100円のコーラを1000円で売る方法(2) の商品レビュー
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ストーリーとして、おもしろい。おもしろくて、ためになるというのは、すばらしい。こんな風に物事を説明できたらと思う。徹底的に差別化する。やらないことを決める。自分をどうマーケティングしていくか考えなくてはいかない。
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前作はコミック版で読みましたが、その続編は小説版。活字になっても分かりやすさは相変わらず。そして現場での理論の実践例としてもとても参考になると思います。 本作では意思決定のスピードと柔軟性、過去の成功体験からの脱却について激しく同意。戦略の深化についてはハッとさせられました。どれも今までの仕事の現場で問題になっていることばかりだったので…
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シリーズ化しているとわからずに読んだけど、マーケティングの入り口が良く分かった。 弱者には弱者なりの攻め方があるんだな、と。 戦略が全ての結果を左右するという、良く考えたら当たり前の事をきちんと説明されていて、最後までスラスラと読むことができました。きちんと理解しながら先に進める...
シリーズ化しているとわからずに読んだけど、マーケティングの入り口が良く分かった。 弱者には弱者なりの攻め方があるんだな、と。 戦略が全ての結果を左右するという、良く考えたら当たり前の事をきちんと説明されていて、最後までスラスラと読むことができました。きちんと理解しながら先に進めるっていうの、結構嬉しい。
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新しい商品を競合他社に模倣され、差別化が図れなくなる。 が、差別化できるポイントを徹底強化。それは顧客の声を聞き、論点思考で問題を選択と集中の賜物だった。競合が真似できない戦略をとり挽回する。
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『100円コーラ』の第2弾です。宮前久美が次に挑んだのは彼女は高度成長期の成功体験に囚われた日本企業で「新しい成長ストーリー」を打ち出すことができるか?というまさに日本全体が陥っている『病』でした。 ストーリー仕立てでビジネスの要諦がわかる『100円コーラ』シリーズの第2弾です...
『100円コーラ』の第2弾です。宮前久美が次に挑んだのは彼女は高度成長期の成功体験に囚われた日本企業で「新しい成長ストーリー」を打ち出すことができるか?というまさに日本全体が陥っている『病』でした。 ストーリー仕立てでビジネスの要諦がわかる『100円コーラ』シリーズの第2弾です。第1弾のテーマはマーケティング理論に続いて、今回は「ビジネス戦略」です。 本書のコピーは『ポーターからランチェスター、野中郁次郎までビジネス戦略がストーリーで学べる一冊』とあって、巻末に紹介されている参考文献のエッセンスが記されてありますのでこれを読んだあとにこれらの原典に当たってみるというのもよろしいのではないのでしょうか? 物語は駒沢紹介で会計ソフトの商品開発を成功させた宮前久美が新たに挑むのは 「日本企業がサムスンに対抗する方法」 というとてつもないもので、その背後にあるテーマとして「成功体験からの脱却」というものがあるのだそうです。彼女の『抵抗勢力』として立ちはだかる壁になっているのは清水専務率いるベテランセールスチーム。彼らが1990年のバブル崩壊で終わった日本の高度経済成長後の約20年以上にもわたって不況で苦しみ続けている存在の象徴として描かれます。 ライバルのバリューマックス社では内山明日香率いるチームが駒沢商会のシェアを切り崩しにかかり、とまさに八方塞がりかのように見えるのですが…。やはりそこは彼女、『メンター』の与田誠の的確なアドバイスと部下である井上君への無茶振りと今回新たに登場する中国人の父と日本人の母の間に生まれたロンロンという新キャラクターを迎え、自身の持ち前のガッツで『突破者』といわんばかりに問題を解決していく姿が印象的でした。 しかし、最後のほうで与田誠が駒沢商会を去り、新たに外資系のガンジーネットの日本支社社長として立ちふさがるところで本書は終了します。さて、第3弾は出るのでしょうか?それも楽しみにしつつ、本書のサクサク読むことのできる面白さと、内容の深さを感じていただけたらと思っております。
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図書館で予約したら「2」が先に届いたため先に読んだ。ビジネス戦略がストーリー仕立てで描かれているから理解しやすい内容。1はまだ読んでいないが2は題名と内容の関連はなく、コーラは出てこなかった。まさにチェンジをチャンスへだね。
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まさかの続編。今回も面白かった。情報を集めたがるのは私も同じだ。大事なのは増やすことではなく減らすこと。なにがいるかではなく、なにがいらないかということ。
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弱者はいかにして強者に立ち向かえばいいのか。 1巻と同様のタイトルだが、中身は販売手法から戦略へと変わっている。 もちろん、企業が成長・競争していくための戦略を述べているために、前巻に引き続いて商売のことを土台にストーリーは展開していくわけだが、個人的には読みながら、別な...
弱者はいかにして強者に立ち向かえばいいのか。 1巻と同様のタイトルだが、中身は販売手法から戦略へと変わっている。 もちろん、企業が成長・競争していくための戦略を述べているために、前巻に引き続いて商売のことを土台にストーリーは展開していくわけだが、個人的には読みながら、別なストーリーが頭の中に湧きあがってきた。 桶狭間の戦い。 まさしく強者に対する少数者が勝利を得た戦いとしてすぐに思い浮かぶ。 この戦いも、本作の戦略を踏まえて分析していくとその原因に理屈が付けられるだろう。 元々「戦略」というぐらいだから戦争から発生してきたのだよな、と思いを新たにする。 戦略は外向けだけではない。 物を売る。企業の利益を伸ばす。 そんなストーリーなのだろうが、同様に勝ち抜いていかなければならないのは企業内での個人の立場も同様だ。 個人としての動きを極めて少数派としてでも生き残る戦略を取るのか、多数派に組み込まれて自由は制限されても安定した戦略を取るのか。様々あろうが、自分が岐路に立った時、一つの指針とはなるやもしれない。 能力。学歴。出自。ルックス?属している集団。 持っているものは同列でも、評価は同じとは限らない。 思い通りの評価を得られないと上司を責めるより、どうすれば評価してもらえるか戦略を考える方が建設的。 今の自分を10倍で売るためには。 どうする?
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ライバル会社が自社の主力商品と類似商品の販売を開始。力関係は明らかに自社が弱者。さあ、どうしましょう。 ・PDCAの本当の意味 ・「あらゆる事態」にそなえる無意味 ・仮説と論点と現象と対策 ・選択と集中。「やらない」という勇気 ・差別化の徹底 ・成功体験からの脱却 第2弾となる今回もマーケティング戦略のエッセンスが満載です。巻末に参考文献が掲載されていますので、より深くマーケティングを学ぶきっかけとなる1冊となるのではないでしょうか。 本書は、とある「会計ソフトメーカー」の物語ですので、自然とビジネスのお話になってしまいますが、本書のキーワードは、人生というか、人の生き方にも当てはめる事ができると思います。 人の一生は長いようで短く、思った事を全て実現するには時間があまりにも短いですね。皆それぞれ、毎日、「選択と集中」を繰り返して生きています。私たちは日常的にPDCAを繰り返し実行しているのです。僕は本書を読んだとき、学生時代にPDCAをもっと真剣に考えておけば良かったと後悔の念が湧き上がりました。自分の夢、目標を達成する為にできる事、あえてやらない事、自分のとった行動による社会へのメリット・・・ 学生の時にこの事を繰り返しトレーニングする事で、就職活動も違った形になっていたと思うのです。学生というフリーランスの状態で、自分を企業に売り込む就職活動は、学生から企業への営業活動ではないでしょうか。「僕」という商品を企業に売り込む営業活動が就職活動ならば、「僕」自身もマーケティング戦略が必要となってきます。本書はそんな人生の選択のツールのもなる一冊です。
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PDCAの螺旋、ランチェスター戦略、網羅思考と論点思考、マーケティング戦略で陥りやすい考え方からそれをどう改善していけばいいかを理論で丁寧に解説している。 実企業の事例も上げつつ説明しているのでわかりやすい。 ちなみにコーラの話は出てこない。
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