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スタートライン の商品レビュー

4.3

105件のお客様レビュー

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2012/09/23
  • ネタバレ

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喜多川 泰。先輩から頂いた著書を契機に大好きとなった著者。 またしても、沢山の言葉が心に残った。 「自分の心にブレーキをかけているのは、自分自身だって気づいていない。」 「医者でも、弁護士でも、学校の先生でも、その職業に就くことが『夢』なのではない。その職業に就いたあとで、それによってかなえることができる『何か』がある。その『何か』こそが夢だ。職業はその夢を実現するためのひとつの『手段』でしかない。」 「本気でやればなんだって面白い。そして、本気でやっているものの中にしか、夢は湧いてこない。」 この本では主に「夢」について書かれている。夢は結局のところ、「何をなしとげたいのか。」というもの。職業は一つの手段、それにも関わらず、その手段に囚われすぎている。そして、その手段を自分では手に入れることができないと分かってしまうと、夢も諦めてしまう。 でも、そうではない。あくまで一つの手段、他にも手段は沢山ある。 でも、その手段を見つけることは中々出来ない。それは、その手段を知っている人が周りに余りにも少ないから。 結局のところ、周りにいる人によって自分の可能性も狭めることになってしまう。 そこで、本書でも書かれていた教育の現場(学校)について考えてみた。小学校〜高校、常に日常は学校と家庭で埋め尽くされる。 そんな状態の時に、自らの夢や進路を求められる。 でも、常に2つの社会(家庭と学校)しか行き来していない学生は必然的に接する選択肢が少ない。そんな状態で一体どうやって、進路や夢が決まるのか。そして、どうしようもないからとりあえず大学へ行き、とりあえず就活をする。 このスパイラル… そして、そういった形で人生を歩んでいた人が、親になる。 選択肢をあまり知らないで働くことになった親、選択肢をあまり知らないで働くことになった教師、そういった人達で家庭と学校が構成されているのであれば…それに接する子ども達もまた少ない選択肢で進路を決める。 こういった形になってしまうのか、と考えた。 だから、僕も将来親になる。だから、そのときはいつだって沢山の選択肢を知っている親になりたい。子どもの可能性を伸ばす大人でありたい。 そして、自分の家庭だけでなく、多くの家庭もそうなったらいいと思う。だから、僕は今の自分たちの世代が将来親になった時に子どもの可能性を広げられるように、今の自分たちの世代に対して出来ることをしていきたい。 そう思わせてくれた一冊。 最後に、著者は 「自分にとっての本の価値は、その本を読んだあとに、何を成し遂げたかで決まるということです。」と言っている。 自分も具体的な行動に移そう。

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2012/09/16

心にぐっとくる言葉がちりばめられた本だった。この本に出会え嬉しかった。大切な1冊になりました。向かい風ばかりの私の生き方。胸を張っていいのだと自信をもらえた。大人ってええぞ。と言える大人になるために頑張る。

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2012/09/15

明日死んでしまうかのように生き、永遠に生き続けるかのように学べ!! 刺激的な本の世界に吸い込まれました(∩Д`*)

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2012/09/09

人生の「夢」に向かう男女の物語。子供の頃、「夢を持て」と励まされ、高校で「夢が無いからやる気がないんだ」と叱られ、大学で「夢みたいなこと言ってないで現実を考えろ」と諭され、そして自分が親になり子供に「夢を持ちなさい」と言う。夢に翻弄されるのが人生?

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2012/08/31

ようやく予約がまわってきて借りることができた。喜多川さんの本は好きだが、恋愛要素が多く、ちょっと違和感を感じた。言いたい事を伝えるための恋愛な感じがしてしまった。

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2012/08/19

喜多川泰さんの本は誰もが感じていることを分かりやすく、洗練された言葉で表してくれています。若者に読んで欲しい本。

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2012/08/15

今までいくつも読んできた 喜多川泰さんの最新作ということで迷わず購入。 これまでの「手紙屋」や「また必ず会おう、と誰もが言った」などで 語られる人生論を総括して振り返るような素晴らしい作品でした。 「夢」とは何か。 「家族を持って、安定した収入を得れる職業につき、家を建て...

今までいくつも読んできた 喜多川泰さんの最新作ということで迷わず購入。 これまでの「手紙屋」や「また必ず会おう、と誰もが言った」などで 語られる人生論を総括して振り返るような素晴らしい作品でした。 「夢」とは何か。 「家族を持って、安定した収入を得れる職業につき、家を建て人生を過ごす」 “幸せ”そうな家族のカタチ。 だが、そこに「夢」はあるのか。いつ死んでもいい、くらい、本気で追いかけたか。 それはカタチでは分からない気がする。 全ては自分の内側にある。外からの評判や地位・名誉ではない。 また、今回は今までよりも恋愛についての描写が多く、 特に「18歳のぼく」と「18歳のわたし」で綴られる、 大祐と真苗両者の視点からのリアルな感情は、読んでいるこちらまで2人を応援したくなってくる。 18歳の時の運命のいたずらも、ひとつの必然。 もし、本人達があの神社で再会していなくても、またどこかの講演会で再会を果たしていただろう。 2人の「夢」のベクトルと向きが会う確率を高め、結果再会してしまっただけの話だ。 今までの喜多川さんの作品に見られたような、挿絵(写真)は今回はなし。 あくまで読者の想像で物語を進めていくためだろう。 楽しみにしていたコーナーではあったが。 【ココメモポイント】 ・あなたが見たいと思う変化に、あなた自身がなりなさい。  P.15 ・たしかに、今、君がらんなっても何も変わらんかもしれん。  でも、君が生きておれば世の中は大きく変わるということを忘れちゃいかんぞ。  P.17 ・人間は平等だと思わないが、チャンスは平等にある。  (中略)チャンスだと気づいているのに、変化を恐れて動けなくなるのだ。  P.132 ・すべては、自分の責任。  P.140 ・本気でやれば何だって面白い。  そして、本気でやっているものの中にしか、夢は湧いてこない。  P.160 ・この本と出会ったから今の自分がある、という状態をつくらなければならない。  P.167  

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2012/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著者の傾向にしっかりと内容が沿った作品。 だからこそ一番最初に手にした【「また、必ず会おう」と誰もが言った】を超える感動は無い。 しかしながら ・小さい頃に抱く「夢」というものは本当の夢ではなく「職業」でしかない。 ・その職業に就くことが夢なのではなく、その職業に就いたことによって叶えることができる「何か」こそが「夢」。 など、ハッとさせられる言葉も何か所かある。 著者があとがきでも書いていたが、時代はまさに転換期。この時代を生きて先に繋げていかなければならない我々は、先代の知恵を大切にしながら新しい価値観を創造しなければならないし、そのような人材を育てる(?というより見守る懐の深さ)ことも必要になっていくのかな、と思った。

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2012/08/17

元同僚にすすめられて読む。 「簡単に手に入るものは、簡単に役に立たなくなる」… どこかで聞いたことがある…と思ったら,エチ先生の 「すぐ役立つことは,すぐに役立たなります」…でした。

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2012/08/02

喜多川さんらしい優しい物語です。どこか我々は「夢」と言うものを取り違えているきらいがありますが、それを優しく指摘し、警笛を鳴らしてくれています。この内容は教科書に載せて欲しいくらいです。いや、専門の科目を増やさねばなりませんね。 そして、どこか喜多川さんの既著『君と会えたから…...

喜多川さんらしい優しい物語です。どこか我々は「夢」と言うものを取り違えているきらいがありますが、それを優しく指摘し、警笛を鳴らしてくれています。この内容は教科書に載せて欲しいくらいです。いや、専門の科目を増やさねばなりませんね。 そして、どこか喜多川さんの既著『君と会えたから…』に似ていると思いつつ読み進めました。ストーリー途中で「どうして?」と納得が行かないシーンがあったのですが、最後まで読んでやっと安心できました! うちの娘も成長して、ようやく一緒に講演会へ行けるようになってきました。ちなみに、北海道の片田舎で宇宙開発をしている重松さん(仮名)の講演会にも、去年父娘で行ってますよ!これからもどんどん連れて行こうと思います。喜多川さん、ありがとうございます。

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