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世界の終わり、素晴らしき日々より(1) の商品レビュー

3.6

14件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/03/17

全3巻完結。 人の消えた世界を旅する女の子二人の話ですが、思った以上に人が沢山出てくるので、寂寥感は無くて、メルヘンでもないです。むしろ、闇の中、見えない直ぐ先に人殺しが潜んでいる感じのような妙なストレスを読んでいて感じました。 ほとんどの人がいなくなった世界で、変わらずに自...

全3巻完結。 人の消えた世界を旅する女の子二人の話ですが、思った以上に人が沢山出てくるので、寂寥感は無くて、メルヘンでもないです。むしろ、闇の中、見えない直ぐ先に人殺しが潜んでいる感じのような妙なストレスを読んでいて感じました。 ほとんどの人がいなくなった世界で、変わらずに自国を愛し、他所の国の人を殺す「高国」の人達のなんと醜い事か。 これはどの国のことなんだろう?コウは誰のことなんだろう?

Posted byブクログ

2015/08/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

タイトル通り終末後の世界モノで,(二人)旅モノ。 序盤は漫画『少女終末旅行』を想起させるような雰囲気(どちらが先か,という話は措く)。 過剰に感じない程度に豊かな表現もあってすっと進んでいく。 期待を裏切らず,旅モノのエッセンスである「旅の終わり(定住)」,二人旅のエッセンスである「別れ(目的の分かれ道)」が一番の山場となる。 約束された結末だが,丁寧な演出と描写でそれなりの満足感がある。 星を-1したのは,旅情のワクワク感も,ドンパチのハラハラ感も,出会いと別れのドキドキ感も,どれもそれなりにあるのだけど,それなりに留まっている点。 そのバランス感が売りだとしたら,そこは好みの問題ということで。

Posted byブクログ

2014/10/13

前半はただ人のいなくなった街をひたすら旅するだけでだらだらとしており退屈であり、つまらないなあと思っていたが、後半になりチィとコウの話になるにしたがって面白くなってきた。 前半はどうにもその辺をほっつき歩いている女の子二人組を遠巻きに眺めているだけのような気がして、どうにも退屈で...

前半はただ人のいなくなった街をひたすら旅するだけでだらだらとしており退屈であり、つまらないなあと思っていたが、後半になりチィとコウの話になるにしたがって面白くなってきた。 前半はどうにもその辺をほっつき歩いている女の子二人組を遠巻きに眺めているだけのような気がして、どうにも退屈である。後半になりようやく読者が二人の近くに寄って行って一緒に旅でもしているような気分にさせてくれた。初めのうちからもう少し突っ込んだ話をしてくれると、もっと面白くなるのではないか。軍曹の話と部下の流れはもっと早めにくっつけておいた方がテンポが良くて楽しめたと思うが、なにぶん軍曹の話は退屈な前半部分であり、読んでいるこちらもダラダラと時間をかけて読んでしまっていたので、次にその部下で出てくる箇所を読むまでに相当時間がかかり、だれてしまった。 一気に読みつくせるような勢いのほしかった1冊である。

Posted byブクログ

2013/12/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価:☆4 敵対する近隣国『高国』との開戦直後、突如として人類のほとんどが消えた''終わってしまった世界''。その片隅で出会ったチイとコウ。2人の少女は古いトラックに乗って旅に出た――。 まずビックリしたのは、表紙や口絵から連想される爽やかな感じが全然無いということですね。 戦争に関する重たい題材を取り扱ったり、残酷な描写があったりするので面食らいました。 メインの登場人物は二人の女の子なんですが、そのうちの一人は普通に銃ぶっぱなすし人を殺すことに躊躇いがありませんw と言ってもこのギャップは良い方向に作用していたと思います。自分は引き込まれました。 敵味方で視点が変わる戦闘描写はなかなかスリルがあって読み応えあった。 旅を続けたいと思っていたのは、コウだけじゃなかった。 チイのスケッチブックに書かれた文字、そして最後のチイの言葉にはグッとくるものがある。 コウもチイもチイの父さんも複雑な感情を抱いていたけど、どれも分かるんだよね・・・。 ただ根本的な問題として、いきなり人々が消えた理由が全く触れられてないこと(これはわざとだろうけど)、そして世界が終わったみたいに書いてた割には普通に無人のコンビニから食料とかとってきてたりしてて世界観がハッキリしてないようには感じたかな。

Posted byブクログ

2013/04/28

帯のうたい文句で、「少し物悲しい二人旅」なのかな?と思いながら読み始めました。結果としては、大筋その通りでした。なんか血なまぐさくなってきたな、と思ったら話のスピードが一気に上がり、終わりまでしっかりと引っ張ってくれました。話はおもしろかったのですが、登場人物が軍人ばかり、という...

帯のうたい文句で、「少し物悲しい二人旅」なのかな?と思いながら読み始めました。結果としては、大筋その通りでした。なんか血なまぐさくなってきたな、と思ったら話のスピードが一気に上がり、終わりまでしっかりと引っ張ってくれました。話はおもしろかったのですが、登場人物が軍人ばかり、というのは、やはり違和感があります。もっと、一般人が出てきてもよかったのではないだろうか……。

Posted byブクログ

2013/03/02

ぶらっと本屋を巡っている時、平積みにされていた本書を手に取り、表紙絵に心を打たれ、勢いで購入しました。 ライトノベルを読まなくなって長く経っており、読み終われるかと少し不安でしたが、読んでみると心配は杞憂と終わりました。 人が消えた世界を旅する少女達という、個人的には好きな部類の...

ぶらっと本屋を巡っている時、平積みにされていた本書を手に取り、表紙絵に心を打たれ、勢いで購入しました。 ライトノベルを読まなくなって長く経っており、読み終われるかと少し不安でしたが、読んでみると心配は杞憂と終わりました。 人が消えた世界を旅する少女達という、個人的には好きな部類のジャンルの中に、登場人物一人一人の心情を細やかに描いた地の文、多人称視点で進行していく物語に吸い込まれて行きました。 愛情ではない、友愛・親愛を心に注いでくれる本だと思います。

Posted byブクログ

2013/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もしも世界から人類がほとんどいなくなったら・・・ そんな世界を旅する2人の少女チィとコウ。 彼女たちは何を思って生きていくのか。 いつ消えるかわからない恐怖。 一人になる孤独。 戦う意味。 人との出会い。 様々な思いを持った彼女たちが描かれている物語です。 ストーリーよりも考えや思いを重視していると感じられた。

Posted byブクログ

2012/11/03

これは面白かった。 終始前半の感じのまんま展開する雰囲気を楽しむ作品なのかなと思ってたら、いやはや。 チィの父親の登場や耳の欠けた男の活躍で、一気にきな臭くなる。 バトルシーンや人が死んでいく様は若干急展開な感もあってどうかなと思わなくも無いけど、コウというキャラを描くのには必要...

これは面白かった。 終始前半の感じのまんま展開する雰囲気を楽しむ作品なのかなと思ってたら、いやはや。 チィの父親の登場や耳の欠けた男の活躍で、一気にきな臭くなる。 バトルシーンや人が死んでいく様は若干急展開な感もあってどうかなと思わなくも無いけど、コウというキャラを描くのには必要なシーンでしょう。 チィとコウの絆に拍手。

Posted byブクログ

2012/10/15

細かい風景の表現が「あぁ・・あるよね、こういうこと」 ってニコニコしちゃいます。2人が幸せでありますように。 ・・伏線はりっぱなしのところありますけど、続編やりますの?

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2012/09/29

終末ものならば読まないわけにはいかないという想いで読んだが、少々手こずった。 文章の拙さはやむなしとして、世界観としては好み。ただ、背景として描かれている戦争については、少々蛇足なように感じた。あと、銃を無駄に撃ってるあたりとかが、主人公たちが置かれている状況を考えるとちょっと違...

終末ものならば読まないわけにはいかないという想いで読んだが、少々手こずった。 文章の拙さはやむなしとして、世界観としては好み。ただ、背景として描かれている戦争については、少々蛇足なように感じた。あと、銃を無駄に撃ってるあたりとかが、主人公たちが置かれている状況を考えるとちょっと違和感があるとは感じた。この本のエンディングの後の物語が読みたい。

Posted byブクログ