つむじダブル の商品レビュー
高校2年生の男の子、小学生4年生の女の子、祖父、両親の5人家族の話。穏やかな家族団らんの話だが家族の中の秘密をめぐり、ギクシャクしたり、不安になったりする。 全体としてはハッピーエンドなのかもしれないが、終わり方はすっきりしない。 女の子のまどかも、男の子のユウイチも魅力的だが、...
高校2年生の男の子、小学生4年生の女の子、祖父、両親の5人家族の話。穏やかな家族団らんの話だが家族の中の秘密をめぐり、ギクシャクしたり、不安になったりする。 全体としてはハッピーエンドなのかもしれないが、終わり方はすっきりしない。 女の子のまどかも、男の子のユウイチも魅力的だが、秘密の明かされ方がすっきりしない。
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兄の視点を小路幸也が、妹の視点で宮下奈都が交互に書くという実験的な取り組み。そして家族の秘密に対して、思春期の心理でためらいながら取り組んでいく。
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二人の作家さんが、兄目線と妹目線で それぞれ交互に書いているちょっと変わった共作小説 二人の人が書いていると思えないぐらい、ちゃんと 一つの家族のお話になっていて それぞれに書いているのにちぐはぐな印象になっていないのは すごいなーと思いました ユイチのターンでテレビの中でダ...
二人の作家さんが、兄目線と妹目線で それぞれ交互に書いているちょっと変わった共作小説 二人の人が書いていると思えないぐらい、ちゃんと 一つの家族のお話になっていて それぞれに書いているのにちぐはぐな印象になっていないのは すごいなーと思いました ユイチのターンでテレビの中でダルビッシュが吼えてる という描写があって、にやっとしたな 道産子ですもんね小路さん( *´艸`)
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小路幸也らしい本 発行が8年前 表紙が微妙に古めかしい(笑) 読んでいて 内容が頭の中で映像化され易い感じがした。 読み易くて 楽しい本だった。
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先が読める展開だったけれど、兄と妹それぞれの視点で描かれた「秘密」が、とてもよかった。 秘密を抱えながらも、家族や周りの人みんながお互いを思いやっていて、優しい気持ちで溢れていた。 私もつむじダブル
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小路幸也と宮下奈都の合作。 仲良しの家族の物語。妹のまどか、10才になる小学生の女の子と、兄の祐一、高校2年生には、つむじが2つある。 つむじダブルという意味のDSRというバンドをしている祐一に、メジャーになる気はあるかとの誘いが。 大好きなお二人のワクワクするような小説。兄の...
小路幸也と宮下奈都の合作。 仲良しの家族の物語。妹のまどか、10才になる小学生の女の子と、兄の祐一、高校2年生には、つむじが2つある。 つむじダブルという意味のDSRというバンドをしている祐一に、メジャーになる気はあるかとの誘いが。 大好きなお二人のワクワクするような小説。兄の部分を小路幸也さんが担当し、妹の部分を宮下奈都さんが担当。 家族の秘密をそれぞれの兄妹が暖かく、優しく受け止めている。こんな妹が、こんな兄がいたらいいなと、思わせてくれる非常に心地よい小説です。
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高校生の由一と小学生のまどかは、年の離れた仲の良い兄妹。ある日を境に、お母さんの様子がなんとなくおかしくて…。ふたりの作家が兄妹の視点で交互に描く、やさしい家族の物語。『asta*』連載に加筆修正して単行本化。 それぞれの視点でそれぞれの作家の雰囲気が伝わるというか。一気に読み...
高校生の由一と小学生のまどかは、年の離れた仲の良い兄妹。ある日を境に、お母さんの様子がなんとなくおかしくて…。ふたりの作家が兄妹の視点で交互に描く、やさしい家族の物語。『asta*』連載に加筆修正して単行本化。 それぞれの視点でそれぞれの作家の雰囲気が伝わるというか。一気に読み終えました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お二人で書いてるとは思えないくらい違和感なく読むことができました。 ほんわか家族物語なのかと思ってたらピリっとしたスパイス入りでおもしろかったです^^ まどかちゃん目線が共感だったり、小さいながらも一生懸命に考える様子が応援したい気持ちになったり♪ ひみつが欲しいと無邪気に思っていた冒頭のまどかちゃんが、ひみつを抱えてもやもやする気持ちを知って成長する様子が印象的でした。
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高校生の兄と、小学生の妹の視点から2人の作家が交互に物語を紡ぐ。 柔道の先生をしている祖父。 サラリーマンをしている父。 お菓子作りの上手い母。 そして、由一とまどか。 普通に…楽しく幸せに暮らしていた家族。 まどかが一人で留守番をしているときに1本の電話がかかってくる。 戻...
高校生の兄と、小学生の妹の視点から2人の作家が交互に物語を紡ぐ。 柔道の先生をしている祖父。 サラリーマンをしている父。 お菓子作りの上手い母。 そして、由一とまどか。 普通に…楽しく幸せに暮らしていた家族。 まどかが一人で留守番をしているときに1本の電話がかかってくる。 戻ってきた母にそのことを伝えると母の顔が曇り、不安になってしまうまどか。 まどかたち一家は、みんな頭につむじが二つある。 そこで、由一のバンド名も「Double Spin Round」略して「DSP」。 そういうとこ、好きよ。
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今、私が10代だったら、★5つで大きな金星、それプラス、もう一個くらい星をつけるのだ。 しかし、つまらない大人の私は、「何でもお父さんに話すお母さんと、お母さんが大好きな子供たちという、とても仲の良い家族、美人で信じあえる親友、お母さんは有名人と知り合いで(ネタバレになるといけ...
今、私が10代だったら、★5つで大きな金星、それプラス、もう一個くらい星をつけるのだ。 しかし、つまらない大人の私は、「何でもお父さんに話すお母さんと、お母さんが大好きな子供たちという、とても仲の良い家族、美人で信じあえる親友、お母さんは有名人と知り合いで(ネタバレになるといけないのでそう書いておきます)エトセトラエトセトラ…夢のようなお話です」とか思ってしまうのでした。 お兄ちゃんパートを小路幸也さんが、妹パートを宮下奈都さんが書かれている…ということでいいのかな? 最初は、それぞれの文章の色が交互に出てくる感じがありましたが、途中からほとんど同化しているようでした。 10歳からいろいろ始まる、というのは、私も、長い人生の中でそう感じていることでもあります。 10歳はもう、大人と同じ思考ができます。 ただ、経験が少ないのは事実なので、判断材料が少ないだけ。 なので、私のようなつまらない大人がせめて出来ることは、誠意を持って10歳と話をすることです。
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