大奥(第八巻) の商品レビュー
相変わらず!!
江戸時代世界中で日本でだけ、男子だけがかかり非常に致死率の高い赤面疱瘡という病が流行った。そのせいで男子の人口が激減し、社会は女性が回す女子社会となった。天下の将軍も例外ではなく女子がなり、大奥には美男子が集められるという状態に――。今巻は8代将軍・吉宗と9代将軍・家重を中心とし...
江戸時代世界中で日本でだけ、男子だけがかかり非常に致死率の高い赤面疱瘡という病が流行った。そのせいで男子の人口が激減し、社会は女性が回す女子社会となった。天下の将軍も例外ではなく女子がなり、大奥には美男子が集められるという状態に――。今巻は8代将軍・吉宗と9代将軍・家重を中心とした話。 まー相変わらず面白かったです!でも家重の妹・宗竹が自分の方が将軍に向いているというのは、この漫画を読む限り間違ってない気がするけどなあ・・・。平賀源内と吾作がどうにかならんかなあ・・・。恋愛話しがあんまりなくて淋しいかな。
ゴロー
大奥第8巻。 吉宗の、障がいのある長女、家重に家督を譲るところから、吉宗の死、平賀源内の登場までが描かれる。この後の田沼意次の活躍も楽しみ。
Posted by
滑りを取ったら芋の力強さが抜けちまいやすので 鰻の泥臭さを消す為に上には山椒が降って御座います 丼仕立てにした方が鰻が冷めにくくて美味い筈だと 上様はずっと自分は将軍の器に非ずとお悩みあそばしておられます 私なら百姓から年貢を取り立てる前に商人達から租税を取り立てまする 何より彼...
滑りを取ったら芋の力強さが抜けちまいやすので 鰻の泥臭さを消す為に上には山椒が降って御座います 丼仕立てにした方が鰻が冷めにくくて美味い筈だと 上様はずっと自分は将軍の器に非ずとお悩みあそばしておられます 私なら百姓から年貢を取り立てる前に商人達から租税を取り立てまする 何より彼等は漢方医と違って人の臓腑が其々どんな役割をしてどんな形をし体内のどこにあるかを正確に把握しております
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
中興の祖って言うんだっけ 徳川吉宗 将軍であった時代 次の将軍を選ぶ時代 この物語で描かれるキャラクタ 何をできるか 何ができたか 史実と その先と 誰が男で誰が女で そんなところを全て置いておいて キャラクタとして 生き始める 今までいろんな物語に触れてきて 同じ名前のキャラクタを知っていれば知っているほど 感じるギャップが面白くなる 歴史って面白い
Posted by
家重登場。吉宗の大御所政治。田沼意次登場。吉宗の付き人の告白。謎の料理人のエピソード。平賀源内登場。オリジナルキャラクターと思われるオランダ人との混血の医師。 分からない、面白さが分からない。。。もう惰性で読んでいる。 家重の運命や、料理人のちょっといい話、吉宗の付き人の最後の告...
家重登場。吉宗の大御所政治。田沼意次登場。吉宗の付き人の告白。謎の料理人のエピソード。平賀源内登場。オリジナルキャラクターと思われるオランダ人との混血の医師。 分からない、面白さが分からない。。。もう惰性で読んでいる。 家重の運命や、料理人のちょっといい話、吉宗の付き人の最後の告白に感動すればいいということなのか。。。漫画という媒体のせいなのか分からないが、まったく心が揺さぶられない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
吉宗と久通の信頼関係が良い。 将軍が家重となるところも実は母がよく見極めているところなのだが 妹の立場を思うと納得もいかないだろうとも思う。 男女逆転の世界なので、料理人の世界で男であるだけで差別され 「男の作ったものなど食えない」と言われるところが 酷過ぎる、と思ったすぐ後に、でも実際江戸どころか令和の今でも 女性はそういう目に遭っているのだなと気づいてもやもやしてしまった。 ジェンダー問題の参考書としても秀逸である。。 田沼意次も登場。 平賀源内のキャラクター設定もユニークで非常に面白い。 杉下さんが出世しているところにもほろっとくる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネタバレ 母娘関係が絡むと女性どうしは難しいが、人間臭さを生む。本巻の吉宗と家重・宗武姉妹の関係はまさにそれだ。◆障害を持って生まれた家重は母に疎んじられてきたと曲解。才長けた妹宗武は姉への侮蔑と彼女に対する周りの助けが疎ましい。◇正直、史実に沿わせる展開では先の見える感が強く、個人的にはNG。ゆえに、史実ではうかがい知れない人間関係を描けるか、その中で男女逆転の意味を見出せるかが肝だが、この家族の関係性描写は、女の子供に対する生々しい感情を見せてなかなか見ごたえあり。◆また、紀州から付き従ってきた加納久通と吉宗。 この2人の晩節は、女の末長く続く友情の一面を垣間見せ、これまた良描写だろうか。◆赤面疱瘡についても、天然痘に即して展開させていってるのはニヤリとさせられる。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2016.10.15市立図書館(長女) →2020.7購入 吉宗の子、家重の御世。家重側室と大奥御膳所に入った江戸前料理人。吉宗と側近の久道の回想と今、そして吉宗の死。巻頭で家重の小姓として登場した田沼意次の台頭。平賀源内登場! 長崎から蘭方医吾作を呼び寄せて赤面疱瘡の解明はどう進むのか… この物語には怖い人いっぱい出てくるけれど、虫も殺さぬ顔をして…の加納久通がいちばんおそろしいかもしれない。 表紙は青沼、青沼と源内、そして田沼意次がチームになったところまで。 *** 2023年ドラマ10「大奥」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。 ドラマは第1話が吉宗・水野祐之進、第2〜4話で家光・有功編を描き、第5話中盤から第7話まで綱吉・右衛門佐編で6巻の前半辺りまできた。6代7代については村瀬の没日録が失われているという脚色で、第8話からは吉宗の治世の話。第9話の吉宗が家重を次と決めるまではこの巻の初めの章、吉宗と加納久通の子ども時代の挿話は中ほどの4章目。吉宗の治世は漫画では意外とさらっと進んでしまうが、ドラマの方では進吉(水野)や小川笙船による赤面疱瘡との戦い第1弾でもりあげた。 おそらくこの巻の八合目ぐらいまで(吉宗の死)で第1シーズンはしめくくられ、平賀源内の登場が第2シーズンの幕開けになるのだろう。(と思ったら、最後のところで黒木、青沼、源内がチラ見せ登場、秋への期待高まる) *** 2023年ドラマ10「大奥2」(脚本:森下佳子)をみながら読み返している。 シーズン2は長崎からのスタート。見終わってから漫画を読み返すと、あの台詞もこの台詞もしっかり再現されていることに舌を巻く。役者たちの再現度というか立体化のすばらしさは相変わらずでうれしい。 長崎で赤面疱瘡の軽い変異株(?)がはやって青沼が罹患し源内が看病するくだりは省略だった。青沼の兄の最期の言葉「(合いの子の自分たちが好かれるには)よいことをするしかない」はドラマオリジナルかな? それと源内と意気投合した「ありがとうと言われたい」がチームになっていく原動力になるのだなあ。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
後の世から中興の祖と讃えられた 八代将軍・吉宗の時代の終焉… そして、その意を酌んで赤面疱瘡の解明へ、 「大奥」の男達、そして女達が動き始める…! 徳川政権中興の祖と称えられた吉宗の人生人生が終わり、物語も江戸時代も後半戦です。 病(脳性麻痺=知能障害なし、との説が有力)を抱え容姿も醜い長女・家重より 利口で美しい次女・宗武が九代将軍に相応しいという廃嫡騒ぎが勃発。 さすが吉宗は、表面的にしか物事を捉えられない周囲の軽率な言動には動じません。 外見と身体のせいで誤解を受けることも多かった9代目将軍家重ですが、 「凶作になれば百姓が飢え死に、米の値が上がれば町人が苦しみ 豊作になれば米の値段が下がり札差に米を買いたたかれて武士の暮らしが立ちゆかぬ」 と、まるで三すくみのような状態を指摘し、 「誰もが幸せに暮らせる日などこない」 と言います。家重の出した結論は「(だから)まつりごとくらい空しいものはない」でした。 この三すくみを打開するには、米本位制から貨幣経済へのシフトしかないと考えたのが今巻初登場の田沼意次です。 最近は再評価されることも多いですが、徳川の寿命を縮めたと非難された時代もあったり、賛否両論が今もって続いているのが田沼意次の面白いところだと思います。
Posted by
八代将軍徳川吉宗 家重と宗武、田沼竜(意次) 九代将軍徳川家重 料理人芳三とお幸の方 大奥総取締役 杉下 加納遠江守久通 平賀源内と呉作
Posted by