「イタリア」誕生の物語 の商品レビュー
いま目の前にないものから、国という一つの虚構を創り出すストーリー。 理想とするローマ帝国という求心力はある半面、イタリアという地域は領邦国家の歴史が長く一筋縄ではいかない。 人間の営みはかくも複雑で、かくも美しい。日ごろのビジネスにも応用できそうな印象を受けました。
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イタリア近代史の大家、藤澤房俊先生の一般読者向けの概説書。 リソルジメントの流れが綺麗に整理されてるが、相変わらず「」ばかりで読みにくい(^^;;笑 西ローマ帝国が滅びてたから、中央権力が不在になったのが日本と一番違うところかなあ。 特に南にナポリ王国や両シチリア王国ができたこ...
イタリア近代史の大家、藤澤房俊先生の一般読者向けの概説書。 リソルジメントの流れが綺麗に整理されてるが、相変わらず「」ばかりで読みにくい(^^;;笑 西ローマ帝国が滅びてたから、中央権力が不在になったのが日本と一番違うところかなあ。 特に南にナポリ王国や両シチリア王国ができたことが南北問題の端緒のような気がする。 日本でいうところの琉球とかアイヌとかを想像するとわかりやすいけど、それらはあくまで中央権力(幕府や朝廷)への従属の下にあったはず。 イタリアにはそれがなかったのが分裂状態が続いた原因かなあ。 2013.7.9(火)
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