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まんが トキワ荘物語 の商品レビュー

3.9

12件のお客様レビュー

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2012/08/16

言わずと知れた昭和を代表する漫画家たちの聖地、トキワ荘に集った仲間たちが当時を振り返って書いた漫画と、座談会。 1983年に出版された本の復刻である。 作品を寄せた漫画家は、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄A、鈴木伸一、水野英子、赤塚不二夫、つのだじろう、永田竹丸、森安なおや...

言わずと知れた昭和を代表する漫画家たちの聖地、トキワ荘に集った仲間たちが当時を振り返って書いた漫画と、座談会。 1983年に出版された本の復刻である。 作品を寄せた漫画家は、手塚治虫、寺田ヒロオ、藤子不二雄A、鈴木伸一、水野英子、赤塚不二夫、つのだじろう、永田竹丸、森安なおや、よこたとくお、長谷邦夫、石ノ森章太郎。 トキワ荘を舞台にした漫画の話は、藤子不二雄Aの「まんが道」が一番詳しいが、どうしても彼の視点から限定になるため、それ以外の当事者たちの視点から描かれた作品は貴重であり、とても面白い。 それぞれのお互いへの思い、漫画への温度差、皆で共通して守ろうとしていることとか...手塚治虫への思慕なんてのは、例え手塚から嫌な思いをしても揺らがないもの、守るべきものだったことが今となってはよく分かる。 漫画に描かれないけれども私の知りたいことは、 ①寺田ヒロオが失意のもとにトキワ荘を去ったその後(まぁ寂しかったらしいが...) ②赤塚不二夫はいつからあんなになったのか?作品中ではとても美少年なのに...。 ③つのだじろうはとてもとても真面目な青年だったのに、何をきっかけにオカルトに走ったのか?? 座談会は、物故者も元気に話しているから、1983年近辺のものかな。 それから早30年。 この本が出た頃の、更にその後の彼等の人生について、誰か解説してくれても良さそうなもの。 それがないため、星1つ減点です。

Posted byブクログ

2013/06/14

1983年に翠楊社から刊行された『トキワ荘物語』の再編集版。 元の本は未読なので新鮮な感動。 但し、長谷邦夫「椎名町奇譚」のみ『パロディ漫画大全』で既読。 1969~1970年に『COM』に掲載された、関係者の回想録(マンガ)と座談会の内容を纏めたもの。 石ノ森章太郎「トキワ荘物...

1983年に翠楊社から刊行された『トキワ荘物語』の再編集版。 元の本は未読なので新鮮な感動。 但し、長谷邦夫「椎名町奇譚」のみ『パロディ漫画大全』で既読。 1969~1970年に『COM』に掲載された、関係者の回想録(マンガ)と座談会の内容を纏めたもの。 石ノ森章太郎「トキワ荘物語」が、 吾妻ひでお「SF大会の夜~冷たい汗」(アズマニア②収録)の 元ネタだったことを知って、やっと納得がいった(笑)

Posted byブクログ