真実への盗聴 の商品レビュー
遺伝子治療によって聴覚が異常に発達した小春。 ブラック企業を退職し、長寿になれる治療法を開発した会社へ入ることを条件に子会社へ潜入する任務を請け負うことに。 超高齢化社会、若年層の低所得化、就職超氷河期…あり得そうな仮想の世界が舞台で自分事として捉えながら一気読みできた。
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現代のワクチン騒動に通じるテーマ。 ちょっとスティーブン・キングのファイアースターター(炎の少女チャーリー)を彷彿させる超能力もの。 このお話は味わいは絶品だった。
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近未来の遺伝子操作が現実化した世界を描いたSFサスペンス。全5章。 * * * * * 基本となるのは遺伝子治療なのですが、能力増強 ( もう改造人間レベル ) まで話は及びます。 また、高齢者の健康長寿化も検討されていてSF作品としての朱野さんの気合いが...
近未来の遺伝子操作が現実化した世界を描いたSFサスペンス。全5章。 * * * * * 基本となるのは遺伝子治療なのですが、能力増強 ( もう改造人間レベル ) まで話は及びます。 また、高齢者の健康長寿化も検討されていてSF作品としての朱野さんの気合いが感じられます。 さらに、就職氷河期によるブラック企業の横行の他、少子高齢化による年金制度破綻など、現代で不安視されているネタまで盛り込んだ興味深い設定は、さすが朱野さんです。 しかし小春の人物設定は、主人公としては弱いように思います。 千沙と2人足したとしても、主役に耐えうる存在感が不足しているのではないでしょうか。 また、潜入するASSの秘密結社ぶりや首魁の友原、黒幕の黒崎 ( 言動だけでなく名前まで、いかにも黒幕っぽい ) などのスタンスが中途半端で、緊迫感を感じさせるほどの不穏さが足りません。 結果、サスペンスとしての魅力に欠けているように感じました。 まだデビュー間もない頃の作品であり、その後の活躍はよく知るところなので、☆3つにしました。
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+++ 結婚して間もない七川小春は、勤め先のブラック会社を退職した。高齢化が進み年金負担が激増する社会で、小春は寿命遺伝子治療薬「メトセラ」を開発したアスガルズ社の採用に応募する。 じつは小春は19年前に受けた遺伝子治療の副作用で、聴覚が異常に発達していた。その秘密を知るアスガル...
+++ 結婚して間もない七川小春は、勤め先のブラック会社を退職した。高齢化が進み年金負担が激増する社会で、小春は寿命遺伝子治療薬「メトセラ」を開発したアスガルズ社の採用に応募する。 じつは小春は19年前に受けた遺伝子治療の副作用で、聴覚が異常に発達していた。その秘密を知るアスガルズ社の黒崎は、「メトセラ」の製品化を阻もうとする子会社に、小春をスパイとして派遣する。 +++ はっきりと時代は書かれてはいないが、どうやら近未来の物語のようである。遺伝子治療、年金破綻、格差拡大、極端な少子高齢化、そして、サプリメントのように気軽に服用できるという触れ込みの延命薬の実用化。どの要素も、本当にすぐそこまで迫ってきているような恐ろしさが、足元からひたひたとせり上がってくるような気がする。人としての幸せとはなんだろう、と考えさせられてしまう一冊である。
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ここまで耳が良すぎるのも大変だわ。 それを利用しようとする嫌なヤツも寄ってくるしね。 誰を信じたらいいのか? そう思ってしまう自分のことも嫌いになりそう。
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9歳のとき受けた遺伝子治療の副作用で聴覚が異常に発達したというシチュエーションも面白い。 しかし、年金問題。 長男坊が直面したばかりなので、真実味がある。 小春のおばあちゃまやご主人がとっても素敵。
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80:超高齢化が叫ばれる日本、増加する高齢者の生活を支えるための年金制度は破綻を目前にしていた。若者たちは高額な年金保険料を支払う義務があるが、いざ自分たちが年金受給の年齢に達したとしても、受給の見込みはない。高齢者は年金で悠々自適の生活、若者たちはワーキングプア状態に……という...
80:超高齢化が叫ばれる日本、増加する高齢者の生活を支えるための年金制度は破綻を目前にしていた。若者たちは高額な年金保険料を支払う義務があるが、いざ自分たちが年金受給の年齢に達したとしても、受給の見込みはない。高齢者は年金で悠々自適の生活、若者たちはワーキングプア状態に……という、どこかで聞いたようなシチュエーションの国が舞台です。 主人公の小春は幼いころ、難病の治療のために遺伝子改変治療を受け、そのために聴覚が異常に発達してしまった。その「能力」を買われ、事業者金融で取り立てに明け暮れる毎日。そんな生活が嫌で退職を決意した小春が耳にしたのは、寿命を延長する遺伝子改良薬「メトセラ」のニュースだった。「メトセラ」の開発は、かつて小春に投与された遺伝子改変薬を製造したのと同じメーカーで……。 前作「海に降る」がものすごく面白かったので作者買いしましたが、外れませんでした! 二転三転する物語、黒幕は、真の黒幕は誰だ、というミステリ的楽しみ方もできるし、クライマックスのシーンのノンストップ・アクションを楽しむこともできるし、軽めの社会派小説としても楽しめるし、おいしい一冊でした。キャラクターが主張しすぎないのもいい!
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主人公の七川小春は、普通の人の何倍もの聴力を持っている。9歳の時、遺伝子治療を受けたときからだ。 小春は就職氷河期に新卒で入ったブラック企業を強引に退職した。再就職のため面接に行ったのはアスカルズという製薬会社。アスカルズには落ちたが、その面接官であった黒崎に呼ばれ、子会社...
主人公の七川小春は、普通の人の何倍もの聴力を持っている。9歳の時、遺伝子治療を受けたときからだ。 小春は就職氷河期に新卒で入ったブラック企業を強引に退職した。再就職のため面接に行ったのはアスカルズという製薬会社。アスカルズには落ちたが、その面接官であった黒崎に呼ばれ、子会社への入社を勧められる。 だが、その役割は子会社ASSの内情を、その聴力で探ることだった。社長を中心としてアスカルズ本社に対抗する秘密結社があるというが……。 読み進めるうちに、アスカルズやASSの謎めいたところが興味をかきたてられていきました。年金問題や世代間の格差なども盛り込まれています。 就職もままならなかった若者と高度経済成長で、頑張れば収入がついてきた時代の人と意識の差も大きいのでしょう。
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※このレビューにはネタバレを含みます
結婚して間もない七川小春は、勤め先のブラック会社を退職した。 高齢化が進み年金負担が激増する社会で、小春は寿命遺伝子治療薬「メトセラ」を開発したアスガルズ社の採用に応募する。 じつは小春は19年前に受けた遺伝子治療の副作用で、聴覚が異常に発達していた。 その秘密を知るアスガルズ社の黒崎は、「メトセラ」の製品化を阻もうとする子会社に、小春をスパイとして派遣する。 (アマゾンより引用) 面白かったけど、いつかこんな社会になるんだろうかと思ったらちょっと怖いな(´・ω・`) この作者さんのお話、読みやすく分かりやすいから好きだな(*´∀`*)
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続きが気になって気になって、やっと読み終わった。 面白かった〜。でも、何がそんなに気になってたのかわからない。たぶん、話が面白いんだ。
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