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まんが トキワ荘物語 の商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2023/12/17

十二人の漫画が読める。これで、760円(税抜き)は安すぎる。 トキワ荘に関連する作品が掲載。この中から自分に合う絵柄を見つけ其の作家の作品を読めば良い。 寺田ヒロオは、物凄く頼りになる人。 石ノ森章太郎は、物凄く映画を見る人。

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2023/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『漫画たちの戦争』でちばてつや氏を知り 『屋根裏の絵本かき』でトキワ荘メンバーや赤塚不二夫氏の若いころを知り 『まんが道』で他メンバーや寺さんの存在をしり。。 鶏が先か卵が先か論争があるけれど 凄いメンバーが集まったのか、このメンバーで過ごしたことで作品が生み出されたのか。。 どの年代でどの人と出会うか、タイミング次第で無数の未来が枝分かれするのだろうなぁ。。 職場が一番長く接するわけだけれど、職場メンバーが友人というのは羨ましい。 巻末の座談会に赤塚氏が欠席なのがええ~という感想。 調べたら赤塚氏の両親や寺田氏の晩年が哀しい。。 ミュージアム化しているそうで、行ってみたい。 手塚治虫 →短いが、さすがの構成力。 藤子不二雄A →F氏の作品はないのかな。。メンバー紹介あり、日常の一幕あり。 寺田ヒロオ →彼の存在が一番だったのじゃないだろうか。作品や単行本が読めないのが切ないなぁ。。 鈴木伸一 →楽しそうな話し合い。 赤塚不二夫 →何とも初々しいイメージの青年がどうしてああなった。。??? 最後のセリフにじ~んとする。 水野英子 →石ノ森章太郎氏のお姉さんや赤塚不二夫氏のお母さんも登場。七か月さぞ濃厚な日々だったろうな。。 つのだじろう →通い組もいたのか、人脈って面白い。 永田竹丸 →当時の編集者も今とはまた違う接し方だったのだろうか。。 森安なおや →特徴的なイラスト。座談会では普通に馴染んでたっぽいが。。 よこたとくお →石ノ森氏と赤塚氏のコンビが可愛らしい 長谷邦夫 →赤塚氏のブレーンだったそうで。こちらも通い組 石ノ森章太郎 →セリフが一切ない。。アニメやヒーローもので知っていたので漫画自体を読んだことは無かったけれど、手塚氏の作風を思い出す。 皆、健康的な生活とは程遠かったのだろうか。 60代で亡くなっていたりして。。。 でも読んでいると楽しそう、という感想が一番に浮かんでしまう。

Posted byブクログ

2022/11/27

 トキワ荘は、すごい人が集まった特別なアパートだと思っていたが、自分の学生時代と同じ匂いがした。寝食も忘れて好きなことに没頭したり、はたまた講義が頭に入らないほどお腹を空かせていたりした学生時代がよみがえり、胸が締め付けられた。

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2022/05/10

トキワ荘に住んだことのあるマンガ家によるオムニバス。どの作品の絵柄にも手塚の影響を感じた。その手塚の作品は安定の出来。石ノ森章太郎の、セリフが一切ない作品にキレを感じた。 それにしても、世話好きな寺田ヒロオは損な役回りだ。Wikipediaの「寺田ヒロオ」を読んでやりきれない気...

トキワ荘に住んだことのあるマンガ家によるオムニバス。どの作品の絵柄にも手塚の影響を感じた。その手塚の作品は安定の出来。石ノ森章太郎の、セリフが一切ない作品にキレを感じた。 それにしても、世話好きな寺田ヒロオは損な役回りだ。Wikipediaの「寺田ヒロオ」を読んでやりきれない気持ちになった。時代に適応できなかった悲哀を感じた。他人事ではないし、そんな人たちはたくさんいるだろう。

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2021/04/09

手塚治虫以下トキワ荘グループがトキワ荘を振り返る漫画集。どれも興味深いが、F先生がいないのは立派だと思う。ただ巻末の座談会では出席していて、A先生曰く当時のF先生は対人恐怖症だったとのこと。親近感が湧く。 というか「まんが道」がいかにAのバイアスがかかっているかがよくわかる。藤子...

手塚治虫以下トキワ荘グループがトキワ荘を振り返る漫画集。どれも興味深いが、F先生がいないのは立派だと思う。ただ巻末の座談会では出席していて、A先生曰く当時のF先生は対人恐怖症だったとのこと。親近感が湧く。 というか「まんが道」がいかにAのバイアスがかかっているかがよくわかる。藤子と石森がずば抜けていたのは間違いないようだ。 他方、赤塚不二夫やつのだじろうの劣等感も面白い。寺田ヒロオや他の作家たちは歴史の闇に消えていってしまうわけだが、彼らを発掘するのもぼくの仕事だろう。

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2020/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

藤子Aの「まんが道」読後、ウェブで調べたり市川準監督「トキワ荘の青春」を見たりして、本人たちによるエッセイや研究所に手を出す手前の繋ぎとして、うってつけだと思って購入。 が、うーん……。 各人、漫画自体のクオリティもいまひとつ。余技という感じ。 手塚のアイデアも高級とはいいがたいし、寺田ヒロオの漫画が読めただけでもよしとするか、いや石ノ森章太郎は凄みがあるぞ、水野英子の視点もよい、あとは時代がかっているかな、というくらい。 この新書の親本は1983年と本の中に書かれている。 もとは1970年頃にこぞって描かれた「COM」の企画ものだったみたい。 まあ企画への寄稿だから、余技になってもやむなしか。 雑誌掲載から一冊にまとめられるまで10年以上経っている。 1970年当時で取り壊し云々と言われているので、その後十年くらいあれこれあったんだろう。 この雑誌掲載が後の神話化の種になっている、そして「まんが道」の出発点になったと思えば、いいかも。

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2020/07/24

最近、椎名町に再建されたトキワ荘に行く機会があり、そこで紹介されていた水野英子さんの作品の続きが読みたくなり手に取った。 1969〜70年にかけて『COM』誌に掲載された漫画と対談の翠楊社版の復刊である。手塚治虫さん、藤子不二雄Aさんら、一線で活躍し続けた人たちの作品はさすがに一...

最近、椎名町に再建されたトキワ荘に行く機会があり、そこで紹介されていた水野英子さんの作品の続きが読みたくなり手に取った。 1969〜70年にかけて『COM』誌に掲載された漫画と対談の翠楊社版の復刊である。手塚治虫さん、藤子不二雄Aさんら、一線で活躍し続けた人たちの作品はさすがに一味違う。中でも石ノ森章太郎さんの作品は異彩を放っている。 70年雑誌収載のトキワ荘組(と大家さん)による対談は終始明るいが、トキワ荘組のすべてが漫画家として成功したわけではない。その後、筆を折りメンバーとの交流を断った方もいる。それは本書で描かれた漫画からも少しだけうかがえる。それでもやはり、藤子Aさんの『まんが道』や本書のような記録を見て、自分の青春時代と照らし合わせ、心が熱くなる。

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2018/10/12

伝説のトキワ荘と関わりのあった漫画家たちの、トキワ荘をテーマにしたマンガ集。それに加え、対談も収められている。 復刊書だけあって、この対談には、その後あまり目にすることにないテラさんや藤本先生も参加しており、それだけでも興味を惹かれた。(恐らく後年であろうが、)藤子不二雄は、一...

伝説のトキワ荘と関わりのあった漫画家たちの、トキワ荘をテーマにしたマンガ集。それに加え、対談も収められている。 復刊書だけあって、この対談には、その後あまり目にすることにないテラさんや藤本先生も参加しており、それだけでも興味を惹かれた。(恐らく後年であろうが、)藤子不二雄は、一人一部屋借りていたんだ、とか、いろいろと発見もあったりする。 漫画自体には、ちょっと「??」というものもあるが、それも含めて面白い。石ノ森氏の漫画は、セリフなしであるが、その分圧倒される。 [more] 手塚 治虫 (著), 赤塚 不二夫 (著), 森安 なおや (著), 寺田 ヒロオ (著), つのだ じろう (著), 水野 英子 (著), よこた とくお (著), 鈴木 伸一 (著), 永田 竹丸 (著), 長谷 邦夫 (著), 藤子 不二雄A (著) 内容紹介 「机もなんにもない部屋で売れないまんがをセッセと毎日かいていた。トキワ荘はまんがの宝庫だった。生きた まんがの参考書がゴロゴロいるのだ。まんがのことでいきづまると先輩の部屋へおしかけ、相談した。毎夜集ま って夜明けまでまんがを論じあった」(赤塚不二夫) 昭和三十年代初め、東京・豊島区椎名(しいな)町(まち)の二階建て木造アパート「トキワ荘」。入居していた手塚治虫を慕う、若く才能のある漫画家たちが次々と引っ越してきて、「トキワ荘」はいつしか少年マンガ揺籃(ようらん)の地となっていった。 住人であった漫画家たちが、それぞれの作品で当時の思い出を綴(つづ)る貴重な記録――待望の復刊! 出版社からのコメント 伝説の漫画短編集の、待望の復刊! 昭和の時代を記録する資料としても重要な本書は、長く入手不可能となっており、マニア垂涎の本でした。 手塚治虫ほか計12人の力作をお楽しみください。

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2014/06/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【メモ】 ・トキワ荘の住人と通い組がそれぞれの思い出を短編として描いている ・タッチもコマ割りも「笑わせようとして描いてるポイント」も現代の派手な漫画と全然違うんだな!と思った。正直、わかりにくいな、と思ってしまった漫画もある ・日本の漫画のご先祖様を拝むような気持ち ・一日ひとつアイデアを出す、一日ひとつ4コマを描くと決めてがんばるってやっぱりすごいと思う・・・ ・大作家の人でも最初は安い原稿料だったのだ。そんなとき「仕事」はただ待っていても来ない。工夫と努力で狩りに出て捕ってくるもの。一緒に狩りに出られる仲間がいるのはすごく素敵な事だ!

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2013/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前住んでいた事のある椎名町にあったトキワ荘。 そこは漫画家の聖地のような場所だったらしい。 トキワ荘に住んだことのある漫画家達が その歴史を描いている。 夢の生まれるアパートだったんだなぁ。

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