ノーブルチルドレンの愛情 の商品レビュー
シリーズものの最終巻。正直な感想を言えば一巻の読み始めから「冗長だなぁ」と思ったものの、中盤からは頁を繰るのが楽しみになるほどの惹きこまれ方。最終巻発売まで首を長くして待ちつつ、購入後は一気に読了。少し意外な終盤にも関わらずラストは 如何にも! というキャラの個性が出ていて、爽快...
シリーズものの最終巻。正直な感想を言えば一巻の読み始めから「冗長だなぁ」と思ったものの、中盤からは頁を繰るのが楽しみになるほどの惹きこまれ方。最終巻発売まで首を長くして待ちつつ、購入後は一気に読了。少し意外な終盤にも関わらずラストは 如何にも! というキャラの個性が出ていて、爽快な読み終わりに。現代版ロミジュリのレビューに相応しい作品。
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緑葉はどこまでも吐季にとっての『ヒーロー』だったなあと。どうしようもなく不器用で、上手に生きれなかった吐季を緑葉が救ったのだと、思った。麗羅と吐季のその後が少しだけ心配だけれど、緑葉が一緒ならきっと大丈夫。吐季は頑張れるよね。 あれだけの悪い展開から、こんなハッピーエンドを迎える...
緑葉はどこまでも吐季にとっての『ヒーロー』だったなあと。どうしようもなく不器用で、上手に生きれなかった吐季を緑葉が救ったのだと、思った。麗羅と吐季のその後が少しだけ心配だけれど、緑葉が一緒ならきっと大丈夫。吐季は頑張れるよね。 あれだけの悪い展開から、こんなハッピーエンドを迎えるとは思っていなくて正直喜びよりも驚きの方が大きい。だけど、もういいじゃないか。吐季を幸せにしてあげてほしい。 永遠虹路で語られていなかった和也さん達のその後が描かれていたのも嬉しい。彼らもまた彼ら達の幸せを手に入れていたのが嬉しい。
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最初はすごくドキドキした感があったけど、それっきりで殺人をおこしてからの、話がつまらない。なんかあまり頭に入ってこず、ただなんとなく読み進めて最後がハッピーエンドというか・・・。納得いかない
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綾崎隼の作品において、登場人物が過去最多。『残酷』から『告別』『断罪』と展開されてきた”現代のロミオとジュリエット”の哀しくせつない愛の物語のクライマックス!吐季に襲う「残酷」。それから時がたち、歩夢は、麗羅は、雪蛍は、七虹は、緑葉は、そして、吐季は・・・。彼らに「夜明け」は来る...
綾崎隼の作品において、登場人物が過去最多。『残酷』から『告別』『断罪』と展開されてきた”現代のロミオとジュリエット”の哀しくせつない愛の物語のクライマックス!吐季に襲う「残酷」。それから時がたち、歩夢は、麗羅は、雪蛍は、七虹は、緑葉は、そして、吐季は・・・。彼らに「夜明け」は来るのだろうか。それぞれの想いの切なさ、強さに、最後は泣いてしまいました。これまでの『花鳥風月シリーズ』も併せて読むと、描かれている舞原家の人物の歴史がよくわかり、世界観が広がります♪
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ハッピーエンドでした!! 吐季の姿がとても切なくてどうなるのかと 思いましたが、さすが緑葉!強くて美しい緑葉大好きです。 次の綾崎さんの作品が楽しみ。
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ただただ不器用で、ひたむきな愛の話。愛を知らない人間の変化を弱さと捉えるか、人間らしさと捉えるかどうかは読者の解釈による。 相変わらず緑葉は苦手だ。苦悩するキャラ達の、書き出すだけできりがない人間らしさがこの最終巻には詰まっている。怒涛の展開だけど、読者を巻き込むにはこれくらい...
ただただ不器用で、ひたむきな愛の話。愛を知らない人間の変化を弱さと捉えるか、人間らしさと捉えるかどうかは読者の解釈による。 相変わらず緑葉は苦手だ。苦悩するキャラ達の、書き出すだけできりがない人間らしさがこの最終巻には詰まっている。怒涛の展開だけど、読者を巻き込むにはこれくらいで丁度良かったのかも知れない。
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最終巻。おもしろかったです! 時間はすごく早く進むけど、せつなくなるような場面がたくさんあって、早く先が知りたいと思わせてくれるような展開でした。 最後はちょっと予想がつく感じだったけど、読み終わったあとすっきりできたのでよかったです。 ノーブルチルドレンの休日とか本当に実...
最終巻。おもしろかったです! 時間はすごく早く進むけど、せつなくなるような場面がたくさんあって、早く先が知りたいと思わせてくれるような展開でした。 最後はちょっと予想がつく感じだったけど、読み終わったあとすっきりできたのでよかったです。 ノーブルチルドレンの休日とか本当に実現したらいいのにな。 その後の様子とか読んでみたいです。
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ノーブルチルドレンシリーズ最終巻。 面白かった。 今まで積み上げてきたものが崩れて、それでも進み続けるキャラクター達がとても魅力的で読むのが止まらなかった。 でもやっぱり吐季は緑葉がいなければいけないし逆もまたそうなんだろうなって思った。 幸福は誰かといなければ生まれないし、...
ノーブルチルドレンシリーズ最終巻。 面白かった。 今まで積み上げてきたものが崩れて、それでも進み続けるキャラクター達がとても魅力的で読むのが止まらなかった。 でもやっぱり吐季は緑葉がいなければいけないし逆もまたそうなんだろうなって思った。 幸福は誰かといなければ生まれないし、夢や目的も誰かと支え合う事で生まれるのかもしれない。 花鳥風月シリーズもまた読み返そうかなー。
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時が過ぎるのが早すぎる。あっという間に同じ年になって、すぐに年上になってしまった。詰め込まれた最終刊。 歩夢の独白と吐季視点の年月。最後の最後は予想通りのしめくくりだったけれど、過程が怒濤だった。そんなに色々なくてもいいのに!と思った。これだけ詰め込まれて、吐季の愛情が恋愛に思えないのは何故なんだろう。
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ページをめくった初めから 裏表紙を閉じるその時まで そこにはただ、愛だけが詰まっていた…… ジュリエットを失ったロミオに訪れる死はなにも 肉体だけに依るものではない 絶望、絶望、絶望ばかりが積み重なって 確かに彼は死んだだろう 何故そんなにも彼を追いつめるのかと唇を噛み締めた もういっそのこと、結末を見てしまいたいという気持ちを 必死に抑えてページを繰った 作中の彼と等しく時間感覚を失い 気づけば吐季も30の半ばで 抱いた胸の内の想いもまた、彼と同調する 終わるのかな それともまだ…… 変わらないことは罪であり 変わらないことは誇りだ 相容れないようでいて、それこそが真理で そんな強く脆い世界の中を どうか真っ直ぐ、生きてくれたらと思う だいぶ抽象的なことを書いたけれど 要するに ヤッタネ\(^o^)/!!! 最後の最後まで まさかとは思いつつも麗羅てめぇよくも緑葉を!! なんて展開もあったけれど 本当に良かったと思う 緑葉が帰国してるのを知ったなら 探し出してでも会いに行けよ吐季!とも思ったけど その女々しい感じが彼らしくもあり(笑 あとラスト付近でせっかく救うと決めた夕莉をあっさり捨てようとしたのにも ちょっとなと思ったりしたけども とにかく良かった 個人的には葵依さんが『吐息雪色』から好きだったので 出番があって嬉しかったのと 彼が、 「社会では代替可能だからこそ人は結婚とかをするのかも知れない」 と言ったのには 自分も同じように交換可能性について過去に考えていたので とても共感できた 誰かにとっての「代替不可能」 これが恋の究極系なんだなぁ 最後に1つ 大人になった歩夢の姿を見せてくれなかったのだけが 恨めしい←
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