ハング の商品レビュー
ジウシリーズを読むのは久しぶり。やや複雑な相関関係ではあったが、最後の最後まで何が起こるか分からない展開にドキドキさせられた。流石は誉田さん。ただここまで身近な人間が次々と死んでいくとなるとなかなか心も折れるわ。 本作はジウシリーズと位置付けられているが、読後その関係性が見えてこ...
ジウシリーズを読むのは久しぶり。やや複雑な相関関係ではあったが、最後の最後まで何が起こるか分からない展開にドキドキさせられた。流石は誉田さん。ただここまで身近な人間が次々と死んでいくとなるとなかなか心も折れるわ。 本作はジウシリーズと位置付けられているが、読後その関係性が見えてこなかった。しかしシリーズを改めて振り返ると、ハッとさせられる事実に突き当たる。津原の正体は・・・。 その答えを知るには、まさにジウシリーズを読み込むこと。シリーズ読者としては、繋がり出す伏線と徐々に解け出す謎に鳥肌が立つ思い。 これからもまだまだ壮大な展開がありそうなシリーズ作品、目が離せないな。
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主人公に近しい人が多く死ぬ前半は、読むのがしんどかった。少しずつしか読めなくて、結構時間がかかった。
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2時間ぐらいしか寝てないのにとても長くやけにリアルな夢を見た後の寝覚めみたいな読後感。 冒頭、警察官の休日が微笑ましく穏やかなものであったことでよりそんな気持ちになった。 警察小説というのとは少し違うかもしれない。
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2019/4/12読了。 「ハング」という題名から、なんとなく想像したしていた内容に近い。 主人公がこの後どうなったか…これも私なりに想像できるけれど… 誉田哲也の本の中では、辛いだけでなく、切ない話の部類に入ると思う。 ただ読んで良かった。それだけは確か。
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ずっと、積読になっていた【ハング】読み終えました。この物語の中に誉田さんが詰めこんだ大量の問題提起を咀嚼し飲み込もうとくらいついて読んだけど、逆に飲み込まれました。たくさんの命がこぼれ落ちていって辛かった。津原刑事と、馳。敵対するはずの2人の人間が巨大な敵に立ち向かっていくラストは手に力がこもった。津原のその後を知って読んだので、こんな過去が有ったのだと心をギュッと締め付けられる想いで読了です。
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「誉田作品史上最もハードな」という冠の通り、ハードだった。 とにかく人がめっちゃ死ぬ。 こんなに人が死ぬ小説は久々に読んだ。 綾辻以来か… そしてその理由が陳腐なのが悲しい。 こういうのは苦手。 最後にまた死んでるけど、あれはついに自分が吊り師になっちゃったってことなのかな… それとも別の吊り師がやったってことなのかな…
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いわゆる刑事物の作品は今まで幾多に渡り読んできたが、こんなにもハードでこんなにもやるせない作品は初めてでした。 序盤から手に汗握る気の抜けない展開が続き、読む側に休む暇を与えない急転直下なストーリーは見ものです。
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物語展開の疾走感が心地良い、ただ内容は重め… 買ってからわずか5日間程で読み終えてしまいました。 内容が薄いと言うわけでは無く。 誉田作品独特の疾走感のせいだと思います。 1ページ読めば次のページが気になり過ぎて、 どんどんと読み進めてしまいます。 物語終盤に差し掛かると一気読...
物語展開の疾走感が心地良い、ただ内容は重め… 買ってからわずか5日間程で読み終えてしまいました。 内容が薄いと言うわけでは無く。 誉田作品独特の疾走感のせいだと思います。 1ページ読めば次のページが気になり過ぎて、 どんどんと読み進めてしまいます。 物語終盤に差し掛かると一気読みせざるを得ない展開です。 本作は、『歌舞伎町セブン』や『歌舞伎町ダムド』に続くジロウシリーズ 一作目とのことで続きも気になる処です。 少し人が死に過ぎてる感が否めませんが、 刑事ミステリー作品としてのサービス精神または、ご愛嬌だと思って大目に見ます。 刑事もの好きはハマると思うので、機会があれば是非。
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警視庁捜査一課の堀田班は、宝飾店オーナー殺人事件の容疑者を自供により逮捕。だが公判では自白強要があったと証言され、翌日、班の刑事の一人が首を吊った姿で見つかる。そしてさらなる死の連鎖が…。刑事たちは巨大な闇から仲間を、愛する人を守ることができるのか。
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