静電気と、未夜子の無意識。 の商品レビュー
何かで紹介されていたので、読んでみた。 不思議ちゃんな女の子が主人公で、かわいくてモテてきたけど、誰も好きにはならなかったのに、ふと見かけた一人の人に惹かれて、ずっと思い続けるという内容。 初めて知った著者で、どんな感じかなと思ったが、ファンタジーのようなふわふわした話で、何...
何かで紹介されていたので、読んでみた。 不思議ちゃんな女の子が主人公で、かわいくてモテてきたけど、誰も好きにはならなかったのに、ふと見かけた一人の人に惹かれて、ずっと思い続けるという内容。 初めて知った著者で、どんな感じかなと思ったが、ファンタジーのようなふわふわした話で、何が言いたいのかもわからず、話も進まず、私にはまったく合わなかった。
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良作。 そうそう、恋ってこんな感じ。 特に報われない恋って、こういう空気を帯びてたわ。 恋愛小説はこうでなければな。 甘さより苦味や傷みの方が強くなければ。 余り期待してなかっただけに、かなり良かった。 表紙も素敵で手元に置いておきたい一冊。 『さよならと言ってしまうと、いまま...
良作。 そうそう、恋ってこんな感じ。 特に報われない恋って、こういう空気を帯びてたわ。 恋愛小説はこうでなければな。 甘さより苦味や傷みの方が強くなければ。 余り期待してなかっただけに、かなり良かった。 表紙も素敵で手元に置いておきたい一冊。 『さよならと言ってしまうと、いままでなんとも思っていなかったものにも、 なんだかさよならするのが名残惜しくなるからいやだ。』 お気に入りの一文。
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[内容] 未夜子は、大学のキャンパスで、いつも天文学書を読んでいる風変わりな男の子・亘に出会う。それまで恋人は顔で選び、格好いい男の子とばかり交遊してきた未夜子だったが、亘に出会ったことで、人生が激変してしまう。亘のことが気になって仕方のない未夜子は、追いかけて追いかけて、亘の部...
[内容] 未夜子は、大学のキャンパスで、いつも天文学書を読んでいる風変わりな男の子・亘に出会う。それまで恋人は顔で選び、格好いい男の子とばかり交遊してきた未夜子だったが、亘に出会ったことで、人生が激変してしまう。亘のことが気になって仕方のない未夜子は、追いかけて追いかけて、亘の部屋まで乗り込むものの、いつまでたっても彼女としては認めてもらえず――。美人なのに不幸な未夜子の恋の行く末やいかに。 -- 単純な恋愛話、では片づけられない。 ただまっすぐにこの人の文章が好きだと思った。 読み始めてから最後まで、書き手ひとつひとつの言葉や台詞、情景、心理描写すべてに心を持って行かれた。 内容的に、不思議系、というかちょっと股がゆるふわな女の子感はあるけど、なんでか惹かれる。 別の作品があるなら読んでみたい。
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R18を受賞した作品のような性的な激しさはない。 静電気と、未夜子の無意識…片想いなのに体を許す女の苦しみが切々とつづられている。金魚を掘り起こすあたりに深い哀愁を感じさせる。 未夜子と、格好よくてつまらない君達の夢…複数の男と関係を持つのは男好きな女の宿命なのか。そして本当に好...
R18を受賞した作品のような性的な激しさはない。 静電気と、未夜子の無意識…片想いなのに体を許す女の苦しみが切々とつづられている。金魚を掘り起こすあたりに深い哀愁を感じさせる。 未夜子と、格好よくてつまらない君達の夢…複数の男と関係を持つのは男好きな女の宿命なのか。そして本当に好きな相手とは結ばれないというオチも宿命なのか。 未夜子の、まだ明けない夜…評価はこの作品。片想いの相手を忘れられず、その気持ちがどこまでも煮詰まってしまう状態で、前にも後ろにも動けなくなってしまう。それでも唯一見た目ではなく中身を一瞬でも認めてくれたその男を忘れることはできない。こんな感電したように誰かを好きになれたら幸せだろうな。
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鱗のような未夜子。 ぽろぽろ剥がれているというよりか、ぽろぽろ剥がれ亘にひっついてる。 可愛くて痛々しくてて愛されてる子が未夜子。 なんだか読んでいて普通に生きて死にたいと思った。 普通の人で生きていきたいと。 それと、ページが残り少しになっていくときにラジオから 素敵、綺麗...
鱗のような未夜子。 ぽろぽろ剥がれているというよりか、ぽろぽろ剥がれ亘にひっついてる。 可愛くて痛々しくてて愛されてる子が未夜子。 なんだか読んでいて普通に生きて死にたいと思った。 普通の人で生きていきたいと。 それと、ページが残り少しになっていくときにラジオから 素敵、綺麗とか思っていた曲が流れた。 けど、読んでいる時だけ汚く感じた。怖かった。 綺麗なものまで汚くするけど、汚いものが流れていく感じで 気持ちはスッキリした。 亘のあの最後の知っていたのには嗚呼、運命と思った。
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装丁が夏っぽいなと思って図書館で借。 なんとなく流してしまったかな。 へー。と思って終わってしまった。 でも、本気で人を好きになるってことは、こういうもんだとも思いました。 うまくいくにしろ行かないにしろ、区切りは必要。
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「未夜子って、10代だっけ、20代だっけ」というのが読んだ後の感想。10代の戸惑いも、20代のどっしりさも未夜子は持っている。わたしも、「君たち」ととろけるような恋愛をしたかった。どろどろで透明な夜を、いつか過ごせますように。
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綺麗な可愛い子の理解不能な行動。流されて生きていく感じ。今で言うと痛女?。この主人公の考えは理解不能。
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今年読んだ中でイタイ女子No.1かもしれない。 別れた後で本当に好きだったことに、気付き毎日頭の中がいっぱいいっぱいになっている。 読んでいて悲しい気分になってしまったが、未夜子のキャラの良さに惹かれあっという間に読み終えてしまった。 ちなみに無意識に好きな男の子を追っているお話...
今年読んだ中でイタイ女子No.1かもしれない。 別れた後で本当に好きだったことに、気付き毎日頭の中がいっぱいいっぱいになっている。 読んでいて悲しい気分になってしまったが、未夜子のキャラの良さに惹かれあっという間に読み終えてしまった。 ちなみに無意識に好きな男の子を追っているお話は、私のツボでした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この手の小説には、内面に何かしら問題を抱えた人ほどシンパシーを感じるかもしれない。 同じ主人公・未夜子の登場する3つの作品が収録されているが、時代を前後した構成で、順に「1」、「0」、「2」と章番号が打たれている。 タイトルとなっている最初の作品「1、静電気と、未夜子の無意識。」は未夜子が20歳の短大生時代の物語。同じ大学に通う「亘」との運命的な出会いが描かれる。 「0、未夜子と、格好よくてつまらない君達の夢。」は、未夜子が17歳の高校生時代の回想。 最後の「2、未夜子のまだ明けない夜。」は、22歳となり社会人となった未夜子の地味で暗い日常がまず描かれる。次に展開されるが回想と幻想の過去との出会い、、、 この主人公が何をどう感じているのか、正直ついていけない展開。中学時代は「不思議ちゃん」と呼ばれ、高校時代には「苛々する天然」、そして大学時代は「超かわいいけれど電波」と呼ばれたこの主人公の思考を追いかけるのは無理。 若者は感覚論で分かるのかもしれないな。お手上げ。
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