落語教育委員会 の商品レビュー
読めば読むほど喜多八師匠に会いたくなる、本当に落語が大好きなのだなぁと。 経歴も世代も異なる3人が思い思いに語っているのがとても良い。兼好さんに代わり今も続くこの三人会、ずっとずっと続いてほしい。
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【概略】 柳家喜多八師匠・三遊亭歌武蔵師匠・柳家喬太郎師匠による落語会「落語教育委員会」が2004年に発足し、8年目となった2012年に実現した対談。それぞれの弟子時代、師匠との関係、落語に対する姿勢、これからの落語教育委員会、などなど、落語好きにはたまらない一冊であり、落語に...
【概略】 柳家喜多八師匠・三遊亭歌武蔵師匠・柳家喬太郎師匠による落語会「落語教育委員会」が2004年に発足し、8年目となった2012年に実現した対談。それぞれの弟子時代、師匠との関係、落語に対する姿勢、これからの落語教育委員会、などなど、落語好きにはたまらない一冊であり、落語に関する知識を得たい方にとっても有意義な一冊。 2015年月日不詳 読了 2021年04月10日 読了 【書評】 喬太郎師匠キッカケで買った落語教育委員会のチケット、そこで購入したこの本、この本のおかげで噺家・落語家に親しみを持てるようになったなぁ。なにせ落語初心者だった喜餅(英語落語を自分でやるようになってから落語を聴くようになったから)にとって、全ての知識が初物だったから。本書では、3名の真打が、それぞれの師匠との出会いと弟子入り、前座→二ツ目→真打になる過程で学んだことを語ってくれてて。そのやりとりが、より落語の演目を面白くさせてくれる。多分、こういった「脇の知識」がないと「より」楽しめないのに抵抗があるなら、落語との相性はよくないかも。 落語や落語家に関するあれこれが収められているこの本だけど、「ほぉ」と思った一節に、アマチュアの落語家とプロの落語家の違いってのがあって。春風亭昇太師匠の言葉が紹介された形だったのだけど、なるほどと思ったね。アマチュアの落語家は、お父さんの料理で、プロの落語家は、お母さんの料理だそうな。※申し訳ない、ここでジェンダー論を引っ張り出さないで欲しい。 もう一つ、しんみりとしてしまったことと、「落語の聴き手」としての成長を感じたことが。それは、柳家喜多八師匠のこと。喜多八師匠、残念ながら2016年にガンが原因で他界されてるのだけど、この本の中で、癌患者の集いに参加したくだりに「あぁ・・・」と寂しい思いをしてしまった。最初に読んだ時は喜多八師匠はお元気だったけど、今は、もう、いない。そして、本当に申し訳なかったのだけど、当時、喬太郎師匠の落語が好きで、喜多八師匠の落語、良さがわかってなくて。・・・で、この本を今、読み終えて、あらためて喜多八師匠の落語、聴いてみた。やっとわかった、良さが。落語だけじゃなくて音楽でもなんでも・・・残るものがあることの素晴らしさ、感じた。これは有名とか有名じゃないとか、裕福とか貧乏とかそんな次元の話じゃない、心に残る財産な気がする。 喜多八師匠が本書内の言葉で、当時から刺さり、他の英語落語家と一緒にやる時に絶対に守ってることがある。それは「トリは見栄をはる」というもの。他の英語落語家さんと同じ高座に出させてもらう時、他の方達がネタを決めてからネタを決めるようにしてる。持ちネタの数といった理由が主なんだけど、「どんな状態でも披露できるネタがある」っていう見栄をはりたくて。こんな形で、自分の中で喜多八師匠、生きてる。 喜多八師匠のあと、三遊亭兼好師匠がこの落語教育委員会に参加されていらっしゃる。可能な限りこの素敵な高座、続けて欲しいなぁ。歌武蔵師匠も喬太郎師匠も、健康って側面からみるとちょっと心配な感じだから・・・。
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大変勉強になる本だった。落語家さんは、落語だけやっていたいのかと思っていたが、落語以外の仕事もやることで、落語家としての筋力がついていく、だから落語以外の仕事もやったほうがよい、という話をしていてびっくりした。 今度、「落語教育委員会」の寄席を見に行きたいと思う。
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経歴も年齢も師匠も芸風も異なる三師匠。真面目に熱く面白く語る歌武蔵、新作の人気者で飄々とウケを取る喬太郎に、茶化すようだがしっかりと後輩へのアドバイスと江戸前の粋なアクセントをつける喜多八の見事な鼎談集になっている。AReaderを使った特典動画で師匠達の声も聞けて、お得感この上...
経歴も年齢も師匠も芸風も異なる三師匠。真面目に熱く面白く語る歌武蔵、新作の人気者で飄々とウケを取る喬太郎に、茶化すようだがしっかりと後輩へのアドバイスと江戸前の粋なアクセントをつける喜多八の見事な鼎談集になっている。AReaderを使った特典動画で師匠達の声も聞けて、お得感この上ない一冊。
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一昨日の落語会(落語教育委員会@中電ホール)でサイン入りを即買いして、アッと言う間に読んでしまいましたw この3人は最高ですね〜♪
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かなり面白く、しかしとても真面目な本。 各人各様の味のある落語で楽しませてくれる3人の噺家さんの性格が良く出ているように感じた。
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大好きな喜多八師匠。そして、この面々。いつか生で聴きに行きたい!そう思っていた落語教育委員会の何と対談集。まさか、と言っては失礼ですが、嬉しいまさか。本にしてくれた東京書籍さん、ありがとう!三者三様、芸風も考え方も結構違うのに、どこか噺家さんとしての大事な根本が一緒の成果、真面目...
大好きな喜多八師匠。そして、この面々。いつか生で聴きに行きたい!そう思っていた落語教育委員会の何と対談集。まさか、と言っては失礼ですが、嬉しいまさか。本にしてくれた東京書籍さん、ありがとう!三者三様、芸風も考え方も結構違うのに、どこか噺家さんとしての大事な根本が一緒の成果、真面目に、楽しく素敵な、面白く芯も通った話にもなっているし、しょーもないネタから人生に通じる話まですっかり魅入ってしまった。何事においてもいくつになっても好きな事に熱い人って素敵だ。自分で自分を見つけること。自分の事も省みて考えさせられる部分も。こう言う人たちと同じ匂いの人になりたいもの。
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3人の落語家、柳家喜多八、三遊亭歌武蔵、柳家喬太郎の鼎談本『落語教育委員会』 落語の世界のアレコレを、飲みながら(?)お話ししている。 特に前座、二ツ目時代の話をもとに、噺についての話や、本人や他の落語家との関わりなどを交えながら楽しく話しておられる。 多くの話や落語家の話が...
3人の落語家、柳家喜多八、三遊亭歌武蔵、柳家喬太郎の鼎談本『落語教育委員会』 落語の世界のアレコレを、飲みながら(?)お話ししている。 特に前座、二ツ目時代の話をもとに、噺についての話や、本人や他の落語家との関わりなどを交えながら楽しく話しておられる。 多くの話や落語家の話が出てくるので、素人(落語にそれほど精通していない)としては、分からない部分も多々あった。 しかし、落語に対する愛や、”お客さま”に対する愛については深く感じることができた。 なんとなくズルズルと話が進んでいるような気もしたのだけど、それはそれで、飲んで落語ネタを話をしておられるところを聞いている感触も味わえて、その点は面白かった。 落語の世界に入った一人の人間としての話とともに、プロの落語家としての話の両方が語られており、親しみが持てた。 落語の世界をもっと知ることができると、より楽しく読めるんだと思う。 ---------------- 【内容説明(amazonより)】 落語界の未来はどっちだ? 今、大人気の噺家による爆笑鼎談。 伝説の噺家の幻のエピソードから、奇妙な師弟関係、アッと驚く演出方法まで。 本当の面白さを「教育」する! 【内容(「BOOK」データベースより)】 落語界の「表」も「裏」も大公開!?伝説の噺家の幻のエピソードから、奇妙な師弟関係、アッと驚く演出方法まで。本当の面白さを読者に「教育」する。人気落語家3人による爆笑鼎談。 ----------------
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同タイトルの落語会をシリーズで開催する噺家3人による対談集。 「教育委員会」という看板をタテに(?)なかなか踏み込んだ会話もしているあたり、ふだんそういった類いの話がこちら側には伝わってこないぶん興味深い。 そういえば、登場する3人のうちのひとり柳家喜多八師匠が出演した落語会...
同タイトルの落語会をシリーズで開催する噺家3人による対談集。 「教育委員会」という看板をタテに(?)なかなか踏み込んだ会話もしているあたり、ふだんそういった類いの話がこちら側には伝わってこないぶん興味深い。 そういえば、登場する3人のうちのひとり柳家喜多八師匠が出演した落語会に出かけたときのこと、終演後会場にいた主催者にむかって「なんで落語って事前にネタを予告しないの?」と食ってかかっている客がいたのだが、奇しくも喜多八師本人がこの本の中でその「答え」を語っている。 「でもほんとうは、トリというのは格好をつけなきゃいけないのよ。見栄をはらないとね。(中略)前にどんな噺が出てきても、それにかぶらないネタは持ってるぞ、と。まあ、ハッタリというか、見栄というか」(118頁) つまりは、噺家の「美学」ってことですね。 他に、芸人という立場からお客さんについて語っている「噺家の了見、お客さまの了見」も面白い。個人的には、それがライブである以上よりよい芸と出会いたければ「よい客」になるのが早道とかんがえるので、ここに語られている内容はいろいろ参考にもなった。なかには、 「ツイッターとかブログとか、個人の自由だからいいんですけど、責任とらなくていいのに発言できることを知っちゃったでしょ? 憶測でものを書くくせに記名制じゃないから、責任をとらない」(喬太郎師) などという辛口の意見も。そういう「無責任」な発言が勝手にひとり歩きしてゆくのがインターネットの世界であるというのは飲食店をやっている人間として身にしみて知っているだけに、まったく同感。発言することが問題なのではなく、匿名で、責任をとる必要のない環境で言いたいことだけ言う風潮が問題なのですよね、つまり。
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当代人気落語家3人による人気落語会『落語教育委員会』の鼎談本です。 この3人は割と追いかけているつもりでしたが、仲間内だけだとこういう話が出るんだ?と生々しく思ったりしながら、でも興味深く読みました。 個人的には、心の距離が広がったというか、ガッカリする発言もあったのですが、そ...
当代人気落語家3人による人気落語会『落語教育委員会』の鼎談本です。 この3人は割と追いかけているつもりでしたが、仲間内だけだとこういう話が出るんだ?と生々しく思ったりしながら、でも興味深く読みました。 個人的には、心の距離が広がったというか、ガッカリする発言もあったのですが、そういうことも本に書いてしまう率直さがこの本の存在価値なのではないかと思います。
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