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ゼロからトースターを作ってみた の商品レビュー

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84件のお客様レビュー

  1. 5つ

    22

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2019/05/28

思ったていたよりずっと、ためになる内容だった。 ちょっとユーモアが行き過ぎている文体というか口調が、一見、面白可笑しそうに見せているけれど、ごくごく真面目なプロジェクトだった。 工業製品を個人レベルで作ってみるということから派生する様々な思索。それは経済であったり、科学であったり...

思ったていたよりずっと、ためになる内容だった。 ちょっとユーモアが行き過ぎている文体というか口調が、一見、面白可笑しそうに見せているけれど、ごくごく真面目なプロジェクトだった。 工業製品を個人レベルで作ってみるということから派生する様々な思索。それは経済であったり、科学であったり、環境問題であったり、多岐にわたる。全ての事象は、繋がっているのだ。 実際に、こんな経験を自分ですることは難しい。(もちろん、実践できれば一番良いに決まっているが。)だからこそ、この本を読むことに価値があると思う。

Posted byブクログ

2019/05/05

なかなか良かった。そうだろうなと思いつつ難しいことはやっぱり難しい。いまの世界は分業が進んで効率的になっているということがよくわかった。 プラッチックが作るのが大変なことがちょっと意外だった。世の中はプラッチックだらけなのに。 また、ちゃんと卒論の発表までに間に合うようにやりきっ...

なかなか良かった。そうだろうなと思いつつ難しいことはやっぱり難しい。いまの世界は分業が進んで効率的になっているということがよくわかった。 プラッチックが作るのが大変なことがちょっと意外だった。世の中はプラッチックだらけなのに。 また、ちゃんと卒論の発表までに間に合うようにやりきったのがすごい。

Posted byブクログ

2019/05/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

鉄鉱石から鉄を作り、雲母を集めるなど、本当にゼロからスタートしてトースターをつくるプロジェクト。 筆者はイギリスの若き芸術家(designer)。artが芸術と技術の未文化の時代を思い出すし、現代文明のあり方を問うというテーマにもなっている。 こんなおバカなことを何とかやりとげてしまうなんて、実にガッツがある。

Posted byブクログ

2018/12/11

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2018/10/29

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先に「人間をお休みしてヤギになってみた結果」を読み、第一弾のこちらを後から読んだ。 「ヤギ」は最後がなんだか唐突に終わってしまった感があったが、こちらは卒業制作らしい、考察でまとめられて終わり、より本らしい本であった。 原文を読みたくなる訳文。 この軽妙な感じは英語でどう書かれているのだろう。 文体は「トースター」も「ヤギ」も同じ、「ヤギ」の方がよりポップというか、なんとなく背景にいまどきの生活が見える感じであった。 あんまりにもシリーズ化すると面白くなくなるのかもしれないが、それでも次回作を読んでみたい。

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2018/10/08

180721 中央図書館 本書を手にとることは、我々が単に「工学技術」と呼ぶものの、途方もなく深い背景と歴史を直視する得難い機会。

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2018/07/05

「ゼロからトースターを作ってみよう」 トースターに限らないが、このやうに既製品として販売されているものを製作しようと思ったことのある人は何人もいるだろう。しかしながらそんな人たちのうち、何割が実際に計画を立てて、行動に移し、完成させただろうか。トースターつくりを始めたこの本の著者...

「ゼロからトースターを作ってみよう」 トースターに限らないが、このやうに既製品として販売されているものを製作しようと思ったことのある人は何人もいるだろう。しかしながらそんな人たちのうち、何割が実際に計画を立てて、行動に移し、完成させただろうか。トースターつくりを始めたこの本の著者は自分で課したルールを(可能な限り)守って、それを成し遂げた。本書に書かれているエピソードから伝わってくる彼の実行力は賞賛に値する。 トースター製作の過程を通じて、消費文明とはどのように成立しているものなのか。考えさせられる。

Posted byブクログ

2018/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大学院の卒業制作として「トースターを作ってみる」ことに したものの、個人で材料の鉄、マイカ、プラスチック、銅、 ニッケルをも原材料から作ってみるという壮大な プロジェクトは、壮大過ぎて多数の人の手を借りても 紆余曲折。失敗しつつもなんとかトースターを 作り上げる。そして、トースターはパンを焼くことが できるのかどうか…は読んでからのお楽しみです(^^) 最後のニッケルを手に入れる方法がそれまでと違って 文明に頼り切ってサッと手に入れたことに 笑ってしまいました( ̄▽ ̄;)

Posted byブクログ

2018/02/04

友人がヤギの本を借りていて、そちらも読みたかったのだけど図書館になく、同作者のこちらをレンタル。 あまりにも荒唐無稽でバカバカしいのに、しっかりと経済と環境絡めて考察している点には思わず唸ってしまった。 そしてそれを大学教授に持ち込み、研修に協力してもらうというヴァイタリティ。...

友人がヤギの本を借りていて、そちらも読みたかったのだけど図書館になく、同作者のこちらをレンタル。 あまりにも荒唐無稽でバカバカしいのに、しっかりと経済と環境絡めて考察している点には思わず唸ってしまった。 そしてそれを大学教授に持ち込み、研修に協力してもらうというヴァイタリティ。 普通はしない発想で大変面白い。 アートスクールの学生ということなのでデザインやらなんやらを卒業制作にするというならありきたりといえばありきたりですがわかりやすい。 それをなぜかトースター(彼の中ではしっかりとした理由がある)、それも原材料から作成し作る。 TOKIOもびっくり、そこから!?という発想。 読んでいる途中、翻訳の関係だとは思いますが「火星の人」のマーク・ワトニーを思い出していたら、プラスチック材の章で本当に芋が出てきてしまって笑いが止まらない、、、。 人が生きていくには色々なものが必要で、ごく当たり前に購入して使って生きているけれど、果たしてそれが今当たり前になるまでにどれだけの苦労がなされたのか。 現代から過去へのアプローチなのでより間抜けに見えている感は否めませんが、こうして人類の発展があったのだよなと思わされます。(急に真面目) (発熱体は許可とったのかな、、、とったよな、、うん多分。と結論付けましたが結局どうしたんだろうか。) ヤギの他にも新作が予定されている様なのでトーマス先生の次回作に期待。 楽しみです。

Posted byブクログ

2018/01/29

原材料からのトースター作りを真剣に妄想し、即実行に移る著者の強烈な一冊。 様々な挫折を味わいながら、自分に課したルールを基本的に守り我が道を貫きます。 読了するまでは人類の歴史と技術の内容が主と考えていましたが、読了後にまず思ったことは、当たり前に存在し当たり前の価格と思っている...

原材料からのトースター作りを真剣に妄想し、即実行に移る著者の強烈な一冊。 様々な挫折を味わいながら、自分に課したルールを基本的に守り我が道を貫きます。 読了するまでは人類の歴史と技術の内容が主と考えていましたが、読了後にまず思ったことは、当たり前に存在し当たり前の価格と思っているものは決して当たり前ではないということでした。 一人でトースターを作ることは不可能に近いことで、多くの人間に助けられているという(当たり前ですが)重要な発見があります。 また、商品を安く店頭で販売することが、裏で環境や一部の人間にどのような代償を払わせているかを考えさせられました。 奇抜であることは確かですが、とても意義深い本です。 著者の今後の活動に期待します。

Posted byブクログ