外資系金融の終わり の商品レビュー
ブログ等で面白い考え方と表現をする方だと思っていたので、そっち方面で期待していたけど まじめな金融の話が多くて、結構飛ばし読みしてしまった。
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タイトルがキャッチーに過ぎるものの、内容はマクロ経済に投資銀行の構造に人事にと、読み応えのある本だった。 現地スタッフと話す時に気をつけるべきバックグラウンドが少し分かったし、就職活動にも使える。 投資家からの金の流れが見え始めて来た近頃の業務と両輪を成して、腹落ちする本だった。
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実体経済とはかけ離れたところでお金を動かしているだけの金融業界は、何も生み出さないくせに金だけ儲けてその上失敗しても血税で救済される企業倫理もクソもあったもんじゃないまさにウンコだと思っていたけど、これを読んで分かったのは金融業界は想像以上にウンコだったということ。 この本を読ん...
実体経済とはかけ離れたところでお金を動かしているだけの金融業界は、何も生み出さないくせに金だけ儲けてその上失敗しても血税で救済される企業倫理もクソもあったもんじゃないまさにウンコだと思っていたけど、これを読んで分かったのは金融業界は想像以上にウンコだったということ。 この本を読んで思ったのは、知性と品性はまったくの別物であるということ。 この本の著者は、知性はあっても品性はないです。 金融業界ってそういうものなのかも。
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外資系投資銀行に勤めた(ている?)経験のある筆者が、高給だがすぐ馘首されることで知られる投資銀行の内幕やその仕事の金融経済へ与える影響を述べている本である。 内幕といっても暴露ものではなく、業務内容の分類やそれぞれの実務の紹介である。リーマンショックやユーロ危機もどうして発生...
外資系投資銀行に勤めた(ている?)経験のある筆者が、高給だがすぐ馘首されることで知られる投資銀行の内幕やその仕事の金融経済へ与える影響を述べている本である。 内幕といっても暴露ものではなく、業務内容の分類やそれぞれの実務の紹介である。リーマンショックやユーロ危機もどうして発生したかを説明し、世界経済に大きな影響を与える理由を解説する。そして、今後のこれらの大きすぎて潰せないといわれる投資銀行の今後について予想する。 読みやすい語り口で綴られているが、その内容は金融危機について書かれた多くの解説書やドキュメンタリーから窺える内容と違いはない。日本の外資系投資銀行のサラリーの話が何度となく出てきて、筆者はいくらもらっていたのだろうかなどと下世話な感想を抱かせるような三面記事的な視点で描かれてところが大きく違うところだ。
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なぜ外資系金融の給料が高いのかわかる。ユーロ危機やリーマンショックなども外資系金融の中に身を置いてあるからので生々しく語られている。
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保険、証券、銀行のやっている仕事の内容や金融行政、業界、各企業内部の現状を批判的に述べる。社会における金融の持つ役割を認めつつも行き過ぎた行動には断固反対の立場
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
リーマンショックの真相をぶっちゃけ解説した本。面白わかりやすい。 トレーダーって悪い奴だと思う。でも、これだけ桁違いなことやってると、金融なんて実体のないことやってるからシカトすれば問題ないような気もしてくる。 政府も、トレーダーが悪いことやっててもそれを止めさせたら世界の秩序が崩れるから手を付けられないって、、、ロマンがあるな。 こういう社会の裏側まで実態が分かっているっていうのはあこがれるなぁ。 銀行には株式の評価を行って証券取引を行う部署とその評価される企業と取引を行う部署がある。なんじゃそれ!アカンやろ!! こういうこと実は知ってる人たちにあこがれる。 ユーロの統一通貨の問題はなんとなくわかっていたけど、やっぱ無理があったよね。海千山千の投資家の恰好の餌食になってしまったね。 本当にお金ってふわふわしたものだな。はっきりいって、庶民が本気出せば紙屑にもできる。本当にそう思う。 リーマンショックとかの事件でピックアップされるのはたいてい大損した人たちについて。 でも、お金の本質として、誰かが損したら、別の誰かが大儲けをしているはず。 さーて誰が大儲けしたのかな。 こういう考えが大事だよね。
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著者の藤沢さんは、『金融日記』というブログでも有名。筆者が身を置いている外資系金融会社の仕組みを批判的に説明する。 サブプライムローンやCDSなどの金融商品によりリーマンショックに至るまでの過程は、『世紀の空売り』や『史上最大のボロ儲け』などで描かれているが、後知恵で言えるなら...
著者の藤沢さんは、『金融日記』というブログでも有名。筆者が身を置いている外資系金融会社の仕組みを批判的に説明する。 サブプライムローンやCDSなどの金融商品によりリーマンショックに至るまでの過程は、『世紀の空売り』や『史上最大のボロ儲け』などで描かれているが、後知恵で言えるならリスクとリターンに関してシステム的におかしかった。 つまるところ、リーマンショックは、ゴールドマンサックスなどの巨大金融機関がToo Big To Failを半分自覚して過大なリスクを取ったがゆえに発生したシステミックな問題から発生した金融危機であることを批判している。暗黙の政府保証を背景として、失敗したときのリスクがせいぜいクビになるだけだというリスクを背景にして、銀行とトレーダーのモラルハザードは進行した。外資系金融会社のトレーダーはそのゆがんだシステムの中で合理的に行動した結果であることがわかる。金融機関の中で働く人どおしの競争意識の問題もあっただろう。そのまま多額の報酬を受け取ったのであるから、個々の立場で見ると全く合理的であったわけだ。 『外資系金融の終わり』と銘打っているが、著者がおかしいと指摘する金融スーパーマーケットは生き延び、どうも終わりには近付いていないように思う。 藤沢さん書く内容は相変わらず論理的だ。「たった2,000万の薄給」などと偽悪的に書くところは、本当に嫌味な感じがするので、悔しいかなその意味でも成功しているのかと。 付けたしのように書かれているが、伝統的なメディアに対する批判も傾聴すべきだと思う。 なお、藤沢さんはヘッジファンドは批判していない。「外資系金融」にはヘッジファンドは含まれず、金融スーパーマーケットとは一線を画している。ハイリスク・ハイリターンであるためモティベーションが健全であるからだ。大手外資系金融およびそのトレーダーがローリスク・ハイリターンであり、そのリスクが納税者に暗黙の政府保証という形で付け替えられていたことを批判しているのだ。おそらくはそのメリットを高い給与という形で受け取っていたんだろうけどね。そこも合理的なんだろうけれど。
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グロ―バルな金融コングロマリットの実態や問題点、これからあるべき姿などが軽快な文章で紹介されている。 つくづく思うのは「お金」に翻弄されるのは本当にバカらしいということ。「お金」にはこんな世界も広がっていると認識しているのとしていないのでは、実際の生活は大きく違ってくるのではな...
グロ―バルな金融コングロマリットの実態や問題点、これからあるべき姿などが軽快な文章で紹介されている。 つくづく思うのは「お金」に翻弄されるのは本当にバカらしいということ。「お金」にはこんな世界も広がっていると認識しているのとしていないのでは、実際の生活は大きく違ってくるのではないか、と思う。 銀行は盛大なインチキなのだ。
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金融業界の実態や経済の重要トピック解説。2012年発刊。 著者の体験談に興味を持った。なぞるぶんには読みやすい。 too big to fail
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