女たちの武装解除 の商品レビュー
妻になり母となった今,言葉の一つひとつが他人事でなく刺さる。 慣れ親しんだ20代・独身の身軽さ・子どものいない自由さを失ったことを思い知り,地味で容赦のない毎日を手探りで駆け抜けたこの1年にふさわしい一冊。
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美容室や病院の待合室でVERYを開いて、小島慶子さんのエッセイがあり、面白いこと書いてるなぁ、共感もできるーと思っていたが、いつも帰りにそのことを忘れてしまい、やっと今回この本を手に取る。 私はもうVERY世代ではなく、STORY世代だけど、小島慶子さんとはほぼ年齢が近く、この...
美容室や病院の待合室でVERYを開いて、小島慶子さんのエッセイがあり、面白いこと書いてるなぁ、共感もできるーと思っていたが、いつも帰りにそのことを忘れてしまい、やっと今回この本を手に取る。 私はもうVERY世代ではなく、STORY世代だけど、小島慶子さんとはほぼ年齢が近く、この本は数年前に発売されたものだから当時を思い出しながら読んだ。 小さい子供の子育て時期。 母親というもの。 世代間の子育て感覚の違い。 ブランドだけに生きている人たちの馬鹿さ加減。幼稚園をいつまでも自分のブランドにしている大人がいることに笑った! 自分が恵まれているならそこには感謝して、当たり前だと思わないこと。 育ってきた環境も容姿も生活も全然違うけど、共感するところが多くて楽しめたし、なんだかぽろっと泣いてしまうところもあった。 読んでよかった。 次、女たちの和平交渉を読むぞ。
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雑誌Veryの連載コラムをまとめたものに、対談が加わったもの。 ベースのテーマは、Very読者に代表されるであろう、記号化した消費者、特に出身校、出産などにブランド価値を見出す人たちへの批判だろう。自分自身が、帰国子女であり学習院大学を卒業して女子アナという、Very読者の崇拝の...
雑誌Veryの連載コラムをまとめたものに、対談が加わったもの。 ベースのテーマは、Very読者に代表されるであろう、記号化した消費者、特に出身校、出産などにブランド価値を見出す人たちへの批判だろう。自分自身が、帰国子女であり学習院大学を卒業して女子アナという、Very読者の崇拝の対象となるようなブランド人生を歩んできている。しかし、聡明な彼女は、そうした立場であることの窮屈さと、虚無感からか、中身の無いそうしたブランド信仰がいかに下らない、幼稚なものなのかということを痛烈に批判している。
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新作の和平交渉から読んでしまったけど、感想はほぼ同じ。そちらで熱く書いてしまったので詳しくは割愛。 この二冊は自分の育児論を見失いそうになった時、折にふれて読み返そう。
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VERY連載なのに、VERY批判からはじまるまえがき(笑) 私は彼女の考えに共感し、時に彼女ほど真っ直ぐに向き合えない自分を後ろめたく感じる。 小島慶子さんが好きだ。
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子育てしている方なら共感したり安心したり出来るのだと思うけれど未経験な自分にとっては子育てイコール恐怖という認識が強くなってしまった。 実話というか、フィクションじゃないだけに当たり前だけど実感がこもってて怖かった。 読むにはまだ早かったかも。
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子育てに不安を抱えている時に読むとよい本。回りの評価や世論に流されない、これでいいんだと背中を押してくれる。スカッとする内容。
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さっぱり、きっぱりしている物言いが気持ちいい。 ブランド校の価値は、ブランド校に価値があると思っている人の間でしか通用しません。とか ”泣く子におっぱいをやる、おむつを替える、いないいないばあをする、本を読み聞かせる、いないいないばあをする、砂山をつくる、ご飯を食べさせる、言葉を教える、満足するまで抱っこする、とりとめないの話に耳を傾けて、きりのない質問に答える、寝かしつける、” そう、こういう一連のこと毎日やってたなぁ。 永遠に続くとおもったけど、今は大学生と高校生だもんな… ほんとに貴重な時間だったんだね。
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友達からお借りして10か月ぐらいお返しせず、しまったままになってしまってました。 歯に衣着せないものいいが気持ちいいエッセイでした。 ふとすると周りからの眼を気にするという観点、ブランド志向、自分とは縁遠いような世界のはずが、影響されそうなこともあります。自分を高めるとはどういう...
友達からお借りして10か月ぐらいお返しせず、しまったままになってしまってました。 歯に衣着せないものいいが気持ちいいエッセイでした。 ふとすると周りからの眼を気にするという観点、ブランド志向、自分とは縁遠いような世界のはずが、影響されそうなこともあります。自分を高めるとはどういうことか、自分なりに考えてみたいと思いました。
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ある人から「お受験は、子供を授かる前から始まってるの」と手渡された雑誌が「VERY」。オールマイティに完璧な主婦のみなさんが、「さらに上を!」という向上心を持っている!そして「お受験の時に好感をもたれるスリッパ」まで特集してある!もう、「VERY」は至れり尽くせりな雑誌だ。でもその中で息苦しさを感じた私。小島さんのエッセイに救われる。「受験失敗。それも個性」「ママ友出来ないそれもOK」「子供って他人」「私は旦那の持ち物じゃない」気持ちよいほどの直球エッセイ。今は「VERY」を購読してない私。これも個性。
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