踊ってはいけない国、日本 の商品レビュー
メモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1798314749362635187?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
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千葉雅也氏の文があるので手に取る。 千葉雅也:「享楽」を守るために、法のクリエイティブな誤読を 「ダンス」の規定がおもしろい! 「ダンス」とは、権力論の視点からは「自分の身体を自分なりにコントロールし直す」ことであると規定できるでしょう。 「誤読」・・行政は、法を意図的に「...
千葉雅也氏の文があるので手に取る。 千葉雅也:「享楽」を守るために、法のクリエイティブな誤読を 「ダンス」の規定がおもしろい! 「ダンス」とは、権力論の視点からは「自分の身体を自分なりにコントロールし直す」ことであると規定できるでしょう。 「誤読」・・行政は、法を意図的に「誤読」して私たちを規制します。それに対してこちら側も積極的に「クリエイティブな誤読」をしなければなりません。極端にいえば、法解釈はすべて誤読です。ドゥルーズには法へのユーモア的な抵抗という考えがあり、「法解釈によって法から異なった効果を得てしまうこと」であるとされているます。弁護士のやりかたです。 2010年12月に始まった大阪・アメリカ村の風営法違反によるクラブ一斉摘発が全国に波及し、クラブ文化が岐路に立たされている、というのが制作動機だと編者。それに対する14の文。宮台真司とモーリー・ロバートソンの対談も含め15人。 2012.8.30初版 図書館
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クラブ摘発、取り締まりという謎の風営法に基づく対応をめぐる背景や実態や戦い方がよくわかる。クラブ周りのみならすその他の風俗の事情、実態も知ることができる、歴史も然り。なにより素晴らしいのは、クラブに限らず、あらゆることで取り締まり、法の改変や運用方法解釈の変更などで不都合不利益、...
クラブ摘発、取り締まりという謎の風営法に基づく対応をめぐる背景や実態や戦い方がよくわかる。クラブ周りのみならすその他の風俗の事情、実態も知ることができる、歴史も然り。なにより素晴らしいのは、クラブに限らず、あらゆることで取り締まり、法の改変や運用方法解釈の変更などで不都合不利益、不当な扱いを受けた時全ての人がどう行動したら良いか、センス違うと思ってもどんな行動でもやるべきであること、効果ある方法も多少主義主張に反しても試みる価値があること、こっち側だ毛の目線ではない戦い方、、を縦横に柔軟に示してくれるところが素晴らしい、 佐々木中さん曰く 一番重要なことは、戦いの手段をえらばないこと 開沼博さん曰く 政治的な方法と市場的な方法を同時に考えるべき、かつ、分けて考える。 千葉雅也さん曰く 立法的な想像力が必要、議論し可視化し党派的ではなく個別の問題として、楽しい社会を作るための立法と再立法 風営法はあまり関係ないと思っていたけど、過剰な管理と同調に向かう日本社会で無関係な人なんていないし無関係なことなんかない。
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僕は決して、いわゆる不良ではなかったが、事情も嗜好もあって、夜中までゲーセンにいるような中学生だった。ちょうどそのころ風営法が改正(?)されて、青少年は夜ゲーセンにいくな、というお触れがでた。風俗営業という、ミドルティーンにとって刺激的な言葉がゲーセンにも関係有るのか。と思いなが...
僕は決して、いわゆる不良ではなかったが、事情も嗜好もあって、夜中までゲーセンにいるような中学生だった。ちょうどそのころ風営法が改正(?)されて、青少年は夜ゲーセンにいくな、というお触れがでた。風俗営業という、ミドルティーンにとって刺激的な言葉がゲーセンにも関係有るのか。と思いながら、あんまり守らなかったけど、でも摘発も補導もされることもなかった。そのうち店側が気にしだして追い出されるようになった。しかし、こんなのは当時の大人にとっておそらくどうでもいいことで、さっぱり問題にはなっていなかったように思う。 さて、昨今はダンス営業にずいぶん風当たりがキツイ。俺は踊らないから関係ないんだ、という態度でいれば、やがて自分にも何かの弾圧が及ぶ社会になる。当時の僕は、そんなこと知らなかった。気が付きもしなかった。自分ではない人は殺されてもいい、という人が世の中に蔓延したらどうなるか。 目障りを潰して代替機能の調達を考えないのは無責任だ、田吾作ども、と。そうだよね。でも、この手の話は、平和に上品に育ってきた人には、どうもわからないらしい。この手の話を深窓の令嬢(でもないが)としたことがあるが、こちらの話がまったく伝わらなかったことがある。美しくないものは目に映ってはいけない(見えなければいいのだろう)、という一派も存在する。 さて、この本には、直接間接にさまざまな意見が出てくる。納得するようなものもあれば、それ本気か、というようなものもある。ついつい気に入った意見だけを楽しく読みがちであるが、これは編者のいう、「同じ意見をもったクラスタへただ細分化されていく」という現象に近いかもしれない。僕は青少年への悪影響を遠ざけるから、そういう青少年が大きくなるともっと悪いことをするんじゃないか、と常々思うけれど、悪という言葉ひとつ取ったって、善にもなるし悪にもなる。
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この一冊で風営法について全て分かったつもりはないんだけど、規制する側の人たちには「踊りたい騒ぎたい奴のことはほっといてよー!」って言いたいなぁ・・・。
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2013.5.16 新住民によるクレイジークレームが過剰監視社会を生み、一見表向きには清浄になったかと思いきや、ただ地下に潜って見えにくくなってるだけで、何も解決されてないとね。なるほど。行政や政治家が悪いとか言い立ててる人ってダメな人多いね。ほんと最悪だわ。
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クラブカルチャーガー、とか言ってるだけの本だったらがっかりだなー、と思ってたけど、そんな事はなかった。 磯部涼がセレクトした多彩な執筆陣が様々な角度からクラブ規制の問題を論じている。 僕の感じたこの本のポイントは以下の4つ。 ・過剰規制 クラブに限らず今の日本は大衆の理解の埒外...
クラブカルチャーガー、とか言ってるだけの本だったらがっかりだなー、と思ってたけど、そんな事はなかった。 磯部涼がセレクトした多彩な執筆陣が様々な角度からクラブ規制の問題を論じている。 僕の感じたこの本のポイントは以下の4つ。 ・過剰規制 クラブに限らず今の日本は大衆の理解の埒外にあるものを規制したがる傾向にある。 ・憲法と法律 風営法及び警察のその運用は日本国憲法の営業権等に反している。 ・クラブ合法化のための活動 筋論だけでは法律を変えられそうにはないから、署名でもデモでもロビー活動でもできる事はなんでもすべき。 またドイツのように業界団体を作るとかパチンコ業界のように警察の天下りを受け入れてうまい事やるとか。 ・そもそもダンスとは 身体を解放する事。 革命を起こすパワーすら生み出す可能性がある。 これを権力が規制しようとするのは無理からぬ事かもしれない。 ダンスを我々の手に取り返さなければならない。 僕自身クラブミュージックは聴くし超大箱のワンナイトのイベントには行くけど、今焦点になってる小箱のクラブには行かない。 短期的に見れば僕もクラブが無くなってもそれ程困らない人間だ。 しかしクラブやクラブミュージックに興味が無い人にとってもこの問題は他人事じゃなくて、「過剰規制」の一現象だと捉えるべきと感じた。 またそもそもなんで踊らせる事を法で規制しなきゃいけないんだ?とは思ってたので、佐々木中がその辺の話をしてくれたのには溜飲が下がった。
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風営法とクラブ摘発の問題について、色々な方のインタビューや対談を通して説明している本。 ※あまり興味が湧かず、途中で読むのを止めてしまったので、評価は真ん中の★★★としています。
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歌舞伎町の風俗店が摘発。他人事だと思って傍観してた。 むしろ「クリーンになって良かった」とも思っていた。 そして今、同じ論法でクラブが摘発されている。 「彼らが共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、 共産主義者でなかったから何もしなかった。~そして、彼らが私を攻撃し...
歌舞伎町の風俗店が摘発。他人事だと思って傍観してた。 むしろ「クリーンになって良かった」とも思っていた。 そして今、同じ論法でクラブが摘発されている。 「彼らが共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、 共産主義者でなかったから何もしなかった。~そして、彼らが私を攻撃したとき、 私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった。」 の詩を思い出した。 即行動開始。 幸いにも、わが選挙区には青柳陽一郎氏がいるじゃないか。
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踊ってはいけない、と言うのを上手く自己表現ができない、とか、本音を言えないみたいなことの遠回しな言い語りかと思ったら、本当に素直に躍ないことについて書かれていた。 昔のバー?の話に始まって、そのまま路線を変えないところからつまらなくなって読んでない。 嘘です。も一回ちゃんと読...
踊ってはいけない、と言うのを上手く自己表現ができない、とか、本音を言えないみたいなことの遠回しな言い語りかと思ったら、本当に素直に躍ないことについて書かれていた。 昔のバー?の話に始まって、そのまま路線を変えないところからつまらなくなって読んでない。 嘘です。も一回ちゃんと読みます。
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