ここに死体を捨てないでください! の商品レビュー
シリーズで5作品目になります。主人公たちがあまりにも完成している中で、新しいサブキャラが中心に話が始まるあたりが新しさです。扉絵もすごいそのままです。ギャグがいつもより冴えている気がしました。
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烏賊川市シリーズ5巻、一応これで最新の長編まで追い付きました。こっから短編なので、長編のボリュームを時間をかけてゆっくり読み進めました。 前巻では、三視点で進む関係の見えない物語が最後につながる瞬間の興奮を味わった訳ですが、今作は二視点の絡みあう物語。勘違い、すれ違い、互いの牽制...
烏賊川市シリーズ5巻、一応これで最新の長編まで追い付きました。こっから短編なので、長編のボリュームを時間をかけてゆっくり読み進めました。 前巻では、三視点で進む関係の見えない物語が最後につながる瞬間の興奮を味わった訳ですが、今作は二視点の絡みあう物語。勘違い、すれ違い、互いの牽制と読者をそわそわさせる展開に、毎度ながらやられてしまいました。推理に関してもなかなかのもの。規模の大きさに驚かされもしましたが、本格として良くできていると感じました。
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そうなんすよね。 結局、ぼちぼちおもしろいんすよね。分かりやすいしね。続けて読もうとは思わないけど、たまーに読むといいよね。そうなんすよね。 そうなんすよね。 結局、ナポリタンてのは具とかなくても、パスタにケチャップをかけただけでもある程度は成立してしまうんですよね。それでもぼ...
そうなんすよね。 結局、ぼちぼちおもしろいんすよね。分かりやすいしね。続けて読もうとは思わないけど、たまーに読むといいよね。そうなんすよね。 そうなんすよね。 結局、ナポリタンてのは具とかなくても、パスタにケチャップをかけただけでもある程度は成立してしまうんですよね。それでもぼちぼちうまいんすよね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
東川さんらしいコミカルなストーリーです。 今回は、容疑者側からの視点ですすんでいきます。 妹が故意にではなく、殺人を犯してしまった。その彼女を助けるために、死体を捨てるというお話。 姉視点で進んでいくのですが、この姉が底抜けに明るく…いや能天気で。サクサク読めちゃいます。 もちろん、烏賊川シリーズなので、あの名探偵も登場します。 トリックとしては、自然を使った大規模なもの。 私だったら、色々な偶然がないと気づかないかな~と思いつつ読み進めました。
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トリックを考え疲れた頭に、底抜けに明るいジョークが叩き込まれてまた文章に引きずりこまれていきます。何度電車の中で「ぶふっ!」って、吹いてしまったか分かりません。 妹を助けるため、謎の女の死体を捨てる為に奔走する姉と巻き込まれた青年は、悪戦苦闘しながらも何とか死体を処理し山奥のペ...
トリックを考え疲れた頭に、底抜けに明るいジョークが叩き込まれてまた文章に引きずりこまれていきます。何度電車の中で「ぶふっ!」って、吹いてしまったか分かりません。 妹を助けるため、謎の女の死体を捨てる為に奔走する姉と巻き込まれた青年は、悪戦苦闘しながらも何とか死体を処理し山奥のペンションに辿りつく。しかし、そこで新たな事件に巻き込まれていく。そして、「密室シリーズ」でおなじみの鵜飼探偵と愉快な仲間達も、謎の依頼人の行方を追って(本来の目的はバカンス)山奥のペンションを訪れていた。それぞれの事件は豪快にクロスしていく。 東川さん特有の、小気味良いジョークの数々やテンポの良い話、そして予想外であり奇想天外なトリックが本書でも大健在です。特に今回は「遊び」が多く、緊張感高まる場面でも笑ってしまうようなことがありました。そんな緩急も合わせて、今までの鵜飼探偵シリーズでも屈指の破壊力と面白さがあります。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
歌野晶午「長い家の殺人」以来久々にトリックを看破できた。 横山三国志を読んだことがあると見破りやすいかも。 トリックというより兵法に近いかも。
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ドタバタギャグを演じるために配されたキャラクターならいいんだけど、そうじゃないよ、普通の人だよ、みたいな形でそこに対置されたキャラがやらかす、作者の狙いとすれば笑いをとろうとするような行動ってのが、単に、違和感のある行動に見えて浮くなぁという感じ。 という感じで、特に鵜飼さんとか...
ドタバタギャグを演じるために配されたキャラクターならいいんだけど、そうじゃないよ、普通の人だよ、みたいな形でそこに対置されたキャラがやらかす、作者の狙いとすれば笑いをとろうとするような行動ってのが、単に、違和感のある行動に見えて浮くなぁという感じ。 という感じで、特に鵜飼さんとかが出てくる前の場面がえらく苦痛だった。どうせバカやってる人たちですからというエクスキューズがあるならいいのだけど、それはないし、まあ、愚かなところはあるかも知れないけれど、愚かであることを笑いのネタにするのは後味悪いしね。 ということで、ちょっと不快でした。
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このシリーズで一番好きな作品。やっぱりあの場面は再読でも笑えてしまう。石持浅海さんの解説を読んで改めてココが好きだったんだなと振り返ることが出来たのも良かった。自分が何となく言葉に出来ず思っていたことを数ページのあとがきでしっかり文章に組み立てて解説を書かれている作家方は素晴らし...
このシリーズで一番好きな作品。やっぱりあの場面は再読でも笑えてしまう。石持浅海さんの解説を読んで改めてココが好きだったんだなと振り返ることが出来たのも良かった。自分が何となく言葉に出来ず思っていたことを数ページのあとがきでしっかり文章に組み立てて解説を書かれている作家方は素晴らしいなと思う。まぁ、中には意味不明な解説書かれていて逆に衝撃を受けた作家さんもいましたが、文庫の解説も人によって面白いと改めて思った。
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評価3.5、四捨五入で4。視点が死体遺棄側と探偵側で切り替わりながら進み、テンポは○。この人の本は気楽に読める。しかしあのトリック、実際にうまくいくのか(?_?)
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今のところの最新刊です。今から次が楽しみですね。 なんだか段々知名度が上がっている気がする私立探偵の鵜飼杜夫の下に、奇妙な依頼が舞い込んでくる。 しかし依頼人は約束の日に現れず、不審に思った探偵一行はバカンスがてら、依頼人が示した宿、クレセント荘に訪れた。 一方で、正体不明の不...
今のところの最新刊です。今から次が楽しみですね。 なんだか段々知名度が上がっている気がする私立探偵の鵜飼杜夫の下に、奇妙な依頼が舞い込んでくる。 しかし依頼人は約束の日に現れず、不審に思った探偵一行はバカンスがてら、依頼人が示した宿、クレセント荘に訪れた。 一方で、正体不明の不法侵入者を刺し殺してしまった有春佳は姉に助けを求めていた。 妹思いの姉は死体を隠匿することを思い付き、近くにいた廃品回収業者の馬場鉄男と共に山へと向かうことになる。 ひとつの事件を多面的に捉えるのが上手な作者だと思います。 ユーモアあふれる情景描写が、事件の重苦しさをさらっと打ち消して、さも大したことのない謎解きのように読者を話の中に引き込みます。 第一作目と比べて戸村流平のキャラクターが大分暢気になった気がしますが、それがさらに事件をコミカルにしているように感じます。 緊迫した雰囲気ではないためにもしかしたら誤解を招くのかもしれませんが、ミステリーの要素は非常によく練り込まれ充実しています。 ミステリーが苦手な方にこそ是非読んでいただきたいシリーズです。
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