「段取り」の鉄人 の商品レビュー
おいしい料理を作るため、というよりもお客様に喜んでもらうために、陳さんが考えていることを記した本。料理の段取りだけでなく、経営、人材育成、仕事の姿勢など、幅広いトピックスについて書かれている。喜んでもらうためなら、イベントにも出るし、料理教室もやるし、厨房も見せる。陳さんの人柄が...
おいしい料理を作るため、というよりもお客様に喜んでもらうために、陳さんが考えていることを記した本。料理の段取りだけでなく、経営、人材育成、仕事の姿勢など、幅広いトピックスについて書かれている。喜んでもらうためなら、イベントにも出るし、料理教室もやるし、厨房も見せる。陳さんの人柄が(厳しさも含めて)よく分かった。
Posted by
やや古くさいことばですが、「段取り7分」と社会人に成り立てのころ、一番エライくらいの人から言われたことを思い出しました。 ゴールから想像する、とかフレームワークとか、いろんな言い方があります。表現が違ったとしても、一番大切な状態が何かを考え、確実にその状態にいたるまでの想定を繰り...
やや古くさいことばですが、「段取り7分」と社会人に成り立てのころ、一番エライくらいの人から言われたことを思い出しました。 ゴールから想像する、とかフレームワークとか、いろんな言い方があります。表現が違ったとしても、一番大切な状態が何かを考え、確実にその状態にいたるまでの想定を繰り返すことはたしかに必要なことです。 料理はとても象徴的な題材ですし、陳さんが「中華の神様」の2代目であることもまた、ことばの重みを増しています。陳さんの語ることばが、豊田章男さんが車づくりに対して使うことばと共通点が多いことにも気づかされました。
Posted by
料理人・経営者としての段取りの方法論が述べられてる。1500人分の料理を準備した経験、料理の鉄人で鍛えられた段取り力の話などが印象的。著者の料理人としての厳しさ、優しさが感じられる一冊。
Posted by
何をやるにしても自己満足ではいけない。自分を中心に考えているとうまくいくものもいかなくなる。そのためにはいかに相手のことを思うか、何をすれば一番喜ばれるか常に現場で判断しなければならない。 陳さんは、それを体で習得しているということが感じられる。すべての料理家がこの考え方を...
何をやるにしても自己満足ではいけない。自分を中心に考えているとうまくいくものもいかなくなる。そのためにはいかに相手のことを思うか、何をすれば一番喜ばれるか常に現場で判断しなければならない。 陳さんは、それを体で習得しているということが感じられる。すべての料理家がこの考え方を持つ必要はないと思うが一つのサービス業界の打破には必要なのかもしれない。
Posted by
飲食店で働く人には、みんなに読んで欲しい1冊。こんな思いで料理を作る料理人さんが作る料理は、美味しいに決まってる。文中の料理人はサービスマンだ。という言葉が印象的。学ぶ所、感動する所満載の1冊に文句なしの星5つ。
Posted by
単なる話好きで、ニコニコしている中華のおっさん(失礼!)と思っていたが、ベストの料理をベストのおもてなしで提供出来るよう、常に考えているオーナーシェフだった。 まだ日本に「四川料理」というジャンルが知られていない頃、日本で始めて四川料理専門店を立ち上げたお父さんでもある先代。二...
単なる話好きで、ニコニコしている中華のおっさん(失礼!)と思っていたが、ベストの料理をベストのおもてなしで提供出来るよう、常に考えているオーナーシェフだった。 まだ日本に「四川料理」というジャンルが知られていない頃、日本で始めて四川料理専門店を立ち上げたお父さんでもある先代。二代目として、グループの総帥として、シェフとして辛い厳しい事も多々あったかと思うが、常にお客様に喜んでもらえるよう努力されているのは、レストラン業だけでなくすべての職種に当てはまる事だと思う。 13/01/06-4
Posted by
simulationあるのみ! 人生も段取り次第。 先を見越せ やってるね→部下は自分で気を付けるようになる。
Posted by
「段取り」とは言うけど段取り全面ではなく、陳さんの人生論とか仕事に関するポリシーかな。 陳さんと言う興味はもちろんだけど、自分の再確認のために読んでみた。 私にとって段取りとは要領とか相手に対する気遣いとか当たり前のことかな。 例えば、朝炊事も掃除も済ましてからいよいよ洗濯機を...
「段取り」とは言うけど段取り全面ではなく、陳さんの人生論とか仕事に関するポリシーかな。 陳さんと言う興味はもちろんだけど、自分の再確認のために読んでみた。 私にとって段取りとは要領とか相手に対する気遣いとか当たり前のことかな。 例えば、朝炊事も掃除も済ましてからいよいよ洗濯機を回すとか、おかずを全部作り終えてから炊飯器のスイッチを入れるとか、そんなことはまず無いし、社内の人にコーヒーを出すとき、カップをその人が直接とってくれそうならお盆に載せたカップの取っ手を利き手側にセットしておくとか。将棋や囲碁みたいに何百手先じゃなくていい、ほんの半歩先を考えれば、後が楽になると思う。それだけ。 ただ、全部ぎちぎちに決めてしまうのではなくて、ハプニングは必ずあるんだから、どうにも動けるように遊びの部分をとっておく。それがどこかで聞いた「段取り八割」なんじゃないかな(それでも、今でも失敗は沢山あるけど)。 とか、「おかあさん段取るよね」とか言われた私が語ってみましたよ、と。
Posted by
中華の鉄人である陳建一氏が、「段取り」の重要性をうたった本。 料理中心の話であるが、ビジネスパーソンにとっても非常に参考になる内容。 読了してビジネスにおいて重要なことは下記の点と感じる。 事前準備の大切さ、失敗と成功の検証、顧客第一主義。 至極当たり前のことであるが、果たして...
中華の鉄人である陳建一氏が、「段取り」の重要性をうたった本。 料理中心の話であるが、ビジネスパーソンにとっても非常に参考になる内容。 読了してビジネスにおいて重要なことは下記の点と感じる。 事前準備の大切さ、失敗と成功の検証、顧客第一主義。 至極当たり前のことであるが、果たして出来ているかというと、 自分を含めて自信を持って頷ける人は少ないのではないだろうか。 反省し通しだった。 四川飯店に行ってもみたくなる本で、プロモーションの効果もバッチリ。
Posted by
- 1