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踊ってはいけない国、日本 の商品レビュー

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2012/11/05

P120〜 佐々木中さんのインタビューまとめ。 『表現、結社、集会、職業選択の自由と生存権を無視してクラブ摘発に勤しむ警察側こそ憲法を守れ。それは現在だけで無く、この法権利を獲得するために血を流し知恵を絞ってきた人類の高貴な歴史に対する犯罪だ』 『言われたとおり閉じ込められた中で...

P120〜 佐々木中さんのインタビューまとめ。 『表現、結社、集会、職業選択の自由と生存権を無視してクラブ摘発に勤しむ警察側こそ憲法を守れ。それは現在だけで無く、この法権利を獲得するために血を流し知恵を絞ってきた人類の高貴な歴史に対する犯罪だ』 『言われたとおり閉じ込められた中で妥協してやってたのに、今度はそれを根拠無く犯罪の温床呼ばわりするなら、次は路上にでることになる。そうなった時に何が起こるかは、おかげ祭り、時宗の踊り念仏、「ええじゃないか」など、ダンスの熱狂に「意外に弱い」日本人の国民性をみれば明らかであろう。それほどダンスは政治にも宗教にも深く根ざしているものだ』 『これはあらゆる立場を問わないシングルイシューの話。朝まで踊ることに思想的立場は関係ない。真の保守主義のみなさん、この列島を愛するみなさん、共に朝まで踊りましょう』

Posted byブクログ

2012/10/07

勘違いしてた。 踊る事の規制と深夜営業の規制は異なる。 いずれにせよ、根拠に納得感がない。 本書でも繰り返しあらわれる。 犯罪を取り締まるなら、その犯罪を直接規制すべき。温床になるという理由で場を取り締まるべきではない。 なるほどなと、とそうでもなさそうの狭間感がある。 世の中...

勘違いしてた。 踊る事の規制と深夜営業の規制は異なる。 いずれにせよ、根拠に納得感がない。 本書でも繰り返しあらわれる。 犯罪を取り締まるなら、その犯罪を直接規制すべき。温床になるという理由で場を取り締まるべきではない。 なるほどなと、とそうでもなさそうの狭間感がある。 世の中のシステムは割り切れない事がたくさんある。 一番目から鱗だったのは、クラブに行かないから規制は関係ない=自分に関係ないからどうでもいい論理は、共同体の一員として無責任だという事。 もしも、権力による弾圧、抑圧を許可するなら、その事実を承認するという論理が展開される。飛躍ではないと思う。そうなると、自分がそっち側に位置づいても弾圧、抑圧の対象となっても文句はいえない。なお、システム上、反対ではないという意味で、棄権は承認と同じとされる。賛成は母体の何分の一とか綺麗にやってくれない。 脅威に対するリスク放置は大人の責任で除去するしかない。 どうすればいいか。時間的制約をもつから、どんな問題ごともどっぷりやるわけにはいかない。 問題に対してはレベル感をみて直感で判断していく。 ただし、直感は精度をもつ。経験から、直感は知識の集合から導出されるけど、知識なしのものはあてずっぽうになる。だから、直感の精度をあげるため知識をつける。諸所の問題に対する幅広い知識=教養。このため、意識して教養をおさめ、直感の精度を高める。精度の高い直感で判断していく。無責任に棄権しない。 もちろん、精査しない結論に誤りはつきものだけど、制約を考慮するとこれを落としどころとするしかないと思う。 あと、急いで作ったからか、サブカル本にありがちな構成がだいぶへぼい。マスに訴えられないと思う。 最後に、今回の規制に対しては、たくたかはしのやり方が一番いいかなと思う。クラブ文化とかかっこいい事は思わないけど、問題解決のストーリーとしてブレが少なくて実現性が高いから。ドイツのCCを真似るべきとも思った。

Posted byブクログ

2012/10/01

レッツダンスの運動に参加させてもらうことになったので,読んでみましたが,問題になってきた背景についてはよく分かるし,その解決方法についても一定の指針は示してくれているけれども,法律的な問題となると記載が薄いと思いました。

Posted byブクログ

2012/09/10

身ぎれいになりたい。グレーゾーンは嫌で、真っ白でいたい。そういう人が増えてきて、そのニーズに対応するかのごとく、行政が自分なりの解釈で規制範囲を広げていく。そういうことはままあり、その一部分を切り取ったのが、クラブ規制なのだろう。 これまでの風営法の流れを踏まえながら、今に生きる...

身ぎれいになりたい。グレーゾーンは嫌で、真っ白でいたい。そういう人が増えてきて、そのニーズに対応するかのごとく、行政が自分なりの解釈で規制範囲を広げていく。そういうことはままあり、その一部分を切り取ったのが、クラブ規制なのだろう。 これまでの風営法の流れを踏まえながら、今に生きる我々として何を考えて、何をすべきかを問いかける書籍。気軽に読み始めたが、グイグイと入り込んでしまった。こういう問題を今まで身近なものとして考えていなかったが、こういう周辺(これ自体の認識がNGか)から、徐々に自分らしくいられる領域は減っていくのかもしれない。

Posted byブクログ