あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下) の商品レビュー
あんまり厚みのある内容じゃなかったな…。 ちゃんとアニメの方を見れば、もう少し違った印象を得られるんだろうか。 いずれにしても私はセカイ系は性に合わん。
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同名のアニメ作品の脚本を書いた岡田麿里さん自ら小説化した作品の下巻です。 高校生の主人公宿海仁太(じんたん)のところに現れた幽霊の本間芽衣子(めんま)のお願いを叶えるために、小学5年生の時に一緒に遊んでいた仲間「超平和バスターズ」のメンバーが再び集まります。仲間それぞれが傷を抱え...
同名のアニメ作品の脚本を書いた岡田麿里さん自ら小説化した作品の下巻です。 高校生の主人公宿海仁太(じんたん)のところに現れた幽霊の本間芽衣子(めんま)のお願いを叶えるために、小学5年生の時に一緒に遊んでいた仲間「超平和バスターズ」のメンバーが再び集まります。仲間それぞれが傷を抱えていて、めんまのお願いを叶えるための活動を通じて、みんなの傷が明らかになっていきます。 アニメを見て泣いた人ももう一度号泣できます。
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マリーさんによるノベライズ。上巻に比べより乙女チック展開が目立ちます。 めんまママから花火まで。 秩父という舞台が、「龍勢」というワードで唯一語られます。「札所」という表現もでてきます。花火師のおやじさんの方言もポイントかも。 気になったところ ・めんまママ 始め総白髪の女性と描...
マリーさんによるノベライズ。上巻に比べより乙女チック展開が目立ちます。 めんまママから花火まで。 秩父という舞台が、「龍勢」というワードで唯一語られます。「札所」という表現もでてきます。花火師のおやじさんの方言もポイントかも。 気になったところ ・めんまママ 始め総白髪の女性と描かれていて、日本人かとおもいました。登場シーンも(多分洗濯が自分でできないので、たくさんクリーニングに出している描写)リアル路線でした。しかし、めんまパパの「イレーヌ」でそれはクリア。 アニメでは物議をかもし出した「ふさけてるわね」発言はなし。 でも、めんま一家は、ラストの花火を見に来ていない様子。 ・つるこ謎行動 夜にひとりでめんまを連れ出して、じんたんのバイト先の工事現場に連れて行きます。 アニメでは、めんまはひとりできていたのですが、マリーさんは唐突と思われたのでしょうか? ・交換日記、花火 花火がラストです。あの花も。 うーん、劇場版はどうなるのでしょうか? 図書館で借りました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やっぱり感情は閉じ込めたり、違う感情でごまかしたり、そこに無いようなふりをしちゃいかんなーと思いました。 この本のキャラクター達は皆そんなことばっかりやってるからよじれてしまった。 ちゃんとみつけて、みとめて、可愛がってあげないと(笑) 「過去」には戻れない。でも「過去」が「現在」にやってきたとすれば...。どう対応すればいいだろう。 上巻、下巻と読み終わってすっかり岡田ワールドに参ってしまった。彼女の自伝の方も楽しみです。
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昔を懐かしみ、青春の苦さを味わう、という大人に向けの話なのかもしれません。いやー、小学生のときの花火の約束。なんでもできると思ってた子どもの頃の感覚がまぶしかった。 幼馴染たちそれぞれの心情に少しずつ触れていく(けれども完全には描かれない)話の展開は、物語に引き込む手法として好...
昔を懐かしみ、青春の苦さを味わう、という大人に向けの話なのかもしれません。いやー、小学生のときの花火の約束。なんでもできると思ってた子どもの頃の感覚がまぶしかった。 幼馴染たちそれぞれの心情に少しずつ触れていく(けれども完全には描かれない)話の展開は、物語に引き込む手法として好きな形でした。 消える前にみんなに挨拶するんだと、書いためんまの最後の交換日記。不覚にも少し目頭が熱くなりました。
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もともと秩父を訪れた時に、「あの花」の舞台として大々的に取り上げられていたため、気になって読んでみた作品でしたが、それはアニメの話で、原作にはほとんど秩父とわかる記述はありませんでした。 最後まで読んでも、ずっとひっぱっていた謎は、いまひとつクリアにならず、なんだかスッキリしま...
もともと秩父を訪れた時に、「あの花」の舞台として大々的に取り上げられていたため、気になって読んでみた作品でしたが、それはアニメの話で、原作にはほとんど秩父とわかる記述はありませんでした。 最後まで読んでも、ずっとひっぱっていた謎は、いまひとつクリアにならず、なんだかスッキリしませんでしたが、それがラノベの潮流なのでしょうか。 登場人物のキャラクター設定ははっきりとしており、性格はわかりやすかったです。 ただ、両親の描写など、彼らの目を通してしかかたられず、一面的でした。 誰もが実は背負いすぎるほどの傷やトラウマを追っている、「傷つきやすい少年少女」の図が浮き彫りとなりました。
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めんまの願いを叶えるため、「超平和バスターズ」の6人はあの頃の記憶をたどり始めます。そして、ロケット花火を打ち上げるという計画を進めていく中で、それぞれの時間が凍りついてしまうことになった「あの日」に、それぞれが直面することになります。 ユキアツと「つるこ」こと鶴見知利子(つる...
めんまの願いを叶えるため、「超平和バスターズ」の6人はあの頃の記憶をたどり始めます。そして、ロケット花火を打ち上げるという計画を進めていく中で、それぞれの時間が凍りついてしまうことになった「あの日」に、それぞれが直面することになります。 ユキアツと「つるこ」こと鶴見知利子(つるみ・ちりこ)、そして「ぽっぽ」こと久川鉄道(ひさかわ・てつどう)の3人は、それぞれの思惑から、もう一度「あの日」を再現することを計画します。それは、じんたんがめんまのことをどう思っているのか、確かめるというものでした。何も知らないじんたんは、今度もその場所から逃げ出そうとしますが、ぽっぽの叫び声に足を止められます。そして彼は、めんまへの気持ちをはっきりと告げることを決意します。 じんたんの告白によって、「あの日」からずっと止まったままだった6人の時間はふたたび動き始め、彼らはめんまに最後の別れを告げることになります。 6人の時間が動き始めたことをはっきり示した締めくくり方は気に入っています。ただ、やっぱりアニメ版あってのノベライズ版、という印象は拭えません。
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「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下)」 めんまのおねがい。 “めんまはみんなにやさしい。めんまはみんながだいすきなんだ” 子供の頃、死が互いを引き裂くなんて考えることが出来ない。子供の頃、人を好きだと言う事がどういう事か分からない。また、その気持ちをどうしてい...
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(下)」 めんまのおねがい。 “めんまはみんなにやさしい。めんまはみんながだいすきなんだ” 子供の頃、死が互いを引き裂くなんて考えることが出来ない。子供の頃、人を好きだと言う事がどういう事か分からない。また、その気持ちをどうしていいか分からない。めんまもじんたんもあなるもゆきあつもつるこもぽっぽもそれは同じ。 いつも誰かの為に泣いていためんまの願い事を叶える為動いていたじんたん達だけど、結局は、めんまに救われ、助けられていた。 学校に行き出したじんたん。じんたんへの気持ちをさらけ出し、本来の自分に戻ったあなる。じんたん、めんまに再会した事で変わり始めたゆきあつ(じんたん、あなるに比べればまだまだだが)。つるこもぽっぽもめんまに会えた事で、止まっていた時間が動き出す。 一人一人が罪や懺悔を背負い、互いと距離を保ち続けてきた数年を縮めてくれためんまは、いつもの笑顔ではなく、泣き顔で、最後は旅立っていく。そんな最後は、なんて悲しいんだろう。でもこれが、めんまが望んでいた結末なんだよね。 超平和バスターズは∞ずっと仲良し。
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やっぱり超平和バスターズは最強。アニメ版に比べて、エピソードの順番や場所が変わっていたり取捨があったりしますが、特に小説版ならではの交換日記のページが残り少なくなっていくにつれてのラストに向けた盛り上がりは期待通り。そして、めんまが残したみんなへのお別れのメッセージで完全に涙腺は...
やっぱり超平和バスターズは最強。アニメ版に比べて、エピソードの順番や場所が変わっていたり取捨があったりしますが、特に小説版ならではの交換日記のページが残り少なくなっていくにつれてのラストに向けた盛り上がりは期待通り。そして、めんまが残したみんなへのお別れのメッセージで完全に涙腺は決壊し、涙なしにめんまとお別れすることは出来ません。花火の扱いとか、めんまの家族の描き方とかアニメ版と大幅に異なる部分もありますがこれはこれで有りかと。もう一回アニメと映画を見たくなりました。
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アニメ再放送が見終わったので、おさらい程度に読みました。 上巻でも思ったことですが、アニメの内容補う程度です。 多分アニメを見ていない方にはわかりにくい所がある。またキャラクターの心理描写が少ない気もするので、分かりにくさに輪をかけてるかも…。 またアニメと微妙に話の流れが...
アニメ再放送が見終わったので、おさらい程度に読みました。 上巻でも思ったことですが、アニメの内容補う程度です。 多分アニメを見ていない方にはわかりにくい所がある。またキャラクターの心理描写が少ない気もするので、分かりにくさに輪をかけてるかも…。 またアニメと微妙に話の流れが違い、何故流れが違うのかと疑問に感じました。 と言うのも、めんまの家族のその後が小説版にはなく、扱いがちょっとぞんざいに気も。 上巻の感想でも書きましたが、内容をもうちょっと濃くして欲しかったなぁと感じました。
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