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MITメディアラボ の商品レビュー

4.5

18件のお客様レビュー

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2017/08/21

MIT・・・手と頭 人は絶えず好奇心を追求し、人々とアイデアを交換しながら色々な世界を冒険できる! 数々のテクノロジーやプロダクトの誕生の背景についてー

Posted byブクログ

2017/06/26

幸運にして仕事で MIT Media Lab を訪問する機会を得たため、少しでも Media Lab の雰囲気に馴染んでおこうと読んでみた。原著は 2011年、翻訳は 2012年の本なので、もう 6年も前。本当は Media Lab が公開している最新のビデオとか、Media L...

幸運にして仕事で MIT Media Lab を訪問する機会を得たため、少しでも Media Lab の雰囲気に馴染んでおこうと読んでみた。原著は 2011年、翻訳は 2012年の本なので、もう 6年も前。本当は Media Lab が公開している最新のビデオとか、Media Lab の人々が喋っている TED トークを見た方が情報は up to date なのだが、僕は本から入る体質なのだ。これは Media Lab の三代目所長フランク・モスが Media Lab の現在(当時)、過去に起きた最も印象的なエピソードのうちのいくつかを「イノベーションのスタイル」「我々の未来」という 2つの視点から紹介している一冊。どのエピソードも、楽器として発明したものが、マジックの道具に使われ、エアバッグ・システムの制御装置となり、プロ野球選手のフォームを測定する道具になったというような、セレンディピティに溢れた(しかし、どの応用も後から見れば必然としか思えない)ものばかりだ。話はテクノロジーに留まらず、障害者や貧困、浪費依存といった人間の弱さを解決しようとする試みもたくさんある。 Demo or Die は、著者のフランク・モスが流行らせて有名になった(当代所長の Joi Ito は、これを更に発展させて "Deploy or Die" と言っている)で、Media Lab の学生は自分のアイデアを形にするために、初年度に旋盤や溶接機、レーザーカッターといった道具や電子機器について学ぶ "How to make (almost) anything" というクラスを取るらしい。どんなに良いアイデアであっても、すぐに試してみなくては、死んでしまうのだ。

Posted byブクログ

2015/06/25

新しいことを進める力が大学から生まれている.革新を起こすことのできる研究者は大学組織自体も革新したのだ. 自らワクワクすることができない研究環境ではイノベーションも生まれない.研究者として何を行わねばならぬかを痛烈に考えさせられる.

Posted byブクログ

2015/05/28

MITメディアラボ3代目所長による、研究所と成果の紹介。「すごいな〜」と感心しながら読んでたら、弊社の製品も登場して、瞬間「白髪三千丈の世界なんだな」と感じてテンションだだ下がり。 でも、メディアラボの仕組みとか、身体障害に研究成果は色々と考えさせられる。オススメ。

Posted byブクログ

2014/05/05

またもやワクワクさせられた本に出会ってしまった。 最新のテクノロジーがなぜアメリカからの発信が多いのか、納得。ただ、そこで働いている人達は様々な人種で様々な専門家たちの集まりで、いろんなアイデアをからめながら創り上げる。そのアイデアの出す方法がつまっている。

Posted byブクログ

2014/03/03

MITメディアラボは、米国マサチューセッツ工科大学の建設・都市計画学部に設けられた研究所であり、主に人間とコンピュータの協調によるコミュニケーションや表現に関する研究が行われている研究所です。この本は、元MITメディアラボ長(2006~2011年)だったFrank Mossの著書...

MITメディアラボは、米国マサチューセッツ工科大学の建設・都市計画学部に設けられた研究所であり、主に人間とコンピュータの協調によるコミュニケーションや表現に関する研究が行われている研究所です。この本は、元MITメディアラボ長(2006~2011年)だったFrank Mossの著書、The Sorcerers and Their Apprentices の日本語翻訳版です。本の大部分は、自由奔放な発想から生まれた革新的なプロダクトの紹介と、それらの誕生秘話です。例えば、手近な表面をどこでもタッチスクリーンにしてしまう、ウェアラブルデバイス(シックスセンス)や、キャンパスに絵を描く感覚で作曲ができるソフト(ハイパースコア)などがプロダクトの例です。どの研究プロジェクトにおいても、共通することは、「好奇心をもち、疑問に思うことがあったら、ちゅうちょせずに、まずプロトタイプ(実験作・試作物)をつくる」ことでした。これは、デザイン・ものづくりをする者にとってとても大事な心構えだと思いました。世界の最先端にあるラボには、さすがにこのような心構えをもった様々な人達が集まって、真の学際間研究が行われていることに感心しました。ぜひ、ものづくりをしている方に、この本を読んで刺激をたっぷり受けて欲しいです。 これらのプロダクトは実際どう動くかを見た方が、テキストより分かりやすいので、まず動画を見た後にこの本を読むことをお勧めします(YoutubeでもMITラボの多くのプロダクトが見られます)。 (2013 ラーニング・アドバイザー/感性 HONG) ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1458056&lang=ja&charset=utf8

Posted byブクログ

2013/09/23

突き進んで、突き抜けた先に、何があるかわらなくとも、 その見える景色に見出される価値はたくさんある。 自分に見えなくとも、他の人が見出してくることもある。 イノベーションはアイディアと行動から構成されていて、 考えては作る、その連続が新しいモノを生み出しているのだと思う。 連...

突き進んで、突き抜けた先に、何があるかわらなくとも、 その見える景色に見出される価値はたくさんある。 自分に見えなくとも、他の人が見出してくることもある。 イノベーションはアイディアと行動から構成されていて、 考えては作る、その連続が新しいモノを生み出しているのだと思う。 連続して走り続けるための基礎筋力は、 いつどこでどうやって作られたのだろうか? (以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋) ○テクノロジーは人々の情報消費、ショッピング、交流スタイルは変えたものの、  気候変動、貧困、慢性病など、人間や社会が抱える真の問題を解決していなかった。(P.45) ○ハーの医師は永久に足が使えないと言った。  しかし、その間違いを証明していく中で、彼はメディアラボでの研究の方向性を決める、  ひとつの事実に気づいた。  障害を抱えているのは”人”ではなく、  本来”障碍者”を支えるはずの”テクノロジー”のほうなのだと。(P.57) ○世界を変えるイノベーションを考え出すコツは、  既知の疑問に対して斬新な解決策を見つけることではなく、  斬新な疑問を投げかけることなのだと信じるようになった。(P.80) ○君たちが住みたくなるような都市とは?  その理想都市にふさわしい自動車を設計するとしたら?(P.96) ○子どもの学習能力が最大限に発揮されるのは、  モノを作りながら積極的に遊んでいるときだと理論付けた。(P.117) ○出席した銀行家たちが、ロイの子どもの言語学習の研究と、  銀行業界の抱える悩みを結び付けるとは、  誰も予想していなかった。(P.142) ○面白いことに、デジタル革命が進むについて、  実店舗での人々の交流を理解することは、  不要になるどころかますます重要になっている。(P.145) ●子どもが言葉を覚えるにつれ、  大人が子どもへの対応の仕方を絶えず調整し続けるという事実を見過ごしていた。  (中略)  ロイの赤ん坊が新しい単語を学ぶと、  三人の大人が自然とその単語を赤ん坊と話すときの語集に含めることがわかった。  ロイはこれを「調整行動」と呼んでおり、  子どもは静的な環境や不変な環境での体験から  言語を学ぶとする主流理論には欠けている概念だと考えている。(P.168) ○ロボットの”キラー・アプリ”は健康と福祉ではないかと思っている(P.216) ○実際、その多くがオートムに感情移入し、  テストの終了後には彼女との別れを惜しんだ。(P.271) ●子供用おもちゃ(P.291、305)  ビートバグ、ミュージックシェーバー、クリケット、ピコクリケット、WeDo

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2013/07/02

MITメディアラボ前所長の、タイトル通りメディアラボの紹介書。 TED(もっぱらEテレ月曜夜放映を視聴)が静かなマイブームなのですが、本書を読み、ここからのネタ多いなと… 現MITメディアラボ所長が番組のナビゲーターなので当然でしたね。 この本のおかげで、全く無縁だった最新...

MITメディアラボ前所長の、タイトル通りメディアラボの紹介書。 TED(もっぱらEテレ月曜夜放映を視聴)が静かなマイブームなのですが、本書を読み、ここからのネタ多いなと… 現MITメディアラボ所長が番組のナビゲーターなので当然でしたね。 この本のおかげで、全く無縁だった最新テクノロジーのインキュベーションの模様を知ることができました。 こういった学際的アプローチによるイノベーションは、これからますます重要で、どの分野でも増えてくると思います。 また、もともとメディアラボは「人間の生活の質の向上させる」テクノロジーの開発をミッションのひとつに掲げているようなのですが、個人的には、障害を持つ人のために開発されたツールをきっかけに、シーモア・パパート教授が「みんなが障害者なのだ―ただ障害の程度が異なるだけなのだ」という発想を持つに至ったというエピソードがとても好きです。例えば、自閉症の人は他人の感情を読むのが苦手だが、殆どの人は同じ苦労を経験しているし、足を失った人は正常に歩くのに苦労するが、それは多くのお年寄りも変わらない、ということです。 単なる最新テクノロジーの紹介だけでない、その背景すなわちテクノロジーは何のために開発されるのか、その意味づけこそ大事で、それがあるからこそメディラボでは素晴らしい開発と発展がなされているのだ、ということが、飽きさせない筆致で書かれています。

Posted byブクログ

2013/06/16

MITメディアラボから産まれた画期的なプロダクトの数々について、 それが作られた過程を分かりやすく紹介しています。 非常に面白い内容だと思うのですが、約10ヶ月前に発売されたこの本を読んでいるいま メディアラボはもっともっと先へ行ってるんだろうなぁと思うと、 本なんか読んでる場合...

MITメディアラボから産まれた画期的なプロダクトの数々について、 それが作られた過程を分かりやすく紹介しています。 非常に面白い内容だと思うのですが、約10ヶ月前に発売されたこの本を読んでいるいま メディアラボはもっともっと先へ行ってるんだろうなぁと思うと、 本なんか読んでる場合じゃない!もっとリアルタイムでメディアラボの研究を見てみたい!という気になります。

Posted byブクログ

2014/04/02

2013年18冊目。「MITメディアラボ 魔法のイノベーション・パワー」読了。 TEDや特集番組などでMITの発明には興味があったので手にとった一冊。MITの教育のあり方がよくわかる。一番印象的だったのは 「考えるな、作れ」 というMITの文化。思いついたことを即座に作れる...

2013年18冊目。「MITメディアラボ 魔法のイノベーション・パワー」読了。 TEDや特集番組などでMITの発明には興味があったので手にとった一冊。MITの教育のあり方がよくわかる。一番印象的だったのは 「考えるな、作れ」 というMITの文化。思いついたことを即座に作れる環境(人的にも、予算的にも、物理的にも)がこの文化を実現している。MITで行なわれている”ほとんど何でも作れる方法”という講義は一度見てみたいものだ。(この講義では、あらゆる工具、製造機器の使い方を学ぶらしい) こういった環境で専門家たちが発明を行なうのならば当たり前のように思うのだが、MITでは電子工学、情報分野の専門でない人達がそれをやってのけるのに驚く。これからは学際的な集団こそ、新しいのもを生み出すのかもしれない。

Posted byブクログ