真実への盗聴 の商品レビュー

朱野帰子【著】

2012/10/29

遺伝子治療とはタイムリーなテーマ。少女の頃に受けた治療で異常な聴力を身に着けてしまう女性が遭遇する医薬業界の黒い闇。
生命倫理は今後どのようになっていくのか、大いに疑問を持たざるを得ない。
しかしイマドキの若者の社会の中での生きつらさを痛感する。

2012/10/28

■あまりに面白くて一気読み。主人公の置かれた環境や舞台設定もこの発想は面白いしスピード感がある展開はかなり好き。

■後半からラストの謎解きがあんな風に冒頭のシーンと結びつくなんて思ってもみなかった。ちょっと甘いけど面白く読めたので★５つ。

■これ、映像化受けすると嵌まる作品だと思うのできっと近いうちにドラマか映画化されるんじゃないかと思うんだけど。

2012/10/12

それが近未来であっても、超未来であっても、ＳＦと云うモノが苦手なわたしは読み終えるのに苦労しました。

初読の作家さんでしたが、ＳＦと云うテーマを除いては非常に読み易く、プロットなどもわたしの好みではありました。

現在を舞台にした作品であれば、他作も読ませていただきと思えました。

2012/10/04

さらっと読めました。
面白かったです。
この人の本は、とても読みやすいです。

主人公のおばあちゃんがとてもいい味をだしていました。
こんなおばあちゃんが身近にいたらいいのに。

2012/09/04

寿命を100歳まで延ばす遺伝子治療薬「メトセラ」をなき物にしようとする謀略を阻止すべく、19年前に受けた遺伝子治療の副作用で聴覚が異常に発達した七川小春はスパイになって…。前作「海に降る」と比較するとあまりにもチープ。高齢化社会、ワーキングプアと言った昨今の社会問題を取り上げてはいるものの、その切り込み方はいささかお粗末と言わざるを得ません。ラノベ的な表紙も頂けません。

2012/08/09

ストーリー展開が早く、読みやすかった。布石や謎がどう拾われ、関係していくのかを考える楽しみと、生物を学ぶ者として、遺伝子治療や生命倫理について自分ならどう考えるのかについての楽しみがあった。