岳飛伝(二) の商品レビュー
この巻では梁山泊軍を中心に梁山泊の今後の在り方(志)を1人1人が考えるといった感じで進んでいきました。だいぶ世代交代も進んでいるといった感じですかね?この一連のシリーズでキーパーソン的存在で私の好きなキャラクターの1人であった王進先生もついにお亡くなりになり、岳飛をはじめとする若...
この巻では梁山泊軍を中心に梁山泊の今後の在り方(志)を1人1人が考えるといった感じで進んでいきました。だいぶ世代交代も進んでいるといった感じですかね?この一連のシリーズでキーパーソン的存在で私の好きなキャラクターの1人であった王進先生もついにお亡くなりになり、岳飛をはじめとする若い世代の人たちが今後どう梁山泊、南宋、金との三つ巴の戦乱の中で台頭してくるのかが楽しみです!
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小説の中に『未熟ゆえの誤りの方が、知りすぎたゆえの誤りより、救いがある。おまえらの誤りで滅びるのなら、それは一緒に滅びてやる』と言う台詞があります。こんな風にもんが言える大人になっているかな、と考えさせられました。 好漢多々、行持有りという状況が、何時ものごとく繰り返されて行きま...
小説の中に『未熟ゆえの誤りの方が、知りすぎたゆえの誤りより、救いがある。おまえらの誤りで滅びるのなら、それは一緒に滅びてやる』と言う台詞があります。こんな風にもんが言える大人になっているかな、と考えさせられました。 好漢多々、行持有りという状況が、何時ものごとく繰り返されて行きます。ま、惚れてる一冊という事です。
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★2013年2月23日読了『岳飛伝2 飛流の章』北方謙三著 評価B➕ 岳飛伝書き出しの第一巻では、物語の始まりに筆者の迷いが感じられて、北方謙三らしい勢いや牛刀のような鈍い重さのキレが感じられなかった。しかし、この第二巻になると、題名である南宋漢人で軍閥の領袖である岳飛。北の新興...
★2013年2月23日読了『岳飛伝2 飛流の章』北方謙三著 評価B➕ 岳飛伝書き出しの第一巻では、物語の始まりに筆者の迷いが感じられて、北方謙三らしい勢いや牛刀のような鈍い重さのキレが感じられなかった。しかし、この第二巻になると、題名である南宋漢人で軍閥の領袖である岳飛。北の新興国で強大な軍事力を持つ女真族、従来からこのシリーズの主役であった梁山泊の面々が、イキイキと物語の中で動き出す。女真族の金、梁山泊、復興を目指す南宋が並立するが、まず金が中国全土の支配を目指して、梁山泊との決戦を挑みかかる。 国、領土という従来の概念を超えた梁山泊メンバーの思い、志に支えられ、楊令という指導者を乱戦の中で失った梁山泊が、どのようにして、軍事大国金と対峙するのか。シリーズ最初の盛り上がりを見せる。
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水滸伝、楊令伝、岳飛伝と進み、主役が変わり登場人物が変わり、水滸伝から残っている人物は呉用や燕菁・史進などごく少数となった。それでもストーリーは継続して推移し、いまは金と南宋と梁山泊が三すくみで対峙している。ここでは王清が岳飛と出会ったり、胡土児が兀朮の養子になるなど、人間関係は...
水滸伝、楊令伝、岳飛伝と進み、主役が変わり登場人物が変わり、水滸伝から残っている人物は呉用や燕菁・史進などごく少数となった。それでもストーリーは継続して推移し、いまは金と南宋と梁山泊が三すくみで対峙している。ここでは王清が岳飛と出会ったり、胡土児が兀朮の養子になるなど、人間関係は複雑になり今後の来そうな展開を予感させてくれる。
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呉用が梁山泊頭領としての指示をしない状況で夫々軍(呼延凌、秦容)、物流等が個別判断で動く。金軍、南宋、岳飛軍が夫々思惑を抱え時が流れ、一度金軍と岳飛軍が様子を探る緒戦をした後、金軍は先ず梁山泊軍を殲滅すべく判断をし20万で梁山泊軍8万と対峙する。梁山泊軍は呼延凌が軍の頭領となり戦...
呉用が梁山泊頭領としての指示をしない状況で夫々軍(呼延凌、秦容)、物流等が個別判断で動く。金軍、南宋、岳飛軍が夫々思惑を抱え時が流れ、一度金軍と岳飛軍が様子を探る緒戦をした後、金軍は先ず梁山泊軍を殲滅すべく判断をし20万で梁山泊軍8万と対峙する。梁山泊軍は呼延凌が軍の頭領となり戦い、遊撃隊の史進軍が罠を仕掛け金軍の騎馬隊1万弱を殲滅させたところで終える。
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梁山泊は結局、南宋や金に溶け込んで行って消滅。しかし志は両国に影響を与え・・・なんていう展開になるんじゃなかろうか。北方先生も結構気の向くままに書いている感じがする。 「人がうまいものを求めるのは、人として生きているからだぞ。無駄なものを求めるのが、人というものだ。」・・・そう...
梁山泊は結局、南宋や金に溶け込んで行って消滅。しかし志は両国に影響を与え・・・なんていう展開になるんじゃなかろうか。北方先生も結構気の向くままに書いている感じがする。 「人がうまいものを求めるのは、人として生きているからだぞ。無駄なものを求めるのが、人というものだ。」・・・そうかも知れぬ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
毛定、楽しい。安道全を思い出します。 岳飛の「絶対必要になるのだ、多分」総大将なのに。微笑ましい。 微笑ましいと言えば、雀蘭に対しても、そう。 それにしても「部下の誤りで滅びるなら、一緒に滅びてやる。その覚悟は出来てる」なんて言ってくれる上司や政治家がいたら・・・って思ってしまいますねー、どうしても。 はやく続き読みたいー。
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-志を失ったかに見えた梁山泊、新たな闘いの火蓋が切って落とされる。- 楊令の遺児、胡土児にどのような運命が待っているのか、先が気になる。北方謙三の世界はキャラ一人一人がたっていて、難解な漢字のキャラクターでもすんなり頭に入ってる。そこがすごいところ。
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岳飛伝第二巻。ようやく楊令無き梁山泊、岳家軍、金国それぞれの在り方と歩む道が徐々に見えはじめてきた感じ。戦場ではないただの日常の一幕として岳飛と梁山泊の面子がたまたま遭遇して心を通わせる場面はただ心を震わせるばかり。このシリーズをリアルタイムで読めていることが本当に幸福だと思う。
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