。 『数学受験術指南』とタイトルにあるが、読んでみると、副題にある『一生を通じて役に立つ勉強法』の方がメインに感じる。 しかも、言葉の上面だけ捉えたのでは、まったく人生にも数学受験にも役に立ちそうに無い、面白い内容。 受験生が読んで、は...
平成22年に逝去された数学者、森毅による書。 『数学受験術指南』とタイトルにあるが、読んでみると、副題にある『一生を通じて役に立つ勉強法』の方がメインに感じる。 しかも、言葉の上面だけ捉えたのでは、まったく人生にも数学受験にも役に立ちそうに無い、面白い内容。 受験生が読んで、はたして役に立つと思えるのかは疑問。むしろ、それ以降に振り返りとして読んだ方が面白いと思う。そもそも、受験生にとって、そんな余裕はないというのが本音だと思う(が、森毅さんはそういうことをバッサリと否定しているのだが・・・)。 本書では森毅さんの数学に対する姿勢、そして人生に対する姿勢が描かれている。 そういった個性をコピーできるものとは思えないけども、森毅さんのカタカナまじりの名調子が面白く、ついつい読み入ってしまった。 終末には「ティー・ラウンジ」として、エッセイが時系列ランダムに掲載されている。こちらは受験術というより人生論。 不器用かつ繊細で率直な数学者、森毅さんに触れることが出来たような気がする。 ※本書は1980年に中央公論から出された同タイトルの文庫版 「解説」は哲学者の野矢茂樹さんが執筆。 ---------------- 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 受験では、やったことのない問題に向かい、限られた時間でなんとかヤリクリしなくてはいけない。単に公式を覚えているだけでは立ち向かえない。その意味で、受験も人生も勝負どころは同じなのだ。数学を語ることで人生を語り、人生を語ることで数学を語る。誰も語らなかった受験数学の本質を、やんわりと、しかし鋭くえぐり出す。 ---------------- 【目次】(「BOOK」データベースより) 1 受験は精神より技術で 2 入試採点の内幕 3 技術としての受験数学 4 受験数学以前 5 ぼくの受験時代 6 数学答案の書き方 7 大学の数学へ 8 数学という学問 ティー・ラウンジ (ありのままの個性的/他人のめいわく/やさしさの時代/ケシカランとオセッカイ/暴力に正義はいらない/自分を大事に/ムダの効用/自分にとっての秘密/雑木山に生きること) ----------------
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