本ボシ の商品レビュー
久々曽根先生。 テーマが図地反転なので、 最終的な犯人がどうとかに重きを置いてない? 確かにそれまでの展開を考えると オチは尻すぼみ感は否めない。 けどやっぱり文体が合ってるのか サクサク読めて楽しかった。 普段短編しか読まない自分からしたら、 結構な文量があったのでしばらく積...
久々曽根先生。 テーマが図地反転なので、 最終的な犯人がどうとかに重きを置いてない? 確かにそれまでの展開を考えると オチは尻すぼみ感は否めない。 けどやっぱり文体が合ってるのか サクサク読めて楽しかった。 普段短編しか読まない自分からしたら、 結構な文量があったのでしばらく積読状態だったけど、 2泊3日の福井1人旅行でちょうど読み切った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
連続幼女殺害事件の犯人逮捕に苦戦をし、やっとの思いで容疑者に辿り着き、逮捕をした警察たち。 刑事の勘、容疑者の怪しい態度、過去の容疑など疑うポイントは山ほどあるが決め手がない。 最終的には自白をもぎとったものの、達成感を味わう主人公に横槍がはいる。 本当に逮捕したのは真犯人なのか。 2年後、また同様の事件が起きる。 この2件だけではなく、昔の事件も別で犯人がいるのでは? 疑惑にかられ調べてば調べるほど怪しい点が出てくる。自分が過去に巻き込まれた事件も本当は…? 最後の終わり方がびっくり。 結局真犯人も宇津木も資産家の遺族に始末されたのか…? こんな冤罪は本当にあるのだろうか。
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一気に読めなかったので長かった… 先に大どんでん返し的なものはないとわかっていたものの 結局最後までなんやかやで読了 結構冤罪事件ネタとか好きかも 曽根圭介さんは確か『鼻』とか印象に残ってて なんか全然内容違った 最後読み切ったあとに、 「なるほど〜〜!!だから『図地反転!!』」...
一気に読めなかったので長かった… 先に大どんでん返し的なものはないとわかっていたものの 結局最後までなんやかやで読了 結構冤罪事件ネタとか好きかも 曽根圭介さんは確か『鼻』とか印象に残ってて なんか全然内容違った 最後読み切ったあとに、 「なるほど〜〜!!だから『図地反転!!』」 となってスッキリしたかった感あったけど うまくつながらなかった
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曽根圭介先生の作品 8冊目読了。 伏線が随所に散りばめられてあり、読みごたえがある小説だった。 元警察官の宇津木が本ボシ"に辿り着くとは思わなかった…
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河原で幼女の全裸死体が発見されて、初めて捜査本部に詰めることになった一杉研志。目撃情報から浮かび上がったのは、とかく噂の絶えない小学校教師。その不敵な容疑者が取調官の説得に落ちた瞬間、事件は解決した…。しかし2年後またもや起きた幼女殺害事件に、研志の過去までが甦る。
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- ネタバレ
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2017/3/11 グイグイ読んじゃう。 危なっかしくて。 でも最後それ?結局どうなった? 望月氏は冤罪として加賀美は? 証人を襲わせたのは加賀美やろ? この後どうなったんやろ? 宇津木はどこ行った? 冤罪ってさ、この望月氏みたいなのはホントに同情するし警察に怒りも覚えるんだけど、現実に見るとどうしてもこのパターンとは思えないものがあるのよね。 警察がミスって証拠を認められなかったとかやとそんな奴外に出してくるなよ~としか思えない。 しかもそんな奴に賠償金とかアホらしいし、もしその人が身近に来たとき避けるよな~ で、望月氏のような人との違いがわからない。 1回逮捕されたら終わることがたくさんある。 だからホンマもんの冤罪はアカン。 避け方わからんけど。 普段、名探偵モノなどを好んで読んでいる私はあの冴えない太ったやる気の無い彼が最後に大活躍するのだろうとつい思ってしまった…
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小説やドラマの世界でありがちなパターン。 警察の権威やメンツを守るためには、真の犯人かどうかは二の次。 絶対に守らなければならないのは「捜査は間違っていない!!」ということだけ。 誰のための警察なのだろう? 犠牲となった者は浮かばれない。 遺族も、ずっと犯人でもない人間を怨みなが...
小説やドラマの世界でありがちなパターン。 警察の権威やメンツを守るためには、真の犯人かどうかは二の次。 絶対に守らなければならないのは「捜査は間違っていない!!」ということだけ。 誰のための警察なのだろう? 犠牲となった者は浮かばれない。 遺族も、ずっと犯人でもない人間を怨みながら生きていかなければならない。 結局真犯人は誰だったのか。 それはこの物語にとって些細なことでしかない。 「間違いと認め正すことが出来るのか」 それこそが曽根さんの言いたかったことのような気がする。 出来れば続編を書いてほしい。 何とも中途半端なまま幕を閉じた物語を、どこかですっきりと終わらせてほしい。
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犯罪被害者の刑事が暴く真実……とはいえ、終わり方が「これからスタート」系じゃん。元刑事の行方はわからんし、刑務所に入っていた冤罪被害者の本心はわからんし。途中までいいリズムだったのに、ラストがなー。続きあんのか?
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大どんでん返しがあるのかな~と期待していたけど、特になし。静岡県東部が舞台の中心となるので、このあたりに住んでいるのであれば一度は読んでみても、損はないとは思います。ドラマ「ごめんね青春」的な、内容は薄いけどご当地ネタで盛り上がるような感じで。 警察の取り調べに関する問題も浮き出...
大どんでん返しがあるのかな~と期待していたけど、特になし。静岡県東部が舞台の中心となるので、このあたりに住んでいるのであれば一度は読んでみても、損はないとは思います。ドラマ「ごめんね青春」的な、内容は薄いけどご当地ネタで盛り上がるような感じで。 警察の取り調べに関する問題も浮き出てきている。200p~から、取り調べに望む警察官としての矜持が格好良く語られているけど、それは現実でも言われそうな言葉だと思うし、こういう考えがあるから解決できた事件もあるのかもしれないけれど、やっぱり「推定有罪」の原則をたどるしか、人間による過ちを防ぐ方法はないと思うのだよね・・・ 「被疑者が落ちる瞬間ってのはな、空気が張り詰める。ペンの転がる音、瞬き一つで、流れが変わる。それほど、微妙なもんなんだ。部屋の中は、塵一つまで、完全に俺がコントロールする。誰にも、邪魔はさせねぇ」p202
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2015年、44冊目は長らく積読だった曽根圭介。 あらすじ:静岡県警富士署、一杉研志巡査部長は沼津署管内で起こった幼女死体遺棄事件の捜査本部へ応援で詰めることとなる。事件は元小学校教師の自供で一応の解決を迎える。しかし、元刑事、宇津木は一杉に一枚の紙を渡す。そして、二年後、また...
2015年、44冊目は長らく積読だった曽根圭介。 あらすじ:静岡県警富士署、一杉研志巡査部長は沼津署管内で起こった幼女死体遺棄事件の捜査本部へ応援で詰めることとなる。事件は元小学校教師の自供で一応の解決を迎える。しかし、元刑事、宇津木は一杉に一枚の紙を渡す。そして、二年後、またしても幼女殺害事件が起こる。 500p弱、久々、一気読み。面白かった。『熱帯夜』の複数視点が織り成す展開、今回も叙述トリック系かと思いきや、どちらかと言うと、『沈底魚』に近い感触。冤罪を絡めて、警察機構(日本の行政機構)に対しての辛辣さが表れてる。 ラストは「えっ?コレで終わるの?」と思うかもしれないが、読んだそれぞれの人がそれぞれの展開を考えさせるような造り。自分は、逆にこの終わり方がシックリきてる。一杉が一皮剥けて、ネクスト・ステップに踏み出す感じが出てると思う。まぁ、好み分かれる大きなポイントだとも思うけど……。
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