ヴァンパイア の商品レビュー
岩井俊二の作品は大半好きだが、あまり好みにではない作品だった。全体的に色々な要素が散りばめられたまま、深堀されないまま、終わったような気がする。サイモンが捕まるのは最初から読めていたが、ラストもう少しおっとくるものが欲しかった。 サイモンが教師というのもいまいちだった。 ただこの...
岩井俊二の作品は大半好きだが、あまり好みにではない作品だった。全体的に色々な要素が散りばめられたまま、深堀されないまま、終わったような気がする。サイモンが捕まるのは最初から読めていたが、ラストもう少しおっとくるものが欲しかった。 サイモンが教師というのもいまいちだった。 ただこのように全体的に不完全燃焼で終わっていることこそがこのサイモンの中にある自分が本当にヴァンパイアであるのか、そうではないのか、の心情の動きのようなものなのかもしれない。 酒鬼薔薇事件の犯人が本を出していることがモデルなのだろうか?何かしらのモデルはありそうな気がした。
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「死ぬなら君の血をくれないか」 「僕はヴァンパイアなんだよ」 学校では自殺を考える生徒を説得する誠実な教師を演じながら、プライベートでは自殺サイトに接触し、若い女性の自殺を幇助する代わりに、血を飲ませてもらっていたサイモン。 自殺志願者の間では有名な存在で恐れられているが、せっかく飲んだ血は吐いてしまうし、他の殺人犯が女性を狩る姿を見てパニックになる、気の弱い男でもある。 ある日、血を抜かれた若い女性の遺体が相次いで発見された。 “ヴァンパイア"と呼ばれる連続殺人犯が世を賑わす中、サイモンは、新たな女性との出会いを求めようとする……。 (アマゾンより引用)
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ウォーレスの人魚以来の生物学SFぽいんだけれど、 実際は主人公が生物の高校教師で、正しく生物を理解しているのが描写されている。 リチャードドーキンスが、進化の主体が遺伝子であることを説明するときに用いた寄生虫の宿主操作に例をいくつか付加して、自分がヴァンパイアであることを理解して...
ウォーレスの人魚以来の生物学SFぽいんだけれど、 実際は主人公が生物の高校教師で、正しく生物を理解しているのが描写されている。 リチャードドーキンスが、進化の主体が遺伝子であることを説明するときに用いた寄生虫の宿主操作に例をいくつか付加して、自分がヴァンパイアであることを理解しているくだりが面白かった。 猟奇的な殺人者の内面からの描写がリアルな小説です。
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私には合わなかった。文体自体は軽くて読みやすいが、グロテスクなのと主人公が嫌だったので読み終わるのに時間がかかった。
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血に取り憑かれた悲しきヴァンパイア。 サイモン・ウィリアムズ。 母子家庭でいじめられっ子だった幼少期。 好きな女の子にたいする執着が、いつの間にかその内側を流れる血へと移っていった瞬間。 歪んでしまった性癖。 女性の血を飲みたいという湧き上がる欲望。 自殺サイトで知り合った人たちとの交流、複数の女性の血を抜いて死体を冷蔵庫に隠してきたこと。 何人もの命を奪って、たった一人の女性の命を奪えなかったときに芽生えた人の心。 事件が発覚して、終わりを迎えようとしているとき。 美しきヴァンパイア。)^o^(
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全体的に表現が薄い印象。主人公のサイモンも妙に人間くさかったり、悟ったところがあったり、結局どんな人なのだろう。登場する女の子たちも、人格に厚みがなくてみんな同じように思えてしまった。情景描写も物足りなかったけれど、映画の方はきっと美しいのだろうな。特にワルトンの森とその帰りの...
全体的に表現が薄い印象。主人公のサイモンも妙に人間くさかったり、悟ったところがあったり、結局どんな人なのだろう。登場する女の子たちも、人格に厚みがなくてみんな同じように思えてしまった。情景描写も物足りなかったけれど、映画の方はきっと美しいのだろうな。特にワルトンの森とその帰りのバス。淡い色彩、光と影の対比。映画には期待。
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猟奇殺人者の心のうち。 幼児時代から成人になっての 二面性とか。 これは 完全にこんな話だと知らずに 借りて読んで びっくりしました。 スッと読めたけど、およそ理解できない心理で、 ある意味 面白かったかな? 映画化されたみたいですが、 どんな風になったんだろうと 少し興味わき...
猟奇殺人者の心のうち。 幼児時代から成人になっての 二面性とか。 これは 完全にこんな話だと知らずに 借りて読んで びっくりしました。 スッと読めたけど、およそ理解できない心理で、 ある意味 面白かったかな? 映画化されたみたいですが、 どんな風になったんだろうと 少し興味わきました。
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だいぶ前に読み終わりました。 なので読了日もわからず。苦笑 読んだ後に2~3日、頭から離れず。 映画の予告を見ましたが、 これは映像ありきの一冊だなあと。 幼少期に見た、鮮烈な光景。 自らをヴァンパイアと呼び 若い少女の血を求める。 なのに、血を飲んだら気持ち悪くなって戻...
だいぶ前に読み終わりました。 なので読了日もわからず。苦笑 読んだ後に2~3日、頭から離れず。 映画の予告を見ましたが、 これは映像ありきの一冊だなあと。 幼少期に見た、鮮烈な光景。 自らをヴァンパイアと呼び 若い少女の血を求める。 なのに、血を飲んだら気持ち悪くなって戻しちゃったり 自分とは異質のヴァンパイアに出会って、ひどく動揺し落ちてったり。 やっぱり人間なんですよね。 最後は光が差し込む感じでしたが、 映像だとどうなんでしょう。 そして血を提供するのは自殺志願者の女性たち。 自分の血を欲している、誰かのために死ねる、 満足そうに息を引き取った人もいれば 放っておいたら自殺を図った少女もいたり。 想像するとこちらも気分が悪くなることも多々。苦笑 彼は壊れていたわけではなくて、欠けていただけ。
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期待して読んだ岩井俊二の新作だったが、いったいこれはなんだ? 響くものが何一つなかった。。。 映像にしてみればアートっぽくなるのかな?
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本屋さんで、たまたま見つけて タイトルが、私の好きな「ヴァンパイア」だったので、購入。 日本人の著者が 外国人を主人公にして物語が展開されてて あれ?書いてるの日本人だよね。とか思いつつ、読んでいくと アジアの話題は、少し詳しく書かれているので、やっぱり日本人が書いた作品だな。...
本屋さんで、たまたま見つけて タイトルが、私の好きな「ヴァンパイア」だったので、購入。 日本人の著者が 外国人を主人公にして物語が展開されてて あれ?書いてるの日本人だよね。とか思いつつ、読んでいくと アジアの話題は、少し詳しく書かれているので、やっぱり日本人が書いた作品だな。と思う。 作品自体は、どこに行くあてもなく… 結果、さらっと読み終わって、少しモヤモヤが残る。 映画はきっと素敵なんだろうな!と本を読んでも思ったし、帯を見て感じた。 映画見てみよう♬
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