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『日本文学史序説』補講 の商品レビュー

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2013/04/14

そろそろ「日本文学史序説」読まなくては…と思いつつ手をつけなかったが、この補講が誘い水に…なりそうな。  寝る前の読書だから、なかなか進まないが、知的興奮は大。そういう考えなのか、そういう問題意識なのか、が冒頭から。 読み終わった。文学だけでなく、ものごとを考えるときの基本を考...

そろそろ「日本文学史序説」読まなくては…と思いつつ手をつけなかったが、この補講が誘い水に…なりそうな。  寝る前の読書だから、なかなか進まないが、知的興奮は大。そういう考えなのか、そういう問題意識なのか、が冒頭から。 読み終わった。文学だけでなく、ものごとを考えるときの基本を考えた。「なるほど」の多い読書体験。準備体操が済んだので、本体「日本文学序説」に取りかかるか…。

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2012/11/17

以前読んだ「日本文学史序説」は大著であって、その内容は殆ど記憶に無いのだけれど、実朝の金槐集を褒めていたことと、虎関師錬の「元亨釈書」までをも「文学」として取り上げていたことだけは、妙に印象に残っている。 今年出たこの「補講」には、著者が何を目指して「序説」を書いたのか、が説明...

以前読んだ「日本文学史序説」は大著であって、その内容は殆ど記憶に無いのだけれど、実朝の金槐集を褒めていたことと、虎関師錬の「元亨釈書」までをも「文学」として取り上げていたことだけは、妙に印象に残っている。 今年出たこの「補講」には、著者が何を目指して「序説」を書いたのか、が説明されていて、「元亨釈書」はもちろん「正法眼蔵」も「論語徴」も「折たく柴の記」もみな文学だ、という著者のスタンスが良く分かる。 本書でもう一つ分かることは、著者が丸山眞男の諸研究を良く吟味して自分の思想に取り入れている(ように思える)ことだ。 なお、本書巻末に付いている大江健三郎らの鼎談は、中味が濃くてオマケのレベルを超えている。

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